水瓶座の時代

「水瓶座の時代」という表現はいろいろな方面で使われています。詳しくは知りませんが、検索するとカードゲームにもあるそうです。占星術においては今が水瓶座の時代という人が多いそうです。計算方法によっても違うそうです。占星術師は占星術でいう時代は2160年続くと主張しています(1つの25920年の歳差周期を12の星座で割ると2160年の占星術の時代になります)。
占星術の時代の境界を計算する方法はいくつかあります。太陽星座占星術では、最初の星座は牡羊座で、その後に牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座が続き、サイクルは再び牡羊座に戻り、星座を通過します。占星術の時代は逆の方向に進みます。したがって、水瓶座の時代は魚座の時代の後に続きます。各時代の約2160年は、春分点が1つの星座から次の星座に移動するのにかかる平均的な時間に対応しています。しかし占星術師たちは水瓶座の時代がいつ始まるのか、あるいはすでに始まっているのかについての合意はないようです。
「水瓶座の時代」という表現は、一般的に1960年代と1970年代のヒッピーとニューエイジ運動の全盛期を指すこともあります。1967年のミュージカル『ヘア』では、有名なコーラスに「これは水瓶座の時代の夜明けです」という歌詞を含むオープニングソング「アクエリアス」があります。これがアクエリアンエイジの概念を世界中の観客に注目させました。この歌は、最初の歌詞の中でこの「時代の夜明け」をさらに定義しています。「月が第七の家にあり。木星が火星と整列するとき、平和が惑星を導き、愛が星を操る。("When the moon is in the Seventh House. And Jupiter aligns with Mars. Then peace will guide the planets. And love will steer the stars".」と歌っています。この歌は日本でも流行ったので、意味を知らずに歌として楽しんだ人も多いと思います。また1969年にアメリカのR&Bグループ5th Dimensionによるカバー版(「Let the Sunshine In」の一部も取り入れたメドレー)もヒットとなり、数週間にわたりアメリカのビルボードで1位を維持しました。こちらで知っている人も多いかと思われます。ウッドストック音楽祭は「水瓶座の博覧会」として宣伝されたこともあり、ロックファンはこちらで知ったかもしれません。
このように広く知られた表現ですが、占星術師スペンサーは、歌詞を「占星術的なナンセンス」と非難して、「木星が火星と整列するのは年に数回あり、月は毎日2時間、第7ハウスにあるので、意味がない」としているそうです。一方で真面目な主張にも採り入れられていて、哲学者サマエル・アウン・ウェオールは、1962年2月4日を「水瓶座の時代」の始まりし、心理学家カール・ユングは「水瓶座の時代」が「対立の統合の問題を星座化する」と信じ、「水瓶座の時代」が人類にとって暗く、精神的に欠乏した時代になり、善の単なる欠如として悪を見なすことはもはや不可能であり、その実在は水瓶座の時代に認識されなければならない。」としています。
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