記念日と休日の考え方



昨日のコラムで縁日が毎月を基本としていることをご紹介しました。それに対して記念日は年1回というのが圧倒的に多いです。ちなみに6月26日もいろいろ記念日がありますが、語呂合わせでは「露天風呂の日」だそうです。このコラムでご紹介してきた記念日の多くは企業や団体が一般社団法人日本記念日協会に申請し認定・登録されたものです。これが公式の記念日ということになりますが、その前に国が法律で定めた国民の休日というのがあります。国民の休日はお休みするのが原則ですが、休むのは公務員と会社員で、それに伴い学生や政府機関や会社と関係する人たちが連鎖的にお休みすることになります。一方で、消防、警察などの公共サービスの多くは休日がなく、職員は交代で「休暇」をとることになります。また役所や会社が休日なので、その日に普段できない作業をする人々もいます。工事、清掃業者などです。また近年は情報管理や警備などのサービス業も個人休暇で対応します。また「世間が休日」の時が書き入れ時の観光関係や商店などで働く人も大勢います。また動物を飼っている牧畜や動物園などでは動物に休みはないので、休日という考えはなく、働く人が交替で休むしかありません。いったい全国民のうち何%の人が休みをとっているのでしょうか。日本はサービス関係の業務が多いので、かなりの人が休日に休んでいません。

休日を英語ではholidayであることはよく知られていますが、元はholydayつまり聖なる日で、安息日と訳されているように、神様への感謝の祈りをして労働をしない日になっています。これは無論旧約聖書が基盤にあり、神も7日目に休まれたことによります。1週間も休日から次の休日までの7日間となっています。労働も大切なのですが、神がさらに大切で優先されているのがキリスト教・ユダヤ教圏です。その厳格さは宗派によって異なりますが、たとえばユダヤ教ではシャバトという安息日は「労働してはいけない」とされていますから、お店も全部休みです。ちなみにシャバトは日曜日ではなく土曜日です。ユダヤ教国であるイスラエルにはシャバト・エレベータというのがあり、この日は全階に止まるしくみになっています。エレベータボーイが休みというだけでなく、ボタンを押すのも「労働」というわけです。毎階に止まってドアが開くので、待っているとエレベータがやってきて、それに乗り、降りたい階で降りればよいわけです。ただ時間がかかります。バカバカしいと思うのは外国人で、イスラエル人は大真面目に工夫しているわけです。これも宗教的ではあっても公共サービスといえます。アメリカの大学の多くに7年間連続勤務すると1年間の休暇が与えられます。これをサバティカル・リーブといいますが、シャバト(サバト)が語源です。有給のこともあり、無給のこともありますが、契約は継続されています。日本の大学の専任教員の留学もこの制度を真似ているところがあります。

キリスト教圏ではこのように休日は7日または7年のように7が基数です。7の倍数49を使うこともあります。従って日本のように毎月という習慣はほぼないといえそうです。

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