Newyork (ニューヨーク)

ギャロデット大学での対談は予想以上に成果がありました。DCにはいろいろな観光地があるのですが、私はギャロデットに入り浸っていたので、家族をスミソニアン博物館などの観光地に送っていって、また迎えに行く、という日程でしたから、入口しか見ていません。いつか観光したいと思っています。
留学ではないので、旅行を続けることになります。次の目的地はニューヨークです。ニューヨークには学生時代からの友達が赴任しているので、一晩お世話になるためと、日本から私の教え子の学生2名がドライブに付き合いたいということで、空港で落ち合う約束がありました。まずは友人宅を訪問し、ニューヨーク生活を聞いてみました。大手商社のニューヨーク支店勤務なので、立派なマンション住まいでした。日本人も多く、どうしても日本の階級がそのまま持ち込まれるので、会社同士のランク、日本の職位などで、夫人も自動的に階級づけされるという日本社会の縮図という話は興味深かったです。
次の日は空港で教え子を出迎え、その足で自由の女神、五番街といった定番のニューヨーク観光です。ニューヨークはアメリカの街の中でも特殊で、世界から人が集まってきていて、ビジネスマンや観光客、芸術家など様々な職種、様々な人種が混ざっています。ブロードウエイなどの舞台、美術館、コンサート、博物館など観光地も多く、何日いても飽きないようになっています。そしてお金持ちもいれば、貧乏人や薬物中毒もいますし、いろいろな宗教の人がいます。テレビで見るようなおしゃれな店もあれば、街角のホットドッグの販売車で、ホットドッグをほおばるスーツ姿のビジネスマンもいます。
多種多様の多文化共生といえばそうなのですが、猥雑な感じ、治安が悪そうな点もあります。良い面も悪い面も共存しています。とかく隣の芝生ではないですが、日本はニューヨークの良い面だけを見て憧れる人が多いですが、影の部分も多いのは当然のことです。同じことは東京やパリ、ロンドンといった大都市に共通します。確かにビジネスチャンスは多いのですが、成功した人々はニューヨーク市内ではなく、郊外の高級住宅に住みます。それも世界共通の傾向です。
最近はタワーマンションなども増えてきましたが、それでもまだ郊外の高級住宅の需要は減りません。一般的には若いセレブは都会のマンション、年齢が進むと郊外へという傾向は世界共通のようです。アメリカ人は住居への執着心は薄く、年齢や経済状態によって家を売買し、移り住むのが常識です。ですから、住宅は丁寧に扱い、保全にもコストをかけます。次に売ることを前提にしているからです。典型例としては、結婚してすぐはマンション、子供が生まれると郊外の大きな家、子供が巣立つと老夫婦で田舎の小さな家や牧場、農家などでのんびり過ごすのが夢といいます。こういう移動性mobilityがアメリカ社会の特徴でもあります。こういう思想の人々と定住型の日本人とでは、文化も行動様式も違います。その違いを一番濃厚に感じられるのがニューヨークです。
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