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コラム Articles
天保の改革

旧暦3月1日江戸時代の三大改革の1つ天保の改革(てんぽうのかいかく)が行われました。貨幣経済の発達に伴って逼迫した幕府財政の再興を目的としたとされています。今改めて見てみると まず綱紀粛正が有名で、風俗取締りを行い、芝居小屋の江戸郊外(浅草)への移転、寄席の閉鎖など、庶民の娯楽に制限を加えました。歌舞伎役者の7代目市川團十郎、人情本作家・為永春水や柳亭種彦などが処罰されました。町方や寺社境内、新吉・・・

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エッセイと随筆

2月28日はエッセイストの元祖とされるフランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の誕生日です。モンテーニュは『随想録(エセー:Essais)』の中で現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けました。この本は体系的な哲学書ではなく、自分自身の経験や古典の引用をもとにした考察を語っています。これがフランスのみならず各国に影響を与えました。 エッセイについてはいろいろな定義が・・・

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認知と認識

認知と認識はニュアンスが似ているせいか、世間だけでなく学問の世界でも混同がよく見られます。まず本来の意味tioですが、認知とは、あるものごとを、そうであるとはっきり認めることを言います。また今まで知らなかったことや、ぼんやりとしか感じていなかったことに対して、現実として受け入れて認める時に使います。婚姻関係にない相手との子供を、自分の子供であると認めて、法律的な関係を作ることも表します。そして心理・・・

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軍事クーデター

昭和11年(1936)2月26日に二・二六事件が起こりました。にいにいろく事件として歴史の時間に習いますし、今もこの日に話題となります。詳細はいろいろな書籍やインターネットサイトをご覧いただくとして、この事件がその後の歴史に大きな影響を与えたとして、またいろいろな見方が今もあります。 軍事クーデターとして見れば、昭和の大事件ですが、結果としてわずか3日で終わったもので、「クーデター未遂事件」という・・・

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付和雷同

マスクの着用について、同調圧力という表現がしばしば使われました。この表現には従わざるをえない、という強い力がありますが、実際はそれほど強い状況ではなく、周囲の雰囲気に合わせて着用している人が多いのだと思います。こういう周囲の状況に合わせて、他人の意思に合わせるという意味では付和雷同というのが合っているのではないでしょうか。付和雷同は四文字熟語ですが、文字からでは意味がわかりにくいせいか、最近はあま・・・

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ストライキ

1898年(明治31年)2月24日、日本初の鉄道ストライキが実施されたそうです。 「日本鉄道会社の機関士ら400人がストライキに突入し、東北本線の上野駅~青森駅の列車が運休した。1894年(明治27年)の日清戦争後に全国各地の工場で労働争議が増加する中での出来事だった。 待遇改善を要求したもので、単なる賃上げ等の待遇改善だけでなく、職名改称(機関方→機関手、心得→機関手心得、火夫→乗務機関生、掃除・・・

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天皇誕生日

天皇陛下お誕生日おめでとうございます。 お誕生日は誰にとってもおめでたい日です。まずは素直に国民としてお祝いするのが正しいことだと思います。 天皇をどう考えるかは人により違うことは当たり前のことです。憲法を持ち出して議論する人、制度として議論する人、尊崇を示す人、いろいろな人がいるのが自然な社会であり、天皇にかぎらず、あらゆることに対していろいろな考えをもつ人がいるのが当たり前のことです。わざわざ・・・

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学問分野の分類と国民教育

政治と経済が分離できる、と信じている人はもしかすると学問分野の細分化の影響かもしれません。たとえば東京大学では政治学は法学部、経済学は経済学部と分かれています。慶応大学も同じ分類です。早稲田大学は政治経済学部となっています。この3校出身者だけがエリートとはかぎりませんが、世界的企業の経営者の多くはこの3校出身者が多いと想像されます。出身学部が思考に影響があるのが自然です。ちなみにこれらの大学出身者・・・

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経済と政治

先日テレビを見ていたら、最近のサプライチェーンの危機に際して、企業の経営者が経済と政治は別にしてほしい、というような話をしていました。もう対応策がないとうことのようなので、この経営者は退陣するのがよいと思われます。この方の論理だと、このままでは日本経済が成り立たなくなる、ということですが、その危機感はわかるとしても、新たな枠組みに進化する可能性だってあるわけです。 幕末の頃、西洋の植民地になってし・・・

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手話学 Sign Linguistics
手話のダイグロシア

論文題目 手話のダイグロシア 著者 神田和幸 日本手話といわゆる日本語対応手話などの変種について、1984年時点での社会言語現象について分析し、ダイグロシア(言語兼用)の状態にあることを指摘した。

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旧暦如月朔日

新暦2月20日は旧暦の2月1日、如月朔日です。新月で大潮です。キサラギは字の感じがよいせいか、意味のせいか、ペンネームなどによく使われます。語源は例によって諸説あり、厳しい寒さに備え重ね着をする季節を意味する「衣更着(きさらぎ)」、段々と春に向けて陽気が来るを意味する「気更来(きさらぎ)」、春に向けて草木が更に生えてくるという意味の「生更木(きさらぎ)」から転じたという3つの説があります。共通点は・・・

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手話学 Sign Linguistics
日本手話の音韻表記法

論文題名 日本手話の音韻表記法 著者 神田・中 日本手話の表記法についてはいろいろな方法が提案されてきた。神田(1988)はそれまでの手話表記法をまとめ、本論において比較的簡易な表記法を提案した。表記法には音声的な手法と音韻的な手法があるが、音声言語においては音素という音韻単位の表記が多い。国際音声記号は音声的手法で本論は手話の音韻的表記の提案である。

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雨水

2月19日は二十四節気の雨水(うすい)です。天文学的には2月18日22:34の一瞬だそうですが、暦の上では2月19日なります。二十四節気は旧暦の行事ですが、太陽太陰暦なので、二十四節気は太陽の運行で決まります。計算は天動説になりますが、太陽黄経が330度の時ということになります。ということは中国と日本では時差がありますから、日が一日違うこともあります。今年は同じ日だそうです。雨水という意味は雪から・・・

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冥王星の謎

1930年2月18日アメリカの天文学者クライド・トンボーは冥王星を発見しました。2006年までは太陽系第9惑星とされていたので、多くの人は今でもそう思っています。しかし冥王星はほかの8つの惑星と性質が大きく違っており、1930年に発見した当時は明確な惑星の定義が定められていなかったため、少なくとも最初の太陽系外縁天体1992 QB1 が発見された1992年以降、冥王星を公式に惑星と呼ぶべきかどうか・・・

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手話学 Sign Linguistics
日本の聾者人口の推計

論文題名 日本の聾者人口の推計 著者 神田・木村・原 日本手話がろう者の言語であることに異論を唱える人はいない。一方で、ろう者の定義もあいまい、ろう者人口の数値も曖昧のままである。ろう者とろう社会、日本手話の関係は「不可分の一体」という説明になっており、定義としてはtautologyである。逆に言えば、そのうちの一つの数値が分かれば他の数値が自動的にわかる。

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書籍の歴史

昨今は電子書籍が普及し、これは革命の前兆であろうと思っています。実際はすでにSNSが社会運動を起こしており、歴史的に見ると新たな時代に入ったのでしょう。 大昔、情報は口伝のみでした。文字の発明により、記録という行為が行われるようになりましたが、手間がかかりました。古代エジプトのヒエログリフを見ると、ほぼ絵ですから、粘土板に掘るのも大変だったことでしょう。メッセージを頭の中にしっかり入れておき、思い・・・

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縁故主義とネポティズム

Nepotismは縁故主義と訳されることが多いのですが、英語のニュアンスと少し違うように思っています。身内贔屓(ひいき)と訳した方がいいのではないでしょうか。日本の政治は世襲政治家が多く、これも欧米から見るとネポティズムと感じるようですが、日本の場合は個人的な思想ではなく、社会システムになっていると指摘する人が政治学者や社会学者にいます。アメリカでは今、大統領の政治問題になっているようです。日本の・・・

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涅槃会と西行忌

本来は旧暦の2月15日が涅槃会であり、西行忌なのですが、今では新暦に移して行事を行うところが増えてきたので、本日のコラムにします。個人的にはこうした旧暦の行事をそのまま新暦に移すことには抵抗があります。同じ考えの人もいるようで、旧暦の2月15日に涅槃会を行う寺も少数ですが、あります。涅槃会というのは釈迦の入滅の日、つまり命日のことです。涅槃会では普段非公開の涅槃図などが公開されます。旧暦涅槃会の2・・・

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バレンタイン・デー

日本のバレンタイン・デーはチョコレートの日になってしまいました。それも高級化が進んで、結果的に義理チョコが消滅、自分チョコになっていきました。男性はホッとした半面、寂しい思いをしているのかもしれません。そもそもバレンタイン・デーは女性が「普段は告白できない」愛を男性に告白する、という説が日本では信じられていたのですが、そもそもこの説が怪しいだけでなく、女性の告白はもう当たり前になってきていて、むし・・・

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Family name

明治8年(1875)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されたのを記念して、この日が苗字制定記念日なのだそうです。ということはそれまでは、庶民には苗字がなかったわけです。今、夫婦別姓の問題が議論になっていますが、これも「姓があるから」という視点も成り立つ訳です。しかしそういう主張は聞いたことがあり・・・

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