今年はどんな年?

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
2026年はどんな年になるのか、西洋占星術と日本の占いが示す「同じ未来、異なる語り方」を調べてみました。未来を語るとき、人は数字や年号に特別な意味を与えます。2026年という年もまた、占いの世界では静かに、しかし確かな重みをもって語られてきました。興味深いのは、西洋占星術と日本の占いが、まったく異なる言語と体系を使いながら、よく似た「空気」を描き出している点です。西洋占星術で2026年を象徴するのは、冥王星みずがめ座時代の本格化と、土星と海王星の緊張関係です。冥王星は破壊と再生を司り、みずがめ座はネットワーク、テクノロジー、集合知を意味します。この組み合わせは、個人よりもシステム、国家よりもネットワークが力を持つ時代への移行を示唆します。AI、データ、分散型社会などが「便利な道具」から「社会の前提」へと変わっていく過程が、2026年には一段深く進むと読まれます。一方、土星は現実や制度、責任を、海王星は理想や幻想、信仰を象徴します。両者が強く関わる配置は、「信じてきた理想が現実に耐えられるのか」を問う配置です。理想が制度化される一方で、幻想がそのまま固定されてしまう危うさも孕みます。宗教、国家観、経済、科学への信頼――そうした「目に見えない前提」が試される年、それが西洋占星術から見た2026年です。
対して、日本の占いは、より身体感覚に近い言葉で同じ年を語ります。2026年は干支でいうと丙午(ひのえうま)。火の気が重なる年で、勢いが過剰になりやすく、制御を失いやすいとされてきました。ここで重要なのは、丙午が「不吉な年」と断定される点ではありません。日本的な読みでは、強すぎるエネルギーをどう扱うかが問われる年なのです。九星気学では2026年は二黒土星の年とされます。二黒は土、母、基盤、裏方を象徴します。派手な成功よりも、足元の整備や支える役割が重視される年回りです。見過ごしてきた問題、後回しにしてきた基盤が、良くも悪くも「重み」として効いてくる。日本の占いが発する警告は、「急ぐな」「広げる前に整えよ」という、極めて実務的なものです。易の観点でも、2026年前後は「革」「鼎」「未済」といった卦のイメージが重なります。変える必要はあるが、壊してはならない。中身は入れ替えるが、器は守るという伊勢神宮の式年遷宮に象徴されるような、日本独特の更新観がここにあります。
こうして並べてみると、西洋占星術も日本の占いも、終末や破局を強く語っているわけではありません。両者が共通して示すのは、「価値観の前提が揺れ、再調整が避けられない時期が来る」という認識です。ただし、西洋占星術は宇宙規模の構造変化として語り、日本の占いは暮らしと身のこなしの問題として語ります。2026年は世界の説明の仕方が合わなくなり始める年です。信じてきた仕組み、慣れ親しんだ作法、当たり前だと思っていた前提。それらを一度点検し、必要なら静かに手入れすることが求められる年だそうです。
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