夏の綱


スイカ

「なつのつな」と聞いて何を連想されますか?7月27日の語呂合わせだそうですが、語呂合わせまでは理解できますが、https://zatsuneta.com/archives/107271.html の説明を読むまで「すいかの日」とはわかりませんでした。「スイカ生産者のグループが制定」とあるだけで、具体的な団体名が載っていないので、一体誰が考えたのでしょうね。このグループがいう綱というのは何を意味しているのでしょうか。命綱?スイカの蔓(つる)?それもわかりません。

スイカは西瓜と書くのですが、これは古代中国でスイカは西の方からきた瓜ということで命名されたようです。南瓜と書いてカボチャと同じ発想のようです。それならセイカないしサイカと読むのが普通ですが、なぜスイカなのでしょう。西と書いてスイと読むのはこれだけのような気がします。よく誤字で水瓜と書いてあるのですが、この方がしっくりきます。英語ではwatermelonなので、それとも感覚が一致します。スイカの原産地は南アフリカだそうで、エジプトやギリシアでも栽培されていた古い果物です。中国にはウイグル地方から入ったようで、それが日本に到来したようですが、いつなのかはっきりしていません。

欧米でもスイカがありますが、日本のように甘くないです。日本はかなり改良して大きく、甘いものにしてきました。もっともそれだと大きすぎて冷蔵庫に入らないという理由から、小さいコダマスイカが開発されたり、四角のスイカもあるそうです。確かに冷えたスイカは夏の風物で、昔は井戸水で冷やしたスイカが楽しみでした。氷スイカと称して大きな氷で冷やした切ったスイカを売っていました。昔のスイカはそれほど甘くなかったので、塩をかけて食べることが多く、地域によっては砂糖をかけて食べたそうです。今のスイカは種がないか、少なくて食べやすいですが、昔のスイカは種がたくさんありました。その種を飛ばして遊ぶこともあり、種飛ばしコンテストというのもありましたが、今はあまりみかけません。庭に飛ばした種から翌年芽がでることもありましたが、がんばって育ててもちゃんとしたスイカにならなくて、結局漬物になりました。スイカの皮は厚いので、硬い皮をむいて残りの白いところを漬物にしました。瓜漬と同じであり、当たり前でもありました。今ではなんとなく三角に切ったスイカが普通ですが、昔は半月型のままの大きなスイカにかぶりつくことも普通でした。「すいか」という手話単語はその頃の様子を表しています。

アメリカではWatermelon Man(スイカ売り)という曲が有名で、1962年ハービーハンコックが発表したジャズ曲です。多くのジャズメンがカバーしています。ハンコックが少年時代に聞いていたシカゴのスイカ売りの口上にインスパイアされて作られた曲だそうです。ジャズの定番なのですが、なぜか日本ではあまり売れていません。日本のスイカ文化を念頭に置くと、違和感があるのかもしれません。

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