ルート66 ③ Flagstaff


十三夜の月のイラスト

Flagstaff(フラッグスタッフ)はアリゾナ州北部に位置する都市で、標高約2100メートルの高地にあります。日本ではあまり有名な街ではないのですが、グランドキャニオンへの入り口の街です。グランドキャニオン観光はラスベガスから行くのが一番多く、日本からだと、LAからラスベガスまで飛行機で行き、ラスベガス観光からのオプショナルツアーでグランドキャニオンというルートが一般的でしょう。私の最初のグランドキャニオン観光はフラッグスタッフからのドライブで、1時間半くらいで行けました。二度目はラスベガス観光のついででした。

初めてグランドキャニオンを見た時はかなりショッキングでした。まさに地球の割れ目を見た感じで、よく見る画像では、この渓谷部分しか映っていませんが、実は谷の周囲は真っ平な平原です。つまり平原を雨が浸食していって、こんな深い谷を作ったのだということで、45億年の地球の歴史の長さを実感できるわけです。鍾乳石が何百万年もかけて作られたというのも感動的ですが、川が大地を侵食してできた巨大な谷というのはさらに衝撃的でした。

グランドキャニオンは、コロラド川の浸食によって形成された急峻な大峡谷で、長さ約446 km、幅は最も広いところで約29 km、深さは最大で約1,857 mにも達します。圧倒的なスケールと複雑な地層が特徴で、地球の約20億年にわたる地質の歴史を読み取ることができます。アリゾナ州北部に位置し、グランドキャニオン国立公園を中心に、カイバブ国有林、先住民族の保留地(ナバホ族、ハバスパイ族、ワラパイ族など)にまたがっています。地層は水平に積み重なっており、地球の古い時代からの地質変化を示す貴重な記録となっています。見どころは大きく分けてサウスリム(South Rim)という一年中アクセス可能で、最も観光客が多いエリアで、壮大な展望ポイントが多数の地区と、ノースリム(North Rim)という標高が高く、より静かで野性的な雰囲気で、冬季は閉鎖される期間がある地域があります。

真ん中に巨大渓谷があるので、火山の噴火口のようにぐるっと回ることはできず、一旦下って別ルートから行かねばなりません。それだけでも渓谷の大きさが想像できると思います。一番の観光スポットはトロウィープ展望台(Toroweap Overlook)というコロラド川を真下に望む迫力ある絶景スポットで、そこで写真を撮るのです。崖のふちに座って写真を撮る勇気のある若者も多いですが、高所恐怖症の人は近づくことさえ怖いです。今は、下が透明の床になっているバルコニーがあり人気のようです。こういう絶景の場所は必ず聖地となっていて、多くの先住民の居留地になっています。その意味でも貴重な地域といえます。予言で有名になったナバホ族もこの地域に居留しています。この地域は国立公園になっていて、大峡谷だけでなく、森林地帯もあり、時間があれば、下のコロラド川まで馬に乗って行く数日間のトレイル観光もあります。アリゾナ州には、他にも大自然を感じる景色がたくさんありますが、それは帰路にまかせ、グランドキャニオン観光の後は、元のルートに戻り、次の街へと急ぎます。

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