日本語検定



2月5日は語呂合わせで日本語検定の日だそうです。日本語検定に協賛している東京書籍株式会社が日本語検定のPRを目的に制定しました。 平成19年に始まり、平均で年間約10万人が受けているそうです。この試験は主として日本人などを対象としており、受検者の多くは学生のようです。英検の方は年間約400万人だそうですから、国民の関心は英語の方のようです。
時々誤解があるのですが、日本語検定と主として外国人(日本語を母語としない人)向けの日本語能力検定は2019年が最多で約137万人だそうです。順調に伸びていたのが、新型コロナ禍で激減しました。こちらはN1~N5に分けて認定しています。
日本語検定の方は1級~7級に分けて、自分の希望する級を受検し、合否判定を受けます。
興味深いのは日本語能力検定試験ではレベルによっても違いますが、「言語知識(文字・語彙・文法)」と「聴解」に分かれていて、この結果が入学や就職と直結していることです。日本語検定の方は日本語の総合的な運用能力を測るため、「敬語」「文法」「語彙」「言葉の意味」「表記」「漢字」の6領域から出題されます。要点をまとめると、外国人には聞き取る能力と文書などの理解力が試験されているのに対し、日本人には敬語法や深い意味、表記法、漢字といった教養的な部分が試験されています。
英語についても、英検は日本人つまり英語母語者でない人が対象ですが、日本語で出題されるなど日本人向け限定です。留学などに必要なのはTOEFLなどアメリカの試験で、これは英語の世界の非母語話者対象ですが、出題は英語です。英語の「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能を総合的に測定するテストです。
日本人は読む英語はできる人が多いのですが、書くとなると苦手、聞くのはどうにかなっても話すのが苦手という人が圧倒的です。これは日本の英語教育が世界から見ると偏っていることの証左だとして、批判が多いのですが、逆に言うと、日本の英語力は独特ということもいえます。とくに英語のできる日本人の語彙力と文法力は他国を圧倒しています。そうでなければ日本国内に英文字の表記がこれほど溢れるはずがありません。日本の案内板が英語、中国語、韓国語などで示されていますが、英語以外が読める人は非常に少ないでしょう。日本の英語教育には短所もあり長所もあるのです。
では日本語(国語)教育はどうでしょうか。いろいろご意見があると思いますが、私見では、外国の自国語教育は意外に低いです。識字率の低い国も多く、高等教育は英語に頼っている国が圧倒的に多いのです。日本人の英語下手の原因の1つは高等教育が自国語(日本語)で行えることでもあります。

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