監修者プロフィール

人物

神田 和幸(NPO手話技能検定協会理事長)

神田 和幸 ( Kazuyuki Kanda )

東京都大田区在住
昭和23年3月生まれ

・特定非営利活動法人手話技能検定協会 理事長
・中京大学 名誉教授

学位:博士(学術)

学歴・経歴

昭和45年3月 早稲田大学第一商学部卒業(商学士)
昭和48年3月 青山学院大学文学研究科英米文学専攻修士課程修了(文学修士)
昭和51年3月 青山学院大学文学研究科英米文学専攻博士課程単位修了満期退学
昭和51年4月 目白学園女子短期大学英文科専任講師
昭和57年4月 Adjunct Professor, California State University Northridge California, USA
昭和58年4月 東日本ビジネスアカデミー英語学科長
昭和59年4月 日本福祉大学非常勤講師、名城大学非常勤講師
昭和61年4月 東海産業短期大学英語科助教授
昭和63年10月 中京大学教養部教授
平成20年4月 中京大学国際教養学部教授(改組)
平成25年3月 中京大学国際教養学部教授退任
平成25年4月 鹿児島市水族館公社研究統括者
平成26年4月 京都工芸繊維大学拡張コミュニティエイド研究センター特任教授 
平成29年4月 豊田工業高等専門学校客員教授
平成30年4月 国立民族学博物館外来研究員
令和5年3月 国立民族学博物館外来研究員 退任

所属学会

電子情報通信学会(福祉工学研究会)
ヒューマンインタフェース学会
歴史言語学会

学界及び社会における活動等

厚生省手話通訳認定に関する委員会委員及び厚生大臣認定手話通訳士技能試験幹事委員(昭和63年-平成10年)
日本手話学会会長(平成4年-平成18年)
電子情報通信学会第3種委員会手話工学研究会委員長(平成7年-平成10年)
特定非営利活動法人手話技能検定協会理事長(平成12年-現在に至る)
著書「<不思議>に満ちたことばの世界」(共著・開拓社 2017年)
著書「手話の言語的特性に関する研究」(単著・福村出版 2010年)
編著書「総合プロセーシス学の諸相」(編集/共著・ユニオンプレス 2014年)
編著書「基礎から学ぶ手話学」(編集/共著・福村出版 2009年) 他8点
学術論文「電子手話標本とその試作 ― 基本語彙編 ―」(ヒューマンインタフェースシンポジウム 2014年) 他
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研究業績一覧

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No. 著書、学術論文等の題名
(著者名)
発表機関紙等の名称
巻、号、頁、DOI
発表年
(西暦)
概要
[学位論文]
1 手話の言語学的特性に関する研究
-手話電子辞書のアーキテクチャ-
神田和幸
京都工芸繊維大学 2009 40年に渡る国内外の手話学の音韻論、形態論、統語論の成果をまとめ、それを基礎とする日本手話学の確立を目指した。また形態論的視点からの独自の日本手話文法を提案した。その手話工学的応用の実践として未来型電子辞書のアーキテクチャを提案し、従来の手型、位置、動きというカテゴリー順は逆順の階層性に尤度があることを指摘した。

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No. 助成金名 期間 研究者 題名 概要
[外部資金実績]
1 文部科学省科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽) 平成30~令和2年度(4年度まで延長) 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉 「新手話学の構成素の実証的検証研究」 像素の構成要素として運動体と運動という概念を提案し、工学的利用に適していることを検証した。
2 文部科学省科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽) 平成30~令和2年度 研究代表者 木村勉,分担者 神田和幸 「手話認識システムを利用した手手辞典の開発と手話による百科事典の提案」
3 文部科学省科学研究費補助金挑戦的萌芽研究 平成27~28年度 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉 「日本手話の源流を探るための離島手話学術調査」「新手話学の構成素の実証的検証研究」
4 文部科学省科学研究費補助金挑戦的萌芽研究 平成26~27年度 研究代表者 木村勉,分担者 神田和幸 「モーションキャプチャによる未教育聾者ホームサインのアーカイブの作製」
5 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B) 平成23~26年度 研究代表者 木村勉,分担者 神田和幸 「手話表記統一フォーマットの提案とそれを用いた聴覚障がい者向け支援システムの開発」
6 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A) 平成23~25年度 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉 「形態論的日本手話文法研究とその応用の研究」
7 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A) 平成20~22年度 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉 「手話形態素辞書作成とその応用の研究」
8 文部科学省科学研究費補助金特定領域研究 平成16~18年度 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉 「情報福祉の基礎」研究代表者 市川 熹, 計画研究(エ)「聴覚障害者の情報支援ニードの実態調査と認知学的見地からの提言」
9 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A)(1) 平成14~17年度 研究代表者 神田和幸,分担者 木村勉他 「コーパスと統計的手法を用いた手話解析とその手話教育への応用の研究」
10 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A)(2) 平成11~12年度 研究代表者 神田和幸 「手話電子化辞書拡充とその実用化のための総合的研究」

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No. 書名 出版社 出版年 単著・共著・掲載誌
[著書]
1 <不思議>に満ちたことばの世界 開拓社 2017 共著
2 総合プロセーシス学の諸相 ユニオンプレス 2014 編者・共著
3 手話の言語的特性に関する研究 福村書店 2010 単著
4 基礎から学ぶ手話学 福村書店 2009 編者・共著
5 手話 朝倉書店 2005 中島平三編『言語の事典』
6 手話のおもしろさ 大修館 2000 月刊『言語』8月号
7 手話の文法 大修館 2000 月刊『言語』8月号
8 手話の形態論 大修館 2000 月刊『言語』8月号
9 手話とはどういう言語か 大修館 1998 月刊『言語』4月号
10 ろう文化を考える 青土社 1996 月刊『現代思想』Vol24-25
11 基礎からの手話学 福村出版 1995 共編者・共著
12 手話学講義 福村出版 1994 単著
13 手話通訳の基礎 第一法規 1991 編者・共著
14 日本手話電子辞書 岩谷産業 1990 単著CD出版
15 American Hands 全日本ろうあ連盟 1989 単著VHS出版
16 新しい手話Ⅰ 全日本ろうあ連盟 1989 共著
17 日本手話方言調査 全日本ろうあ連盟 1988 単著
18 Japanese Sign Language McGrow-Hill Book 1986 共著 Gallaudet Encyclopedia of Deaf People and Deafness
19 指文字の研究 光生館 1986 単著
20 手話入門 三省堂 1986 共著「ことばと人間」
21 わたしたちの手話5巻~10巻 全日本聾唖連盟 1986 共著
22 トータルコミュニケーション 日本放送出版協会 1985 共著
23 手話と文化 文化評論出版 1981 訳書

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No. 著書、学術論文等の題名
(著者名)
発表機関紙等の名称
巻、号、頁、DOI
発表年
(西暦)
概要
[辞書]
1 Gallaudet Encyclopedia of Deaf People and Deafness
(Japanese Sign Language)
Kazuyuki Kanda
McGrow-Hill Book Company
pp.1013-1015
1986
2 「言語の辞典」
中島平三編
(手話)神田和幸
朝倉書店
pp.217-233
2005

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No. 論文題名 著者 掲載誌 巻数 ページ 年号
[学術論文]
1 新手話学の分類辞(CL)の研究 神田 SCA20-21 1 pp.25-28 2022
2 "音声データからの自動アノテーション付記法の提案
-手話の機械認識研究の1ステップ-
神田 SCA20-21 1 pp.41-49 2022
3 手話認識機能を備えた手話辞書システムの開発 木村・神田 信学技報vol. 120 no. 419 WIT2020-39 pp. 53-58 2021
4 ディープ・ラーニングを用いた手話認識に関する研究~手話文からの単語認識 ~ 磯谷 ・木村 ・神田 信学技報vol. 120 no. 419 WIT2020-38 pp.47-52 2021
5 類似手話語彙の平面データによる光学的識別法(1) 木村・神田 SCA19 1 pp.1-4 2020
6 手話の親族名称の変遷(1) 神田 SCA19 1 pp.5-8 2020
7 類似手話語彙の平面データによる光学的識別法(2) 神田・木村 SCA19 1 pp.9-12 2020
8 手話観の系譜 神田 SCA19 1 pp.18-23 2020
9 新指文字の提案 神田 SCA19 1 pp.24-28 2020
10 手話の民間語源の発生の検証―<ありがとう>の歴史的変化 神田 SCA19 1 pp.29-34 2020
11 手話の進化論と深層学習の応用 木村・神田 SCA19 1 pp.39-47 2020
12 手話研究のパラダイム変換 神田 SCA19 1 pp.48-56 2020
13 機械学習を用いた手話認識に関する研究 髙橋・木村・神田 信学技報vol. 118 No. 440 pp.59-64 2019
14 "描素の構造
―新手話学の演繹的アプローチ―
神田・木村 信学技報vol. 118 No.440 2019
15 "Sign Language Recognition through Machine Learning by a New Linguistic Framework T. Kimura and K. Kanda "Association for the Advancement of Assistive Technology in Europe 2019, Proceedings S144-S145 2019
16 "類似手話語彙の平面データによる光学的識別法(1)
―特徴点の抽出と遷移の検証―
木村・神田 第18回情報科学技術フォーラム K-031,Vol.3 pp.369-372 2019
17 "類似手話語彙の平面データによる光学的識別法(2)―平面データと立面データの比較― 神田・木村 第18回情報科学技術フォーラム K-032,Vol.3 pp.373-376 2019
18 機械学習を用いた手話認識 髙橋・木村・神田 SCA18 1 pp.1-2 2019
19 機械学習むけ手話動画の収集 木村・髙橋・神田 SCA18 1 pp.3-4 2019
20 ストーキー理論再考 神田・木村 SCA18 1 pp.5-12 2019
21 新手話学における像素の構造 神田・木村 SCA18 1 pp.13-25 2019
22 スマートフォンを用いた聴覚障がい者向け情報保障システムの構築と評価 木村・高橋・神田 情報処理学会デジタルプラクティス 8(1) pp.73‐83 2018
23 AI に対応できる手話学:新手話構成素の提案 神田・木村 SCA2017 1 pp.1-15 2018
24 朔望手話synodic signs の基本概念 木村・神田 SCA2017 1 pp.16-22 2018
25 朔望手話の収集と聴覚障害児童および教育者向け学習支援システムの提案 木村・神田 SCA2017 1 pp.23-26 2018
26 日本手話・日本手話辞典の開発と日本語・日本手話事典の提案 木村・神田 SCA2017 1 pp.27-30 2018
27 手話の指さしと日本語のコソアド系の分析―mocap data による動作学的分析― 木村・神田 SCA2017 1 pp.31-36 2018
28 手話のAI 社会言語学 神田・木村 SCA2017 1 pp.37-48 2018
29 手話の変遷モデルと源流調査 神田・木村 第130 回ヒューマンインタフェース学会研究会 Vol.18 No.1 pp.41-44 2016
30 離島における聾者ホームサインのデータ収集に関する調査報告 木村・神田 第130 回ヒューマンインタフェース学会研究会 Vol.18 No.1 pp.45-48 2016