「三つの吉日」が重なる歴史的な開運日


コラム挿絵:開運日のイラスト

2025年3月10日は、600年に一度とも言われる奇跡的な開運日だそうです。伝統暦法において最高位の吉日とされる「天赦日」、金運の象徴である「一粒万倍日」、そして活力と成長を司る「寅の日」が重なり合います。この三大吉日の同時到来は、古来より「天地の気が最も調和する日」として重視されてきました。

天赦日は暦注の中でも最上級の吉日とされ、すべての障害が取り払われる「万物を赦す日」とされています。この日は太陽黄経が315度(立春)や135度(立秋)など特定の位置関係にある際に定められます。この配置は地球磁場に影響を及ぼし、人間の生体リズムにも作用するとされているそうです。京都大学宇宙物理学教室の研究によれば、この時期には意思決定能力が最大30%向上するとの報告があるそうですが、科学的根拠もそれなりにあるのですね。また、古代中国で発展した陰陽五行説では、この日に大気中で活性化する「木気」が創造性や新しい挑戦を後押しすると解釈されています。

一粒万倍日は「一粒の種が万倍にも実る」という意味を持つ吉日です。その計算は二十四節気や月齢周期を基に行われます。この日に種まきを行うと発芽率が高まるという伝統的な考え方は、農林水産省のデータでも裏付けられています。同省によれば、一粒万倍日に植えた種子の発芽率は平均15%向上するとのことです。寅の日は金運や旅行運に縁起が良いとされる吉日です。この日は干支に基づいて周期的に訪れますが、その背景には地球物理学的な要素も関係しています。国立天文台の観測データによると、寅の日には地磁気の擾乱が低下し、人間の脳波におけるα波発生率が40%増加することが確認されています。この状態はリラックス効果をもたらすだけでなく、判断力や集中力を高める効果もあります。そのため、金融取引や重要な意思決定に適した日としても知られています。

寅の日は、冷静かつ正確な判断が求められる場面で力を発揮できるタイミングです。(上記参照先https://nikkeimatome.com/?p=53403)。

宝くじだけでなく、金融関係や証券関係の人々は、普段は統計やデータを重視した「科学的な」評論などをしていますが、実は、運気などにも敏感です。それはデータや分析は「過去のこと」であり、過去のデータからの予測通りに現在が動いていることはまずありません。まして将来予測はさらに困難です。しかも近年は同じデータからの分析なので、予測も似たようなものになりがちです。その予測の元に売買が集中すれば、結果として振れ幅が大きくなるのは自然な現象です。この振れ幅を利用して、いわゆる「逆張り」をして儲ける人がでてくるのも、賭けとしては当然のことです。景気は言葉通り、「気」という、人の気分のことだそうです。雰囲気も気であるように、人の心は案外、直感的なもので、科学的根拠はその勘を裏付ける材料にすぎません。科学を信じるか、勘を信じるか、誰かの言説を信じるか、それはあなた次第です。その前提、今日は大吉日をお楽しみください。

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