その他の投稿も検索をすることができます。
「検索ワード」「分野」「内容」を入力して
「検索」をクリックして下さい。

  • 「検索ワード」

  • 「分野」

  • 「内容」

コラム Articles
暑さと知恵の交差点─夏土用と丑の日新着!!

真夏の盛り、食欲も落ち、体力も消耗しがちな時期に話題となるのが「土用の丑の日」です。スーパーや飲食店の店先にはうなぎの幟(のぼり)が立ち、人々はこぞって蒲焼きを求めます。この風習は単なる習慣ではなく、古来の暦と生活の知恵、そして江戸時代の発明家・平賀源内のアイディアが複雑に絡み合った文化です。今年は土用丑の日が19日と31日の2回あります。 土用とは、五行思想に基づいた暦の区分で、春夏秋冬のそれぞ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
「乃東枯」─静かに季節がうつろう時新着!!

私たちの暮らしのなかに、季節の移ろいをしみじみと感じさせてくれる言葉があります。そのひとつが、七十二候の「乃東枯(なつかれくさ かるる)」です。これは、夏至から始まる三候のうちの第三候で、例年新暦6月26日ごろから30日ごろにあたります。「乃東」とは、現代ではあまり耳にしない言葉ですが、実はこれには深い自然観と薬草文化が結びついています。 「乃東」は、「だいとう」や「ないとう」とも読まれる古名です・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
夏の入り口新着!!

7月も二週目に入り、夏の気配が日増しに強まってまいりました。昨日から小暑(しょうしょ)に入り、「暑さが少しずつ始まってくる」時期で、自然界でも、季節の移ろいがはっきりと見えてくるのがこの頃です。文化的にも、この日をはさむ頃には多くの地域で夏祭りや伝統行事が始まります。京都の祇園祭では、鉾町の準備が本格化し、町には笛や太鼓の音が響き始めます。祇園祭は7月1日の吉符入りからスタートしますが、7月8日は・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
七夕と小暑新着!!

7月7日といえば七夕です。織姫と彦星が年に一度、天の川を渡って出会うというロマンチックな物語とともに、短冊に願いごとを書いて笹に飾る風習が広く親しまれています。しかし、漢字では「七夕」と書くのに、なぜ「しちせき」ではなく「たなばた」と読むのでしょうか。 この不思議な読み方の背景には、日本と中国の文化が交差し融合した歴史があります。「七夕」はもともと中国から伝わった行事で、牽牛(けんぎゅう)と織女(・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
梅雨の終わり新着!!

例年だと日本の季節のうえで7月3日は、梅雨の終盤にあたります。今年は西日本が早く梅雨明けしました。地域によってはこの頃に梅雨明けが宣言されることもありますが、多くの地域ではまだ湿気の強い日が続いています。空は曇天に覆われ、突然の雷雨や蒸し暑さに悩まされる時期です。しかし、この「不快」とされがちな時季は、自然界にとってはとても大切な時間でもあります。土にたっぷりと水分を与え、植物が根を張り、稲がすく・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
半夏生(はんげしょう)新着!!

現在の暦でおおむね7月2日前後にあたるのが「半夏生(はんげしょう)」という雑節であり、田植えの終わりを意味する重要な暦日とされています。「半夏生」とは、太陽の黄経が100度に達した日を指し、例年6月下旬から7月2日頃にあたります。古くは農作業の目安として非常に重視されており、「半夏生までに田植えを終えなければ実りが悪くなる」と言われてきました。実際、湿気と高温が重なるこの時期を過ぎると、稲の根付き・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
1年の折り返しと夏の入り口新着!!

一年のちょうど半ばに位置する7月1日は、暦のうえでも生活のうえでも、さまざまな意味を持つ日です。新しい月の始まりであると同時に、一年の後半戦のスタートでもあり、季節の移り変わりや心の区切りとして、私たちの暮らしに静かな余韻をもたらしてくれます。旧暦では、7月は「文月(ふみづき)」と呼ばれました。この呼び名には諸説ありますが、「文(ふみ)を書く月」、すなわち手紙のやりとりが盛んになる月という説が有力・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
夏至新着!!

夏至(げし)は、二十四節気のひとつで、一年のうちで最も昼の長さが長くなる時期です。2025年の夏至は6月21日。日本ではちょうど田植えの時期とも重なり、農村では季節の節目として意識されてきました。 夏至は二十四節気の中でも特に天文的な意味が強い節気ですが、そこに細やかな変化を与えるのが「七十二候(しちじゅうにこう)」の存在です。七十二候とは、一年を約5日ごとに分けて自然の移ろいを表現したものです。・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
入梅

今年は6月11日が入梅(にゅうばい)です。偶然ですが、満月です。満月も雨や雲で見られないかもしれませんね。日本には、四季のほかにも繊細な季節の移ろいを表す言葉が多く存在します。その中でも、という言葉は、梅雨の始まりを告げる静かでしっとりとした響きを持ち、日本人の自然観や生活の知恵を今に伝える言葉です。入梅とは、文字通り「梅雨に入ること」を意味し、気象庁が発表する梅雨入りとはやや異なる、暦に基づいた・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
小満

今年は5月21日から、二十四節気の1つである小満に入ります。立春から数えて8番目(立春を含む)の節気です。小満とは「植物や動物などのありとあらゆる生き物が次第に成長し、天地に満ち始める頃」という意味です。草木が生い茂り、動物たちも心地良い気候を楽しむ時期とされています。小満は万物が次第に成長し天地に満ち始める頃で、江戸時代の『暦便覧』では、「万物盈満(えいまん。物事が充分に満ち足りること)すれば草・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
立夏

立夏(りっか)は二十四節気の一つで、春分と夏至の中間に位置し、暦の上で夏の始まりを示します。2025年の立夏は5月5日から始まり、次の節気である小満までの約15日間を指します。立夏は「夏の気配が立ち上がる」という意味を持ち、山々の緑が濃くなり、爽やかな風が吹き始める時期です。この時期はゴールデンウィークとも重なり、自然を楽しむのに最適な季節です。 立夏の時期には端午の節句が含まれるため、柏餅や粽(・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
穀雨

4月20日から二十四節気の穀雨に入ります。二十四節気の一つ「穀雨」とは「雨降って百穀(ひゃっこく)を潤す」という言葉から来ています。名前の通り温かく柔らかい雨が降り、田畑を潤す時期です。春分や清明の時は晴れたり曇ったり、温かかったり寒かったりと春の変化が多い気候でしたが、穀雨の頃になると気候が安定してくるため、種まきに最適な季節になります。昔から農作業のスタートは穀雨を目安にされてきました。農作業・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
春土用の入り

4月17日は春土用の入りの日です。2025年の春の土用の中日は戌の日で4月23日(水)(壬戌 じんじゅつ、みずのえいぬ)です。4月17日(木)から5月4日(日)の間です。土用の間にある間日(まび、かんじつ)は土用期間中で土公神が天に戻る日とされ、土用期間中(約18日間)は土に関することが禁じられていますが、間日は土いじりをしても良い日とされています。 2025年の春土用の間日は巳・丑・酉の日で4月・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
清明

清明(せいめい)は季節の変わり目を表す二十四節気のひとつです、定気法という原理で、太陽黄経が15度のときと定義されており、2025(令和7)年は4月4日に該当します。正確には中央標準時4月4日 21時49分です。4月の初旬は桜ばかりが話題になりますが、草木が芽吹き、すべてのものが清らかで生き生きしている、という意味合いからその名が付いております。期間としては、次の節気の「穀雨」(こくう)前日までと・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
年度末

3月31日は年度末です。今年は月曜日なので、余計にややこしいです。実際はその前の週の金曜日までに済ますことが多いと思われます。ただ、日付で管理している場合は、郵送だと水曜日とか木曜日あるいは金曜日に届くことになるので、来週まで持ち越しになり、処理が年度始めと重なり、混乱がありそうです。逆にいえば、金曜日までという締め切りが3日早くなることが多いので、その分、大変でもあります。しかも、この時期に新入・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
春雷

春雷、という語の響きがよいからなのか、季節感があるせいなのか、多くの歌や文学に登場します。ネット検索するとまず米津玄師がでてきます。春雷(しゅんらい)は、文字通り春に鳴る雷のことです。時期的には立春から立夏の頃までに発生する雷をさします。寒冷前線が通過する時に発生する界雷(かいらい)で、雹(ひょう)などを伴う事もあります。 立春の頃の雷は春の到来を伝えるともいわれ、冬眠していた地中の虫たちが雷鳴に・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
弥生朔日

3月29日、旧暦では弥生朔日となります。今年はこの時期に桜も咲いていますから、正に春らしい時期となりました。まだ時々寒い日もあるかと思うと、初夏を思わせる暑い日もあって、これも春らしい気候です。この気温の寒暖差によって、空気中の水分が霞や霧になるので、それがまた春らしい景色となります。 枕草子の有名な序である「春はあけぼの。春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細く・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
桜餅の違い

桜餅の関東と関西の違いは、ひとことでいうと、関東では「長命寺」という小麦粉の薄生地であんこをくるんだ桜餅が主流です。関西では道明寺というもちもちでつぶつぶの生地であんこを包んだ桜餅が主流です。 関東風桜餅の発祥元は、山本新六という人物で、1717年、花見名所を作ろうと、隅田川のほとりにたくさんの桜の木が植樹された頃に、長命寺の門番だった新六は、桜の葉の塩漬けを使った桜餅を考案しました。これを門前に・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
二十四節気の春分

二十四節気では春分の前が啓蟄、後が清明となります。15日で一節気、それが24あるので、360日となりますが、5日ほど足りなくなるので、足りない日を、閏(うるう)で調整して用いています。二十四節気は1月節(1月のはじめ)、1月中(1月の中心)などといったかたちで、12の月の「節」「中」が定められました。 そして12の月の中の日を含まない月が、閏月として扱われました。旧暦の1月(ひとつき)は29日の月・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
Vernal Equinox

Vernal equinoxと聞いて、ピンとくる人はそう多くないと思います。英語圏でもあまり知られていない英語ですし、文学などにもあまり登場してきません。英語圏ではMarch equinoxという表現の方がまだ馴染みがあるようです。英語圏では科学用語ですが、日本では春分という誰もが知る祝日です。春分は科学的には、秋分や夏至と冬至も同じレベルで考えるべき天文現象です。諸外国では、理科の時間に習うので・・・

カテゴリー
コラム Articles