日本手話の文法構造―形態論的解析―



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手話学
文法は学校文法のような規範文法と現代言語学が目指す記述文法に大別される.本論の姿勢は基本的に日本手話の文法記述にあるが,その目標としては英語の規範文法に相当する文法項目が日本手話において,どのように実現されているかを説明しようとしている.本論ではまず主語や目的語と動詞の関係に着目し,項(argument)がどのように実現されているか,日本語と英語と日本手話を対比的に考察する. 本論は日本手話文法論の一部ではあるが,核となる部分であり,本論が日本手話の形態素辞書と文法辞書作成の基盤となる枠組みと分類基準を提供するので,日本手話と日本語の自動翻訳システム作成へのロードマップを描く際の骨組みともなる.
参考文献
[1] Bellugi, U. & Klima E. : Signs of Language, Harvard U. Press,(1981).
[2] Schick, B: “Classifier Predicates in American Sign Language”, International Journal of Sign Linguistics Vol.1,(1990).
[3] 神田・木村・原「日本の聾者人口の推計」, 日本手話学会第34回大会予稿集,pp17-20, 2008.
[4] 神田・木村「日本手話語彙の形態論的分析」日本手話学会第36回大会予稿集,pp19-20, (2010)
[5] Battison, R. :Lexical Borrowing of American Sign Language, Linstok Press, (1974)
[6] 神田和幸「日本手話の項構造」,日本手話学会第35回大会予稿集,pp.11-14, (2009)
[7] 市田・赤堀「日本手話のアスペクト~状況/視点/局面アスペクトとその相互作業~」日本手話学会第36回大会予稿集,pp.11-12, (2010)
[8] 市田泰弘「日本手話の言語学:時間・空間と手の運動―日本手話の文法(1)アスペクトほか」『言語』34(5):92-99, (2005)

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