St. Louis & Kansas City (セントルイス & カンザスシティ)

ルイビルでアメリカ人の知人に会った後、次の目的地カンザスシティに向かいました。ルイビルからは途中セントルイスを通過し、ここから再びルート66に入ります。ただし、本来の11. Joplinと12. Springfieldは別ルートをとったため、通りません。カンザス州はオズの魔法使いの舞台になった所で、全域がグレートプレーンズ(大平原)の真っ只中にあって土地が平坦であり、大規模農業に適しているためアメリカの農業、牧畜業の中心的役割を長い間担ってきています。反面、地形の変化に乏しく、州全体に単調な田園風景が延々と広がっているため、トルネード(竜巻)などが起こりやすく、それがオズの魔法使いのテーマになっています。
カンザス州は牧畜が盛んであり、カウボーイの本場になりました。一方でカウボーイには乱暴者も多く、ダッジシティも荒々しいカウボーイの町であり、バット・マスターソンやワイアット・アープが町の法執行者として働いたという歴史もあり、映画やテレビドラマになっています。テキサス州から追われてきた牛が1年間に800万頭もダッジシティで汽車に乗せられ、東部へ運ばれたため、ダッジシティは「牛の町の女王」という渾名を貰ったほどです。カウボーイによる暴力行為に対処するためもあり、カンザス州は1881年2月19日にアルコール飲料を全て禁止する憲法修正案を採択した最初の州になりました。
禁酒法の州をdry stateといいますが、今も続いている州もあります。1933年アメリカ合衆国憲法修正第21条は修正第18条を廃止しましたから、公式には禁酒法はなくなったのですが、敬虔なキリスト教徒の多い州や街では、強い酒の販売が制限されている所もあります。街中に酒屋はなく、街はずれに酒、たばこ、ポルノなどを売る「成人向け」商店がひっそりとあるのです。厳しい地域では、そこも安息日である日曜日には販売されないこともあります。
無論、街中での飲酒は制限されていて、そういう地域から日本に観光に来た観光客の中には渋谷のような街中で酒を飲めるという解放感から、大騒ぎする者も表れました。これは日本で禁止されている大麻や薬物が堂々と街中で売られていて、広場などで吸引しているのを見て、大丈夫なのだと誤解する日本の若者と同じ心理状態です。酒だけでなく嗜好品について厳しい地域もありますから、海外旅行では注意しないと後悔することになります。日本のグラビア雑誌や週刊誌などはイスラム圏ではポルノ扱いなので、空港で没収されるだけでなく、持ち込むと重罪になります。こうした宗教的禁忌は、日本は甘い国なので、海外ではとくに要注意です。
カンザスシティでは、日本人の留学生に会いました。知人という程度でしたが、たまたま留学中ということで、一晩お世話になるべく、訪問したわけです。海外留学をしていると日本からの客は大歓迎です。日本語で世間話をしたり、日本食を食べるだけでも、ホッとできる時間です。とくに1年間程度の短期留学だと、余計にホームシックになります。旅行中の私たちも同じような感覚で、現地で知り合いに会えるのは楽しみなのです。
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