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七夕新着!!

もう過ぎてしまいましたが、7月1日は半夏生でした。そして今日は七夕です。半夏生は雑節という日本独自の習慣で、今でこそ、雑節と二十四節気は分けられていますが、昔は暦ということで区別せず、お年寄りのいう通りの食べ物や飲み物を用意していた、という生活だと思います。七夕というと、ある落語を思いだします。借りた袴を留守の間に返し、「七に置いた」と書置きします。それを読んだ貸主が「借りたものを質に入れるとは何・・・

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小暑、水無月入り新着!!

もう過ぎてしまいましたが、7月1日は半夏生でした。そして今日から小暑です。半夏生は雑節という日本独自の習慣で、小暑は二十四節気という中国及び東アジア圏の一部で共有されている習慣です。今でこそ、雑節と二十四節気は分けられていますが、昔は暦ということで区別せず、お年寄りのいう通りの食べ物や飲み物を用意していた、という生活だと思います。二十四節気はさらに10日ごとの七十二候に分けられます。 初侯:温風至・・・

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語呂合わせ 5 韻律と童謡新着!!

英語圏では語呂合わせは韻律rhymeと呼ばれ、幼児の頃からnursery rhymes に親しみます。ナースというと、日本では看護師の意味ですが、英語では保育士なども含みます。そして動詞にすると、授乳する、哺乳する、子守をする,世話をする、という意味の他に、愛撫する、大事そうに抱く、などの意味の広がりがあり、さらに〈植物などを〉育てる,培養する、育成する、奨励する、〈破損した乗り物などを〉上手に操・・・

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語呂合わせ 4 縁起新着!!

語呂合わせは同じ言語現象でも、洒落、ダジャレ、地口などいろいろな呼び名があります。 駄洒落(だじゃれ)はレベルの低い洒落ということで、同じ語呂合わせにも違いがあるわけです。駄という接辞は駄菓子、駄賃、駄々、無駄など価値の低いことを示します。同じ言葉でも、それだけ評価も違うし、意味が広いということです。こういう現象を語彙分化というのですが、たとえば英語ならrice1語でも、日本語は米、稲、籾、飯、ラ・・・

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語呂合わせ 3新着!!

語呂合わせは同じ言語内ではおもしろさ、として広がりやすいのですが、言語をまたがると誤用や誤認の原因となりがちです。政府の御用で作った用語が誤用になっては洒落になりません。 語呂は母音の反復もしくは類似を利用するので、子音は無視されることがよくあります。日本語は文字上、母音が5つなので、同音異義語が発生しやすく、さらに語呂合わせがしやすい言語です。英語の場合は英語の母音は短母音7つ、長母音4つ、複合・・・

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語呂合わせ 2新着!!

語呂合わせは記憶に残りやすいので、政治的なプロパガンダにも多用されます。時にはそれが行き過ぎて誤用になることもあります。 たとえば、最近、ダイバーシティという用語が頻繁に出てきます。これはdiversity(多様性)に都市cityを混ぜ合わせて、英語ならdiver-cityとなるので、誤用のリスクはありませんが、日本語では混乱が起きます。日本語でダイバーといえば、潜水士ですから、ダイバー・シティと・・・

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語呂合わせ 1新着!!

日本語は同音異義語が多いので、語呂合わせで遊ぶ、ことば遊びが盛んです。同じ語呂合わせでも職場で中年男性が言うとオヤジギャグとなり、文学では韻を踏む、といわれ、歌にするとラップといわれる、価値観が変化する言語現象です。CMでは語呂合わせが頻繁であり、商品名などにもよく使われる言語技法です。 語呂合わせには肯定的な内容の場合と、否定的な内容があることはあまり分類されておらず、おもしろさだけが強調される・・・

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「なぜ」を問うてみよう 4新着!!

日本人は「なぜ?」を問うことが少ない、といわれるのですが、少ない、というより、次々にたたみかけて質問することが少ないのだと思われます。「なぜ?」と訊いて、「〇〇だから」と答えられると、それで満足してしまったり、諦めてしまう性質があるのだろうと思われます。現実には、それほど単純なことで済むことはほぼなく、複雑な原因や要因があり、それらが絡み合っているのですが、日本の文化では、深く追求しないのが美であ・・・

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甲子仏滅の日新着!!

本日は干支の甲子(きのえね)という60日周期の第1日目です。とくにめでたいということではないと思われるかもしれませんが、この日は、七福神の一つである大黒天の縁日にあたり、大黒天を祀っている寺社では甲子祭が開かれます。大黒天は、金運、商売繁盛、縁結びなどのご利益があるので、参拝してお願いごとをすれば、夢が叶う可能性大です。ご近所の大黒天が祀られているお寺があれば、ご参詣するのもよいでしょう。甲子の日・・・

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「なぜ」を問うてみよう 3新着!!

「なぜ」という質問は哲学的な存在論のような高尚な疑問もありますが、素朴な疑問であることも多いのです。とくに子どもは大人ならもたない疑問をもつことがしばしばあります。たとえば「どうしてお腹がへるの?」という疑問があります。こういう内容の歌がありますが、その結論は「かあちゃん、お腹と背中がくっつくぞ」というオチになっています。つまり空腹の原因やメカニズムを知りたいのではなく、お腹がすいた、ということを・・・

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「なぜ」を問うてみよう 2

Because it’s there.というのは有名な表現で、エベレストに最初に登頂したジョージ・マロリーの言葉です。日本では「そこに山があるからだ」と訳されていて、itは山と訳されて広がっていますが、昔からこの訳には議論がありました。しかしインパクトのある表現なので、「なぜ」と問われて説明がむずかしくなる時の便利な回答として重宝されてきました。この表現のitはエベレストのことなので、エベレストと・・・

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「なぜ」を問うてみよう 1

欧米人、とくにアメリカ人と会話していると、頻繁にWhy?を訊かれます。ある芸人のネタにWhy Japanese people …というのがありますが、なぜこういう質問が出るかというと、質問者は自分が納得するための説明を求めているからです。日本人が「なぜ」を問う場合、理由とか動機を訊くことが多いと思います。ある意味、単純な疑問であって、それで納得するためではないと思います。結果的に納得することはあっ・・・

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3度目の庚申

本日は今年、3度目の庚申です。庚申という道教の習慣は平安時代に貴族の間で流行り、一種のもの忌みのような感じの行事でした。しかし、江戸時代に庶民に広がるにつれ、宗教的な色合いが減り、徹夜行事として、楽しみの1つになっていったようです。昔は、それほど娯楽が多くなく、年に数回の祭りや正月、盂蘭盆会の他は、縁日とか二十四節気の行事のたびに、集まって食事をすることが娯楽でした。結婚式や葬式も大きな行事でした・・・

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商品化とは何か

商品化されたものを概観すると、要するに換金ということに尽きます。商品化というのは、それまで売買の対象でなかったものを、金で売買するようにする、ということになります。その典型例が労働です。日本では、少し前まで、労働は金銭には代えがたいものとする考えがありました。それは今でも「勤労感謝の日」というのがあることからもわかります。 日本の伝統では、使い古して捨てたものにも、供養して感謝する、という習慣があ・・・

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商品としての言語6 商品化されていないアイデアや思想

労働の一部が完全に商品化されていない一方で、同じ抽象的な行為としての宗教が意外に商品化されている現実があります。商品が定価として販売されるようになったのは、まだ最近のことです。経済的には商品の値段は需要と供給のバランスで決まるので、物価が上昇したり下降したりするわけです。定価というのは恒久的なものでなく、瞬時の受給関係で決まっているものです。価格が変動的であることは誰もが知っており、安いものを求め・・・

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商品としての言語5 商品化された労働

労働が時給に換算されるのは、今では当たり前のことで、政府や自治体も最低賃金を時給に置いています。また家事を時給に換算したり、あらゆる仕事を時給に換算しようという観念が一般化しています。しかし違和感を抱く人も多いと思います。実際、商売をしている人や農業、漁業などの生産者、あるいは政治家の労働が時給に換算されることはありません。また家事をする女性の労働を時給換算してみると、家事を商品として販売している・・・

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夏至

夏至というと、言葉だけみると、夏の真っ盛りという感じですが、実際には理科の時間に習ったように、日差しが一番長い日ということです。夏至は6月に来るので、日本人の感覚だと真夏は7月、8月ですから、夏至の意味は薄いのかもしれません。しかし、ヨーロッパでは昔から夏至は大切な日で夏至祭が今も盛大に行われます。とくに北欧では、太陽が長く照る夏は快適な日々であり、楽しい期間ですから、そのピークである夏至は暦の月・・・

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商品としての言語4 商品化された宗教

宗教と商品化は無縁のようなイメージですが、実際に日本の神社やお寺にいくと、たくさんの商品に出会います。御祈祷料やお布施は宗教行事の謝礼ですから、商品ではなく、実際に課税対象ではありません。しかし、お守りやキーホルダー、お線香などは値段がついており、販売されているので商品です。最近流行のご朱印帳は商品なのか、宗教物なのか、境界が曖昧です。さらに神社やお寺には門前町があり、そこではお土産や食べ物が普通・・・

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商品としての言語3 商品化された英語

日本は「アメリカの植民地」となってしまったせいか、アメリカ英語しか商品化されておらず、学校教育でもアメリカ英語のみが「公用語」化しています。しかし、英語を国語としている国は日本人が想像しているよりはるかに多く、有名な所としては、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、フィリピン、インドなどが、日本人がよく訪れる国なので、接する機会もあります。 自分が習ったアメリカ英語とは、発音だけでなく、・・・

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商品としての言語2 日本国内の言語

国語といえば日本語のことですが、日本という国の中には日本語以外の言語も存在しています。「日本は単一民族、単一言語の国」というのは現実を見ていない理念にすぎません。現在はアイヌと呼ばれている民族がいますが、昔から北方諸民族が日本の中に住んでいたことは事実ですし、多くの外国人がやってきて、日本に住んだ人がいます。古くは朝鮮半島やシナ大陸、そして南アジアからの人もいました。日本人のルーツは今も学問の世界・・・

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