サンドイッチ

3月13日は語呂合わせで「サンドイッチの日」だそうです。313で1が3に挟まれているから、というのと、3が「さん」なのをかけたのだそうです。それなら、303,323でもよさそうな感じもしますが、あまり追及しないことにします。
日本ではサンドイッチの略語がサンドになり、いつのまにか、サンドといえば「はさむ」を意味するようになってしまいました。サンドはsandであり、砂のことですから、日本英語で意味が違う、というような解説があちこちにあります。それはその通りなのですが、実は英語でもsandwichは何かが挟まれている状態を示すようになっています。日本ではハンバーガーとサンドイッチは区別していますが、英語圏では、ハンバーガーは「サンドイッチの一種」という概念です。ホットドッグなどもサンドイッチの1つであり、最近流行のパニーニやクロックムッシュなどもサンドイッチの一種なのです。パンに何かを挟めばサンドイッチということです。
意外な用法としては、パチンコ、スロットで、台の間にある貸玉や貸メダルを貸し出す機械をサンドというのだそうです。 台と台に挟まれているので「サンド」と言うのだそうです。ちなみに、パチンコの場合は筐体の左側、パチスロの場合は筐体の右側にあるのが自分のサンドなので、間違えて隣の人の所にお金を入れないように気を付けてください、とのことです。
サンドイッチの語源は、よく知られているように、「サンドイッチ (Sandwich) は、もともとはイギリスの地名で、ケント州サンドウィッチを領地とした貴族の名(サンドウィッチ伯爵)。第4代サンドウィッチ伯ジョン・モンタギューが好んだことからパンに食物を挟んだ軽食をこう呼ぶようになったとされる。さらにそこから、物にはさまれることやその状態の物品を指す用法が現れた。」(https://ja.wikipedia.org/wiki/サンドウイッチ)元は地名でした。また、パンの間に具を挟んだクローズドサンドイッチが一般的なものですが、ヨーロッパのオープンサンドイッチやフランスのカナッペ、中近東のピタポケットなども含めて広く含まれることもあります。「挟まないサンドイッチ」もあるのですね。パンではなくパイやラテンアメリカのプランテインのようにパンに代わる食材で挟んだものもあるそうなので、もう定義はどこかに行ってしまっています。
その意味からすると、日本の「レーズンサンド」もあながち間違っていないわけです。加温調理したものは「ホットサンドイッチ」といわれます。それに対して冷たいパンや具材だけで作るサンドイッチを「コールドサンドイッチ」と分類することがあるそうです。バリエーションとして、パンに具材を挟んだものに溶き卵を絡めて油で揚げたものを「モンテクリストサンドイッチ」というのだそうです。
手話の世界では、文の文中に同じ語を使う構文を「サンドイッチ構造」といいます。アメリカ手話では、同じ動詞が反復されますが、日本手話では、「私」のような人称代名詞が反復されます。英語や日本語には、ほとんどみられない言語現象なので、手話の文法的特徴といえそうです。
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