小正月、左義長、wikipedia
1月15日は小正月とされ、また左義長という、いわゆる「どんど焼き」が行われる地域もあります。しかしこれらの行事はそもそもが旧暦の時代の習慣なので、それを単純に新暦に移しても実感的にわかないこともあります。正月を新暦で祝うため、必然的にその関連行事も変更になってしまったのですが、肝心の行事の意義もだんだん薄れていき、やがては消滅していく運命にあるかもしれません。なぜ小正月というかというと、1月1日から1月7日までを大正月と呼ぶ場合もあり、この小正月までが門松を飾る期間として松の内という場合もあります。今では松の内といえば7日までというのが常識化してきましたが、昔はもっと長かったのです。松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、小正月を「女正月」という地方もあるそうです。その他、「小年(こどし)」「二番正月」「若年」「花正月」「返り正月」「戻り正月」と呼ぶ地方もあるとのことです。小正月の朝には米と小豆を炊き込んだ「小豆粥(あずきがゆ)」を食べる習慣があり、早朝に食べることから「あかつき粥」などとも呼ばれました。地方によっては餅花(もちばな)や繭玉(まゆだま)を飾る習慣があります。しかし餅花や繭玉も今では正月に飾ることが多くなりました。これでは小正月もなくなっていくわけです。小正月の伝統行事として、左義長(さぎちょう)というのがあり、なまはげ(秋田県)、あまめはぎ(石川県・新潟県)、かまくら(秋田県や新潟県など降雪地域)などがあり、行事を通して病気や厄災を払ったりします。かつては元服の儀を小正月に行っていたことから、1月15日を成人の日になったのですが、今では1月の第2月曜日に変更されています。最近はそれも政府が随時変更し、今年は8日になってしまいました。そして単なる連休扱いです。
この日は「wikipediaの日」でもあるそうです。そのwikipedia によると「2001年(平成13年)のこの日、インターネットの百科事典サイト「ウィキペディア」(英語版)が公開された。ウィキペディアはウィキメディア財団が運営し、誰もが無料で自由に編集に参加できる。世界の各言語で展開され、291言語にも及ぶ。)」であることに由来する造語である。」ということです。当初は偽情報や誤情報も多かったのですが、大勢の人が加筆することで、最近は信頼性も高まってきたようです。
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