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言語技能測定技術と言語教育理論③ 語彙と文法新着!!
手話技能検定試験のレベルはまず、語彙の難易度。そして次が文法です。語学において、まず語彙学習というのは常識的で、この段階までは楽しいのが普通ですが、学習者の誰もがつまづくのが文法です。文法にも難易度があるのですが、手話文法がまだよくわかっていない時代であり、そもそも文法書がないので、語彙のような頻度統計もとれません。しかし、どの手話にも「あいさつ」などは載っており、基本文が紹介されています。そこで・・・
言語技能測定技術と言語教育理論② 試験範囲の公開新着!!
手話技能検定試験は手話の言語的特性に鑑み、他の言語検定とは異なる方法をいくつかとっています。その1つが「試験範囲の公開」です。この方法は手話検定独自の手法なのですが、後発の全国手話検定も同じ手法を採用しているのは、理由が不明です。試験範囲が公開されている、ということは受験者にとって、受験しやすいことが想定されます。なぜこういう手法を採っているかというと、手話検定は高校受験などのような入学試験と違い・・・
立春新着!!
今年は2月3日が二十四節気の1つ、立春になります。前日が節分、つまり節気の分かれ目ということです。節分と立春は時々混同されますが、別の日です。節分や立春の日の決まり方には一定のルールがあります。2021年から2057年までの節分は、西暦年を4で割って余りが1の場合は2月2日、それ以外は2月3日になります。そして立春は節分の翌日になるルールです。2025年は「2025年÷4=506余り1」なので2月・・・
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言語技能測定技術と言語教育理論① 言語変種新着!!
言語使用の技能として、受容技能よりも産出技能の方がむずかしい、ということは英語を習った経験から実感できます。しかし手話学習では、手話をすること(産出)よりも、読み取り(受容)の方がむずかしい、という話をよく聞きます。これはなぜでしょうか。英語教育の場合、文字を用いた「読み」つまり英文解釈と「書き」英作文では、確かに英作文が苦手の人がほとんどです。英会話においても、聞き取り(聴解)と発話を比べると、・・・
手話技能検定の理念と言語技能新着!!
手話技能検定協会の設立時と現在では24年の経過があり、その間に政府の制度はめまぐるしく変わりました。しかし当協会では今も設立以来の理念を守っており、基本技法は変わりません。理念とは、「手話は言語である」という前提で、英語検定や日本語検定があるように、言語としての検定試験が可能である、という思想です。今では「手話が言語である」ことは当たり前のように思われていますが、設立当時は反対意見の人々が多く、「・・・