Huntington Beach Hyatt Regency(ハンチントン・ビーチ)

サンディエゴからロスアンジェルスまで、海岸沿いの1号線のドライブはとても楽しく、次々に通る町も素敵ですが、いくら美しくても、似たような感じが続くので、途中で飽きてくるのも事実です。どうしても通過するだけになってしまいます。それであまり記憶に残らない街も出てきます。しかし、ロスアンジェルスなどに住んでいると、何かの機会に訪問することも出てきます。次の街ハンチントン・ビーチもそんな町の1つでした。
後年、LAに滞在中の知人を訪問した折、ハンチントン・ビーチの高級ホテルでのブランチに招待されました。Brunchはbreakfastとlunchの合成語で、いわゆる遅い朝ご飯のことです。日本では、日曜日はゆっくり起きて、それから食べる朝ご飯というイメージですが、アメリカでは、日曜日には朝から教会に行き、ミサを終えて、ゆっくり早めの昼ご飯を食べる、という習慣の人も多いです。もちろん、日本と同じブランチの人もいますが、敬虔なキリスト教徒は、毎週日曜日はドレスアップして教会に行きます。この日曜着をSunday clothingといえば、今でもオシャレな服という意味になっています。あるいはアイスクリームのサンデーSundaeの語源もSundayに由来します。その習慣を受け継いで、日頃は高いディナーを提供するホテルのレストランが日曜日のブランチとして、割安のbuffet形式の食事を提供することが多いです。どこのホテルでもしているわけではありませんが、リゾート地の高級ホテルのサンデー・ブランチは大人気で、予約がなかなかとれないほどの人気です。そういう特別なランチが予約できたので、誘ってくれたのです。観光客には、偶然日曜日に通らないと、なかなか機会がないし、実際、観光ドライブでは無理なので、ぜひに、とご招待を受けました。
まずはシャンパンから始まり、オードブル、シーフード、肉料理、デザートが並んでいますが、予約客だけで人数が制限されているので、奪い合うようなことはなく、レストランの外は海岸の見えるテラス席なので、客も1品とっては、外の席でゆったりと食べながら、おしゃべりを楽しみます。時間制限は一応あるようですが、11時頃から始まって、夕方までOKのようでした。欧米は一般にゆっくりと時間をかけて食事する習慣があります。その点は日本のバイキングスタイルとか食べ放題とは違っています。
日本でも最近は欧米系のホテルは「ランチビュッフェ」という名称でブランチサービスをするようになりました。日本のランチビュッフェは比較的安価ですが、アルコール類はないことが多いようです。欧米のブランチではシャンパンやワインは必須なので、「飲み放題」が普通です。日本では昼間から飲酒することには抵抗感のある人が多く、今でも「昼飲みができる」のは特別な居酒屋ということになっています。この違いも文化といえます。ハンチントン・ビーチは私にとっては、海岸の美しさよりも、食事のおいしさとワインの旨さと雰囲気の良さの思い出の街です。
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