LInstok Press 発行の手話学雑誌(英文)一部欠落巻あり



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手話研究の星9 フィッシャー(Susan D. Fischer)新着!!

NTIDでは、日本でも有名になったスーザン・フィッシャーに会いました。スーザンとは、その後もあちこちで出会うことになり、その都度、親しく挨拶することになるのですが、親しくなった理由の1つが、彼女の夫が黒田茂幸先生という日本人の言語学者であることも関係しています。黒田茂幸先生は生成文法の枠組みで日本語を研究した博士論文の提出者としては、井上和子先生につづく二人目で、Generative gramma・・・

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手話研究の星8 スパラ&ニューポート(Supalla & Newport)新着!!

ロチェスター大学には、聾者の研究者として著名なテッド・スパラがいるので、事前に予約して面談しました。CLに関する論文は読んでいたので、詳しく討議したいと思っていたのですが、通訳してくれたのが共著者のニューポートであることを現場で知り、大いに驚きました。二人はパートナー、日本風にいえば別姓の夫婦です。共著者だけあって、討論もスムーズでした。スパラ(聾)&ニューポート(聴)の共著論文は初期の手話学にお・・・

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Rochester (ロチェスター)新着!!

手話学研究旅行の最後の目的地はロチェスターです。日本から観光に行く人は少ないと思いますが、ロチェスター大学は連邦からの支援だけでなく、コダックや医療のボシュロムなどの大企業があり、今も半導体やエレクトロニクスの会社があって、そこからの支援もある裕福な大学です。そしてRochester Institute of Technology という工科大学の中にNational Technical Inst・・・

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手話研究の星7 リデル(Scott Liddel)新着!!

同じハウスの1階と2階に研究室があったコーネットとストーキーとの対話を終え、心の深い部分に重いものが残ったのを覚えています。そして気分を切り替えて、翌日、言語学部に出向き、リデルとジョンソンと対談しました。ジョンソンは事務に忙しいということで挨拶のみで、リデルとは長く対談しました。彼は数学者から転身した人で、見るからに頭のよさそうで、快活な印象でした。会うやいなや、「今井先生を知っているか」と聞か・・・

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コーネットとキュードスピーチ新着!!

ストーキーとの対話は1時間では足りないほどでしたが、次の予定もあって、その日は終わりました。次の予定はコーネット(Orin Cornett)です。日本では聾教育者という扱いですが、本当は物理学者です。キュードスピーチは日本では「キューサイン」と改称され、今でも一部の聾学校では使用されています。聾教育は聴覚障害児への国語教育であり、国語を獲得することがその後の教育につながるという思想は今も世界で共有・・・

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手話研究の星6 ストーキー(William C. Stokoe) ⑤新着!!

ストーキーからは手話学以外に言語学者として、言語起源論についての彼の持論を聞きました。当時、言語起源論は言語学ではタブーとされている話題でした。諸説が入り乱れ、証拠がなかなかない推論ばかりなので、科学の一翼である言語学としては当面封印しようというのが学会の結論でした。ところが長い封印時代を経て、現在、また新たな視点と証拠をもって言語起源論が提唱されるようになりました。そしてストーキーが主張していた・・・

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手話研究の星6 ストーキー(William C. Stokoe) ④新着!!

ストーキーとの対談での次のテーマは、彼の表記記号が音素ではない、という点でした。発見の手順が音素とほぼ同じなのに、記号が意味的な要素がある点が矛盾していないか、という点です。構造言語学でも、「音素は意味をもたない」ことが条件です。意味の最小単位は「形態素」であり、「音素が形態素を構成し、形態素が語を形成する」という二重分節は言語の必須条件と考えられていたからです。彼が提唱したchereme(動素と・・・

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手話研究の星6 ストーキー(William C. Stokoe) ③新着!!

ストーキーが発明した手話記述法(ストーキー法)は記号が独特であること、タイプライタで打てないこと、つまり全部手書きであることから、「面倒である」ことが不評でした。今なら簡単に外字フォントで対応できますが(実際、あります)、当時はすべて手書きを画像化するしかないので、辞書作りも大変でした。そしてアルファベットのような順序もないので、読み解くにはいちいち裏表紙にある凡例を見ながら、理解しなくてはなりま・・・

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手話研究の星6 ストーキー(William C. Stokoe) ②新着!!

ストーキーとのインタビューには1時間をいただけました。直接の対談時間に1時間というのは異例だと思います。おかげで、かなり突っ込んだ議論ができました。まず、最初に彼の代表作である「アメリカ手話辞典」(通称DASL)にサインしてもらいました。これは私にとって宝物です。最初に聞いたのは、「なぜ手話研究を始めたのか」という定番の質問です。彼はバグパイプの逸話から始め、英語教師として赴任したこと、手話を学ん・・・

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手話研究の星6 ストーキー(William C. Stokoe) ①新着!!

ギャロデット大学のゲストハウスに滞在中、たまたま娘の誕生日があり、これもたまたまギャロデットに来ていたウッドワードが誕生日を覚えていてくれて、会いに来てくれました。ゲストハウスについて、彼は初めて入ったそうで、そういう建物があることも知らなかったと言ってました。アメリカの大学は広く、一軒家のような建物が散在しているのと、職員専用食堂とか、牧師館とか、一般学生が知らない建物が多く存在します。そういう・・・

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ギャロデット大学 2新着!!

聾者大学として有名なギャロデット大学ですが、その成り立ちもアメリカ独特です。ギャロデットGallaudetというのは創始者ではなく、初代学長の父でアメリカ聾教育の創始者であるトーマス・ホプキンス・ギャロデットの名前からとったものです。1857年 ジャクソン政権下、合衆国郵政省長官を務めた慈善家のエイモス・ケンドールが聾の孤児などを教育する施設を作るために所有地の一部を寄贈しました。これがコロンビア・・・

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ギャロデット大学とメリル学長新着!!

今回のドライブの最大の目的地は聾者大学のギャロデット大学で、手話学者に会うためでした。当時の学長であったE・メリル氏が来日された折、招待者の当時の東京学芸大学の小川仁教授からの依頼で私が通訳を務めたご縁がありました。小川先生には一方ならぬお世話になり、アメリカ留学の支援をしていただいただけでなく、帰国後も公私に渡りお世話になり、そのご縁で手話通訳技能検定試験(手話通訳士試験)の設立をお手伝いするこ・・・

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手話研究の星5 マキンタイア(Marina McIntire)③ 

マリナの授業中の討論の中で、一人、日本にbuffaloがいるか?と質問してきた学生がいました。バッファローはアメリカの牛で、野牛であるバイソンbisonと並ぶアメリカ独自の牛という認識を持っていた私は日本にはいないと答えました。しかし彼は「いるはずだ、来週証拠写真を持ってくる」というので、次の週まで結論は持ち越しとなりました。 翌週、彼が持ってきた写真は沖縄の水牛の写真でした。これに対する答えはし・・・

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手話研究の星5 マキンタイア(Marina McIntire)② 

そうした興味をもっていた一人がマリナ・マキンタイアでした。彼女は幼児の手話習得についての修士論文を出した直後で、当時は珍しいテーマであったため、私も興味を持ち講義にでることにしました。予想通り、学生は日米の手話の違いに興味を持っていましたが、それだけでなく、日本文化にも興味を持っていました。それはLAという特別な地域性もありました。日系人が多く住み、リトル・トーキョーという日本人街があり、日本から・・・

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手話研究の星5 マキンタイア(Marina McIntire)① 

CSUNでの留学中の身分はAdjunct Professorでした。日本語に訳すと特任教授に近いですが、雇用契約は大学によって異なり、多くの場合、留学する客員教授や客員研究員にも使われる制度です。日本ではまずない制度ですが、アメリカでは通常7年間フルタイムの教授を務めると1年間の有給休暇の権利が与えられます。これをSabbatical leaveといいます。7年という周期には1週間と同じくキリスト・・・

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手話研究の星4 ウッドワード(James Woodward)

カールのパーティで出会った一人に、スーザン・ディ・サンティスという女性の手話学者がいます。彼女は日本贔屓で、日本文化に深い興味があり、日本語も少し学習していました。日本文化に興味をもったのは、彼女がベジタリアン(菜食主義者)であり、日本食は最高だということでした。彼女は当時、LAの北のサンタバーバラの山奥に住んでいるということで、訪問することになりました。そのパートナーが“Woody”ウッドワード・・・

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手話研究の星3 ルー・ファント(伝説の手話芸人)

カールの家では、世界の(といっても欧米限定ですが)祝祭日に、それに関する料理をしてパーティを開くということをしていました。パーティ好きの典型的アメリカ人ですが、そこにテーマがあるわけです。イースター、ハロウイン、クリスマスといった典型的なアメリカ文化はもちろん、北欧の文化、ユダヤの文化など、いろいろな文化と料理を同時に教わることができました。スージー夫人は料理名人で、レシピ本を見て、材料も仕入れ、・・・

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手話研究の星1 カール・カーシュナー⑤(カリフォルニア聾学校)

当時、カリフォルニア州には2つの公立聾学校がありました。1つはサンバナディーノ、もう1つはフリーモントです。前々回のロイのコラム記事で、マージが所属していたオロニーカレッジの近くにフリーモント校があり、マージの紹介で視察できました。 ここの特徴は複数障害児の受け入れを積極的にしていたことです。当時のアメリカの聾学校は基本的に寄宿舎でした。遠くから通うことは無理だからです。そしてその小さなコミュニテ・・・

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手話研究の星1 カール・カーシュナー④(Tripod とNPO)

TCという理念とインクルージョンという理念を合体させ、さらにモンテソリメソッドを導入した幼児教育を実践したのが、カールが創始したトライポッド(Tripod)です。トライは3、ポッドは足で、普通名詞ならカメラの三脚のことです。カールの思想は教師と親と子供の三者が同じ立場で尊重しあう、ということを三脚で象徴しています。 LAの北部に幼稚園を開設し、そこには聾児と聴児が同じ場所で学んでいました。手話は自・・・

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手話研究の星2 ロイ・K・ホルコム(R.K.Holcom)

トータルコミュニケーションの創始者はホルコムという難聴者です。彼は私の英語でも聞き取れる中度難聴者で、夫人は聾者です。夫人も北カルフォルニアのオロニーカレッジの教授で、同校には日本からの留学生も多く、慕われています。ロイは夫人が聾者で、自分は難聴者で、3人の子供は聾者も難聴者もいます。3人とも優秀でホルコム三兄弟として活躍していました。 ロイによると、家族でコミュニケーションするには英語も手話も必・・・

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