旧歴如月朔日


如月

旧暦では今日から如月です。昨年に閏月が入ったため、ほぼ1カ月遅れています。そのため二十四節気は太陽暦で動いていて、啓蟄が過ぎて、まもなく春分になる今頃になってから如月に入るという状態です。二十四節気は新暦とはほぼ一致しているので、天気予報などでも紹介されています。二十四節気は季節感を知る道標なのですが、その意味では、旧暦生活をしていると、「今年は季節が早くやってくる」ということになります。季節変化などの自然現象と暦の進行は一致しませんから、今年は新暦でも「温暖化」などで、梅の花も早く咲き、桜も早い、というような報道のしかたをしています。新暦にせよ、旧暦にせよ、暦の進行より季節の変化の方が早いと感じるのですから、程度問題といえます。暦は人間が作った、人工的な時間経過の表にすぎません。季節の変化は地球の太陽に対する公転によって進行する物理的現象です。太陽光を浴びる時間数と地球から見た太陽の位置の変化が地球の温度に影響を与え、海水と空気の温度変化により、高気圧や低気圧ができて、その移動と山などによる空気団の上昇による温度変化によって、雨や雪を降らせる、などの気象変化が起こります。温暖化というのは平均気温の上昇という以外の明確な説明がほとんどなされていませんが、温室効果だという説明が多いようです。温室効果ガスとは二酸化炭素やメタンなど、大気中の熱を吸収する性質のあるガスのことです。地球の表面は大気を通過した太陽の光によって温まり、地表の熱は赤外線として宇宙空間に放出されます。温室効果ガスには赤外線を吸収・放出する性質があり、地表から出ていく熱を吸収して大気を温めます。この働きが温室効果です。大気中の温室効果ガスが増えると地表を温める働きが強くなって地表付近の温度が上昇するという説のようです。この説の不思議なことは炭酸ガスやメタンガスは分子が重いので、地表に溜まりやすく、大地や海面に布団を掛けたような状態になります。そうすると太陽光も遮断するので、大地も海面も暖かくなることができず、ほぼ一定になるのではないか、と思うのです。また大地には植物があって炭酸ガスを吸収しますし、海水には溶け込むそうで、海中にも海藻などの植物があって同じく炭酸ガスを吸収します。本当に温室効果があるのかどうか、調査した結果があるのでしょうか。机上論ではないか、という疑いを持ちます。

温暖化の議論はともかく、季節による寒暖差は大きく、それが植物にも動物にも大きな影響を与えているのは確かです。その変化を日常的に感じて生活しています。それが最近は文明の進化のせいか、エアコンなどで自然の変化を調整するようになって、生活も自然の変化に対応しないような形に変化してきました。暦は時間の変化を示すに過ぎず、時間や日付はビジネスの約束や労働時間測定の道具になってきています。年間の行事も昔は季節とリンクしたものであったものが、いまでは季節よりも暦とリンクしたものに変わってきました。善悪を別にして、文明の進化の結果とはこういうことです。この先もこの傾向は続くのでしょうか、それとも変わるでしょうか。

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