ハト、ハットなど
8月10日はやはり語呂合わせが多い日です。ハトは真っ先に浮かびますが、ハット、パト、パット、バットなどの広がりもあります。ハトはハト麦や鳩サブレなどの複合語に拡大し、ハートは心臓の意味も愛の意味もあるので、さらに広がっていきます。和読みとして宿の日というのもあります。ハットは帽子の意味だけでなく、「ハッとする」とか英語だと、ピザ屋で知ったように小屋hutもあります。和読みだと「焼き鳥」「発煙筒」「バイトル」「ハイボール」「八天堂」など商品と直結した記念日もあります。「ハッテン」なら発展、八点、発点など同音異義語が多いので、いくらでも発展できそうです。よくわからないのが「世界ライオンの日World Lion Day」です。南アフリカのヨハネスブルグに本部を置く非営利団体「African Parks」が2013年(平成25年)に制定したそうで、食物連鎖の頂点に立っているライオンが、密かに絶滅の危機にさらされていることをより多くの人に知ってもらい、ライオンの保護を喚起することが目的だそうです。国際的な記念日なので語呂合わせと関係ないのですが、ライオンが絶滅の危機にあることは知りませんでした。百獣の王として、食物連鎖の頂点に立っているとされていますが、食物連鎖の頂点に立っている動物は人間でしょう。その人間も日本を始め高齢化と少子化で絶滅とまではいかないまでも危機に向かっていることも認識しないといけなくなっています。「ホームヘルパーの日」というのもあるのですが、語呂合わせでないので不思議です。しかし「富山県ホームヘルパー協議会のシンボルマークがハトであり」という結局は語呂合わせだったということで、こうなると何でもありのようです。「イトーヨーカドーの日」も会社のシンボルマークが鳩だからだそうです。「道の日」というのは「建設省(現:国土交通省)道路局が1986年(昭和61年)に制定し、1920年(大正9年)のこの日、日本で最初の近代的な道路整備計画(第一次道路改良計画)が決定した。」とあるので、正に記念日です。記念日の本来は語呂合わせで無理やり寄せるのではなく、特定の行事などを記念して制定するのが本来でした。企業が記念日を作るのは宣伝目的であり、たとえば「シャウエッセンの日」は「日本ハム株式会社が制定。日付は「パ(8)リッ!と(10)」と読む語呂合わせで、「シャウエッセン」の美味しさのシンボルである「パリッ!と」した歯ごたえと、「シャウエッセン」を食べて「パリッ!と」心がはじける瞬間を表している。」だそうですから、消費者からすると「企業の自己満足の宣伝」に見えます。きっとこの日にバーゲンセールをするのでしょうね。「かっぱえびせんの日」も同様で「「かっぱえびせん」のキャッチコピーの「や(8)められない、と(10)まらない」」から来ているとか。元のCMを知らないと無意味です。「ハーゲンダッツの日」はどういう無理から来ているのかと調べたら「同社の創業日である1984年(昭和59年)8月10日から」なので意外に普通の記念日でした。創業記念日セールなどもあるのでしょうか。服部さんは多いので、服部の名を冠した企業も記念日にしてそうです。
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