大サボテン公園

サワロ国立公園は2つの地区に分かれており、1つはツーソン市の中心から東へおよそ32 km(20 マイル)にあり、もう1つは西へ24 km(15 マイル)にある。総面積は、370 km²(91,327 エーカー)(143 平方マイル)。Saguaroはスペイン語でサボテンのことで、日本ではサワロと読むことが多いですが、アメリカではサグアロと呼ぶこともあります。ここのサボテンは映画で観る、特大のサボテンで、それが群生している景色は圧巻です。本当はベンケイチュウというハシラサボテンの一種だそうですが、ベンケイチュウの花は、アリゾナ州の州花に指定されています。
ベンケイチュウの寿命は比較的長く、150年を超えることも珍しくないそうです。75 - 100 年ほどで最初の枝(腕とも呼ばれる)が生えるそうです。映画では、このサボテンにぶつかって折れるシーンもありましたが、本来はここの他、数か所しかない原産種で、貴重な植物です。ベンケイチュウは大量の雨水を吸収して蓄えることができ、その結果、目に見えて大きくなり、必要に応じて蓄えた水をゆっくりと使用します。この特性により、ベンケイチュウは干ばつ期でも生き残ることができるのだそうです。大きくなるには理由があるのですね。
砂漠なので雨は貴重ですから、その時に水を蓄えておく、というように進化したわけです。ベンケイチュウは何千年もの間、人類の食料や住居のための資源となってきた歴史があります。その甘く赤い果実は、トホノ・オオダムやアキメル・オオダムなどの先住民によって、シロップに加工されています。内部の芯(維管束部)は、木材の少ない砂漠における建築資材として使われるのだそうです。現存する米国最大のベンケイチュウは、アリゾナ州マリコパ郡にある、高さ13.8 m、茎囲3.1 mの株です。14mというと、ビルの4階くらいの高さです。
ベンケイチュウの群生は、写真などで見ると、大自然の中なので、それほど大きい感じはしませんが、実物を目の前にすると、その大きさに驚きます。観光客は当然、それを背景にして写真を撮りますが、人物とサボテンの大きさのバランスが難しく、サボテンを全部入れると人物が小さくなり、人物を撮るとサボテンが全部は入りません。ベンケイチュウの棘は非常に鋭く、長さは7 cmにもなります。映画ではサボテンにぶつかるシーンがありますが、実は非常に危険なのです。ロケでは実物でなく、作り物だと想像されます。 花も大きく10cmくらいの白い花が咲きます。実は6,7cmくらいの真っ赤な実がなります。食用にもなりますが、柱の上の方に成るので、長い棒で叩き落とすのだそうです。種は砕いて粉にし、先住民はそれでパンを焼いていたそうです。またベンケイチュウのゲノムは約10億塩基対の長さで、特殊な特徴があり、遺伝子研究では話題だそうです。ベンケイチュウがどの科に属するかは分類学上の論争の的となっているそうです。また1982年には、ベンケイチュウにより男性が死亡した事故もありました。彼はベンケイチュウを倒そうとして、撃ったり突いたりし、重さ230 kgのサボテンの枝が彼の上に落ち、彼の車ごと押しつぶしたのだそうです。
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