嘉祥の日─旧暦6月16日に込められた「厄除と招福」の和のこころ
私たちが日々見ている暦の裏側には、現代ではあまり知られていない古い行事や風習が数多く刻まれています。そのひとつが、旧暦6月16日に行われていた「嘉祥(かじょう)の儀」です。これは、宮中や武家、庶民にまで広がった厄除と招福の祈りを込めた風習であり、今日でも和菓子文化や年中行事にその面影を残しています。 嘉祥の儀の起源は、平安時代の承和15年(848)6月16日にまでさかのぼります。この年、疫病が都に・・・
社会と技術と思想の交差
7月10日は国際社会や科学技術の発展を語るうえで見逃せない数々の出来事が重なっています。平和と戦争、希望と警鐘。人類の営みが、大空や宇宙を舞台に繰り広げられた記憶が、確かにこの日に刻まれているのです。 まず1940年7月10日に始まった「バトル・オブ・ブリテン(イギリス本土航空戦)」です。これは第二次世界大戦において、ナチス・ドイツの空軍(ルフトバッフェ)がイギリス本土への本格的な空襲を開始した日・・・
米国の平等主義の原点
アメリカの「平等」の礎を築いた日である1868年7月9日に、アメリカ憲法修正第14条が批准されました。この日は、アメリカ合衆国の歴史において極めて重要な意味をもつ一日です。この日、アメリカ憲法修正第14条が批准され、「すべての人間が法の下に平等である」という理念が、初めて明確に憲法に刻まれました。この改正条項は、南北戦争後の再建期における政治的・社会的改革の中心的な柱であり、今日に至るまでアメリカ・・・
July 4th(ジュライ・フォース)
7月4日といえば、アメリカにとって最も重要な祝日のひとつ、独立記念日(Independence Day)」です。この日は、1776年にアメリカがイギリスからの独立を宣言した日として、アメリカ国内では盛大な祝賀行事が行われ、花火やパレード、コンサート、バーベキューなどで国民全体が祝います。ニュースなどでこの日の様子を目にしたことがある方も多いでしょう。アメリカでは一般に独立記念日といわず、日付でジュ・・・
半夏生(はんげしょう)
現在の暦でおおむね7月2日前後にあたるのが「半夏生(はんげしょう)」という雑節であり、田植えの終わりを意味する重要な暦日とされています。「半夏生」とは、太陽の黄経が100度に達した日を指し、例年6月下旬から7月2日頃にあたります。古くは農作業の目安として非常に重視されており、「半夏生までに田植えを終えなければ実りが悪くなる」と言われてきました。実際、湿気と高温が重なるこの時期を過ぎると、稲の根付き・・・
1年の折り返しと夏の入り口
一年のちょうど半ばに位置する7月1日は、暦のうえでも生活のうえでも、さまざまな意味を持つ日です。新しい月の始まりであると同時に、一年の後半戦のスタートでもあり、季節の移り変わりや心の区切りとして、私たちの暮らしに静かな余韻をもたらしてくれます。旧暦では、7月は「文月(ふみづき)」と呼ばれました。この呼び名には諸説ありますが、「文(ふみ)を書く月」、すなわち手紙のやりとりが盛んになる月という説が有力・・・











