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コラム Articles
野球用語

大谷選手の大活躍のおかげで、アメリカのメジャーリーグの放送の一部が流れるようになりました。英語のアナウンサーを聞いてみると、日本で使われている用語と違いがあることがわかります。バットやボール、ベースは同じで、投手の球種もほぼ同じです。アメリカの用語をそのまま輸入したので当然です。打者の方は多少違いがあり、1番はトップバッターではなくlead off hitterです。2番以下はsecond hit・・・

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自動車部品

日本英語の典型例として、自動車関連の用語があります。自動車製造は日本の基幹産業でもあり、輸出の主力でもあるのに、用語が日本独自の日本英語なのは謎です。それこそ国際的に使用されている用語に統一しそうなものです。たとえば、車のエンジンをカバーしているフロント部分の「蓋」をボンネットと言っています。しかしアメリカではフードhoodといいます。ボンネットはbonnetが語源でイギリス英語です。ボンネットと・・・

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誤発音

日本英語には英語の原音とは違う読み方をする語がかなりあります。それは「英語が読める」昔の知識人が現地での発音を知らないまま、カタカナ語をして広めてしまったものがほとんどです。ハーブはherbであり、カタカナで書けば「アーブ」です。イギリスにいけばハーブ栽培も盛んで、ハーブガーデンがあちこちにあり、そこではハーブ・ティーを飲むことが日本人の憧れみたいになっていますが、これらはすべてアーブと発音しない・・・

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ベビーカー

ベビーカーは和製英語です。英語ではstrollerといいます。テーマパークやショッピングモールなどにはSTROLLERSと地面に書いてあるゾーンがあり、そこにベビーカーを置くことができますが、ここに自転車などを置くのはルール違反です。ましてベビーカーに子供を置いたままでかけるのは児童虐待という犯罪行為です。英語のstrollは「散歩する」という意味ですから、ベビーカーを押しながら、ゆっくり歩いてい・・・

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スーパー

スーパーはsupermarketの省略です。昔はそれを多くの人が知っていました。しかし今やスーパーは普通語になってしまい、略語と思っている人は少なくなりました。おかげでスーパーマンといえば、あの超人だけでなく、スーパーで働く人の意味まであります。しかし「超」という意味は残っており、スーパーホテルのように名称にしている会社もあります。しかし新幹線の超特急がsuper-expressという英語であるこ・・・

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マンション

日本語に入り込んだ外来語は多いのですが、中には意味がまったく変わってしまった語もたくさんあります。これらの借入語は誤訳というよりも、日本独自で進化した日本英語、和製英語と考えるのが正しい理解だと思われます。こういう日本独自の言語進化は和製英語の前にも和製ポルトガル語もあり、古くから和製漢語がたくさんあります。 マンションといえば、高層の集合住宅のことですが、語源は英語のmansionから来ています・・・

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日本語のあいさつ

私たちは普段、無意識に「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「おめでとう」「すみません」などという挨拶をしています。どの外国語を学ぶ時も、まず挨拶を勉強します。つまり会話つまりコミュニケーションの基本だからです。そして意味はわかっていても、語源などには興味がいくことはまずなく、知ったところで何かが変わることは滅多にありません。しかしこういう日常語こそ、その言語の背景にある文化や歴史・・・

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身体の名前と起源

どの言語にも共通するのですが、身体の部位の名前つまり身体部位名称はその言語の基本語彙となっています。 日本語なら、目、耳、鼻、口、手、足、など数多くあります。漢字で書くと字源などが説明されますが、多くは形をとった形象という方法が多いです。ひらがなで音を書くと、メ、テ、のような一音の語、一音を重ねたミミのような語、ハナ、アシのように二音の語がほとんどだということがわかります。一音ということは、「最初・・・

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やまとことば⑲ ~て動詞3

テ形動詞の「~ている」を考えてみましょう。「~ている」表現は 時間の流れの中で、どの部分に焦点をあてるかによって、意味が変わります。次の例文を考えてみます。 ①「(まだ)食べていないの」②「(いま)食べている」③「(もう)食べている」では、「食べる」という行為がどこの時点なのかが変化します。①は食べる行為の前、②は食べる行為中、③は食べ始めて時間が経っている、ことを表します。( )内の副詞によって・・・

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やまとことば⑱ ~て動詞2

「~てみる」というのはどの辞書にもだいたい「どういうものか結果を確かめるために実際に行為をすること」と説明されています。英語ではtry toに該当します。「~」のところにくるのは意志動詞です。文法としては、基本的に結果を確かめるために何かをすることが前提なので否定の形では使われません。「〇〇にしてみない」というのは形は否定形ですが、否定形を疑問文に用いて勧誘を表す用法です。「野球やらない?」「飲み・・・

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クールジャパン

7月31日はクールジャパンの日だそうです。NHK BS1の番組「クールジャパン」を制作する株式会社クリエイティブネクサスが制定したそうです。(https://zatsuneta.com/archives/107313.html)「クールジャパン(Cool Japan)とは、海外でクール(かっこいい)と捉えられている日本の商品・サービス・文化を表わす言葉である。アニメ・漫画・ゲーム・自動車・電気機器・・・

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やまとことば⑰ ~て動詞

「~てみる」「~てやる」のように、日本語には数多くのテの後に動詞が付いて、その前の~に入る動詞と共に、句が1つの動詞のようになっている特殊な形式があります。このタイプの用法をテ形と呼び、日本語教育では難儀の1つとされています。日本語教育の教育法を参考にして、まずテ形の機能を紹介します。(https://jn1et.com/howto-tekei/)まず「て形」の11機能を紹介します。 ①順次動作(・・・

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やまとことば⑯ 気4

「気」をケと読む語には、気から始まる語と気で終わる語があります。国語辞典から抽出してみましたので、まず、知識試しを楽しんでください。気疎い(けうとい)(嫌だと感じる。いとましい。不愉快。)、気圧される(けおされる)(相手の勢いに気持ちが負ける。)、気色(けしき)(1.表情や態度から見て取れる心の様子。2.物事が起こり始める気配。兆し。)、気高い(けだかい)(尊い気品があること。品格が高い。)、気怠・・・

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やまとことば⑮ 気3

「気」をケと読むとこちらも古来から、多くの語があります。「気(け)」から始まる語もありますが、どちらかというと「気(け)」で終わる語の方が多いようです。意味としては辞典によれば①そのものがもつ要素や傾向。また、それが感じられる状態・気配。②そのものから発して、その存在を感じとらせるもの。気体状のもの。におい。味など。③それを感じられる心の状態。気分。心地。④気候。天気。⑤病気。⑥多く「気(け)が付・・・

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やまとことば⑭ 気2

「気」を組み合わせてできている語はほとんど言い換えができません。「天気」「空気」「雰囲気」などの漢語から、「気を回す」「気をつける」「気がつく」など形式上は目的語名詞であっても、1語の動詞のような印象をもつ語もたくさんあります。実際、これらの漢語や組み合わせ語は外国語に訳す場合は1語になるか、対応する訳語がないため、長い説明となるか、のどちらかになります。これはそもそも「気」に該当する語がないから・・・

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やまとことば⑬ 気1

「気」という語はやまとことばにしては珍しく常に漢字で表記されます。これまで解説してきたのは動詞ですが、気は名詞です。気が常に漢字で表されるのは古代中国語の思想が反映しているという解説が多いのですが、すでに多くの派生語ができており、やまとことばと考えてよいと思われます。「気」とは何か、といわれると説明に困ります。哲学的解説としては(Wikipedia)かなり長いものになり「気息、つまり息の概念がかか・・・

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やまとことば⑫ みる2

「~てみる」はどういうものか、結果を確かめるために実際に行為をすることで、意志動詞につきます。よくわからないから試しにちょっとしてみるという意味なので、「ちょっと」の度合いを超えている場合は使いにくいです。「このカレーはすごくおいしいので、たくさん食べてみてください。」は違和感がありませんか?間違っていないけど、ちょっと変な感じがするのは「たくさん」があるからで、「このカレーはすごくおいしいから、・・・

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やまとことば⑪ みる1

「みる」は実際に視覚で「みる」の他に「観る、診る、視る、看る」と多くの漢字が充てられています。まずそれぞれの英訳語をみてみましょう。「観る」look on、watch、see、watch、view、take in、see、catch、watch、「診る」examine (medically)、「視る」presume、take for granted、assume、ward、guard、look o・・・

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やまとことば⑩ する・やる3

「やる」と「する」の違いの意味分析は国語学でも進んできていますが、活用というか語形変化のパターンが違うことの理由はあまり研究されていません。「やる」は「やらない、やります、やる時、やれば、やれ」と活用します。つまり「や」が語幹つまり変化しない部分で、「ら、り、る、る、れ、れ」の語尾が付くわけです。しかし「する」の方は「しない、します、する時、すれば、せよ・しろ」と語幹はなく、全体が活用します。ある・・・

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やまとことば⑨ する・やる2

「する」も「やる」も英語ではdoに該当するので意訳するしかありません。というよりも日本語は名詞中心言語で、英語は動詞中心言語なので、英語なら1語になっているものを、名詞に「する」をつけて動詞化して対応させているわけです。たとえばcopyはそれだけで名詞も動詞もあります。日本語だと「コピー」は名詞なので、「コピーする」にするか、「コピーを取る」のように名詞を目的語にして、意味的に適合しそうな動詞を当・・・

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