神無月朔日
今更の感がありますが、11月13日は新月で旧暦神無月朔日になります。今年は閏月もあって、かなり月のずれが大きいです。しかし、今年の気候は、今日から10月というのが妙に納得がいきます。立冬が過ぎてから神無月が来るというのも珍しいといえば珍しいです。旧暦は太陰暦と太陽暦を組み合わせたものなので、こうした現象が時々起こります。暦を生活に指針にしている人にとっては不便なこと限りないですが、自然とともに生きている人はそれほどたいしたことではなかったのではないか、と想像しています。
ところで、今日から来月12日まで、神様が地元においでになりません。かといって出雲では神様たちもいろいろご相談中なので、邪魔するわけにもいきません。宮参りや結婚式、縁結びなど困りますね。でも安心してください。仏様はいらっしゃいますから、仏様にいろいろお願いしてみてはどうでしょう。神様同様、仏様もいろいろ分担と専門がありますから、事前によく調べてお寺に行きましょう。最近では、神様も仏様も専門を広げて、いろいろ受け付けてくださるようになりました。交通安全とか学業成就とか、縁結びもされておられるようです。
ただ天照大神はこの会議に参加されないので、伊勢神宮だけでなく、全国の天照大神を祀った神社はお願いに行っても大丈夫です。もっとも神々が出雲に集まって翌年について会議するので出雲以外には神がいなくなるという説は、平安時代以降の後付けで、出雲大社の御師が全国に広めた語源俗解である(wikipedia)だそうですから、信じるも信じないのもあなた次第です。天照大神を祀る神社は全国にあります。神明神社は皇大神宮の分社や末社なので、そこでも大丈夫です。他にも日前神宮・國懸神宮、伊雑宮(三重県志摩市磯部町)、瀧原宮・瀧原竝宮(三重県度会郡大紀町)、日向大神宮(京都市山科区日ノ岡)、古賀神社(福岡県古賀市)、天照皇大神宮(福岡県糟屋郡久山町)、廣田神社(兵庫県西宮市)、皇大神社 (福知山市)(京都府福知山市大江町)、日御碕神社(島根県出雲市)、山口大神宮(山口県山口市)、大日霊貴神社(秋田県鹿角市八幡平)八倉比売神社(徳島県徳島市国府町矢野)伊曽乃神社(愛媛県西条市)など他にも全国にありますので、ご近所を探してみてください。
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