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米第二国家「America the Beautiful」に込められた理想と祈り新着!!
アメリカ合衆国には、多くの人々が愛唱する国民的な歌があります。その中でも「America the Beautiful(アメリカ・ザ・ビューティフル)」は、単なる愛国歌にとどまらず、自然の雄大さと人々の精神性、そして国の理想を詩的に歌い上げた名曲として、今なお多くのアメリカ人の心をとらえて離しません。それでアメリカの第二国家とも呼ばれています。 この歌が初めて世に出たのは、1894年7月22日。詩人・・・
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海を思う、景色を尊ぶ─記念日が語る日本のこころ新着!!
7月の連休に差しかかるころ、私たちは「海の日」や「日本三景の日」といった記念日に出会います。これらは一見、祝日や観光の日として受け止められがちですが、その背景には、自然との共生、美への敬意、そして歴史へのまなざしが隠されています。それぞれの記念日を通して、私たちが何を大切にしてきたのか、今いちど振り返ってみましょう。 「海の日」は、現在では7月第3月曜日に定められている国民の祝日で、日本の国民祝日・・・
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宇宙への扉が開いた日─7月20日という歴史的瞬間新着!!
私たち人類にとって、地球の外にある宇宙は、長い間、神秘と恐怖、そして夢の対象でした。星々を見上げ、月に憧れ、火星に想像を巡らせてきた歴史の中で、「現実にそこへ到達する」という壮大な挑戦が現実のものとなった日──それが7月20日です。この日には、20世紀の宇宙開発史における2つの金字塔が打ち立てられました。 1969年7月20日、アメリカ航空宇宙局(NASA)のアポロ11号が、月の「静かの海(Sea・・・
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暑さと知恵の交差点─夏土用と丑の日新着!!
真夏の盛り、食欲も落ち、体力も消耗しがちな時期に話題となるのが「土用の丑の日」です。スーパーや飲食店の店先にはうなぎの幟(のぼり)が立ち、人々はこぞって蒲焼きを求めます。この風習は単なる習慣ではなく、古来の暦と生活の知恵、そして江戸時代の発明家・平賀源内のアイディアが複雑に絡み合った文化です。今年は土用丑の日が19日と31日の2回あります。 土用とは、五行思想に基づいた暦の区分で、春夏秋冬のそれぞ・・・
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『我が闘争』の評価新着!!
1925年7月18日、アドルフ・ヒトラーの著書『我が闘争(Mein Kampf)』の第1巻が出版されました。この書物は、後にナチス・ドイツの思想的根幹となり、第二次世界大戦とホロコーストへとつながる数々の政策や信条の土台を築いたものです。言葉がいかに暴力を導き、現実を変えてしまうのか。その象徴ともいえるこの書物について、今あらためて見つめ直す意義があります。『我が闘争』は、ヒトラーが1923年の「・・・
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帝政ロシアの終焉新着!!
1918年7月17日未明、ロシア帝国の最後の皇帝ニコライ2世とその家族が、ウラル山脈の町エカテリンブルクにあるイパチェフ館の地下室で、革命派によって銃殺されました。この瞬間、約300年続いたロマノフ王朝は、静かに、しかし衝撃的な終幕を迎えたのです。 ロマノフ王朝は、1613年に初代皇帝ミハイル・ロマノフが即位して以来、ロシア帝国の支配者として君臨しました。ピョートル大帝やエカチェリーナ2世といった・・・
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「乃東枯」─静かに季節がうつろう時新着!!
私たちの暮らしのなかに、季節の移ろいをしみじみと感じさせてくれる言葉があります。そのひとつが、七十二候の「乃東枯(なつかれくさ かるる)」です。これは、夏至から始まる三候のうちの第三候で、例年新暦6月26日ごろから30日ごろにあたります。「乃東」とは、現代ではあまり耳にしない言葉ですが、実はこれには深い自然観と薬草文化が結びついています。 「乃東」は、「だいとう」や「ないとう」とも読まれる古名です・・・
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聖墳墓教会の奪取とその現在─十字軍の記憶と聖地の交錯新着!!
1099年7月15日、エルサレムの聖墳墓教会は、キリスト教世界の軍勢によって占拠されました。これは第一次十字軍の頂点ともいえる出来事であり、同時にその後の中東史、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教それぞれに深い影響を与える聖地の争奪の象徴でもあります。そして今日、聖墳墓教会は依然として信仰の対象であり、政治と宗教が交差する繊細な場所であり続けています。 11世紀末、ヨーロッパのキリスト教世界では、イ・・・
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革命と記憶の交差点─フランス「国民祭」に秘められた光と影新着!!
毎年7月14日、フランス全土では「Fête nationale(国民祭)」と呼ばれる国家の祝日が盛大に祝われます。華やかな軍事パレードや、エッフェル塔を背景にした大規模な花火。フランスの自由・平等・友愛の理念を象徴するこの祝祭日は、1789年のバスティーユ襲撃を起点としています。 このバスティーユ襲撃事件こそ、フランス革命の火蓋が切って落とされた瞬間でした。1789年7月14日、パリ市民は、国王ル・・・
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革命の闇に沈んだ光――ジャン=ポール・マラー暗殺事件新着!!
1789年に始まったフランス革命は、王政を打倒し、近代民主主義の扉を開いた歴史的転換点でした。しかし同時に、それは激情と暴力、理想と裏切りの交差する混沌の時代でもありました。その混沌の中で、1793年7月13日、一人の急進的ジャーナリストにして政治家、ジャン=ポール・マラー(Jean-Paul Marat)が、若き女性シャルロット・コルデーによって殺害されるという衝撃的な事件が起こります。彼の死は・・・
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祈りと季節のかたち新着!!
私たちが日々目にする新暦のカレンダーでは見過ごされがちな、旧暦に沿った季節の移ろいがあります。旧暦6月17日は、華やかな祭礼があるわけではありませんが、各地に静かに根づいた風習や神事が残されています。この日には、疫病除けや五穀豊穣への祈り、芸能奉納、自然との共生を象徴するような、しなやかで奥深い日本の精神文化が息づいています。 奈良・率川神社の「三枝祭」──ゆりと祈りの神事 奈良の古社・率川(いさ・・・
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嘉祥の日─旧暦6月16日に込められた「厄除と招福」の和のこころ新着!!
私たちが日々見ている暦の裏側には、現代ではあまり知られていない古い行事や風習が数多く刻まれています。そのひとつが、旧暦6月16日に行われていた「嘉祥(かじょう)の儀」です。これは、宮中や武家、庶民にまで広がった厄除と招福の祈りを込めた風習であり、今日でも和菓子文化や年中行事にその面影を残しています。 嘉祥の儀の起源は、平安時代の承和15年(848)6月16日にまでさかのぼります。この年、疫病が都に・・・
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社会と技術と思想の交差新着!!
7月10日は国際社会や科学技術の発展を語るうえで見逃せない数々の出来事が重なっています。平和と戦争、希望と警鐘。人類の営みが、大空や宇宙を舞台に繰り広げられた記憶が、確かにこの日に刻まれているのです。 まず1940年7月10日に始まった「バトル・オブ・ブリテン(イギリス本土航空戦)」です。これは第二次世界大戦において、ナチス・ドイツの空軍(ルフトバッフェ)がイギリス本土への本格的な空襲を開始した日・・・
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米国の平等主義の原点新着!!
アメリカの「平等」の礎を築いた日である1868年7月9日に、アメリカ憲法修正第14条が批准されました。この日は、アメリカ合衆国の歴史において極めて重要な意味をもつ一日です。この日、アメリカ憲法修正第14条が批准され、「すべての人間が法の下に平等である」という理念が、初めて明確に憲法に刻まれました。この改正条項は、南北戦争後の再建期における政治的・社会的改革の中心的な柱であり、今日に至るまでアメリカ・・・
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夏の入り口新着!!
7月も二週目に入り、夏の気配が日増しに強まってまいりました。昨日から小暑(しょうしょ)に入り、「暑さが少しずつ始まってくる」時期で、自然界でも、季節の移ろいがはっきりと見えてくるのがこの頃です。文化的にも、この日をはさむ頃には多くの地域で夏祭りや伝統行事が始まります。京都の祇園祭では、鉾町の準備が本格化し、町には笛や太鼓の音が響き始めます。祇園祭は7月1日の吉符入りからスタートしますが、7月8日は・・・
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七夕と小暑新着!!
7月7日といえば七夕です。織姫と彦星が年に一度、天の川を渡って出会うというロマンチックな物語とともに、短冊に願いごとを書いて笹に飾る風習が広く親しまれています。しかし、漢字では「七夕」と書くのに、なぜ「しちせき」ではなく「たなばた」と読むのでしょうか。 この不思議な読み方の背景には、日本と中国の文化が交差し融合した歴史があります。「七夕」はもともと中国から伝わった行事で、牽牛(けんぎゅう)と織女(・・・
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光を見つめる日新着!!
7月6日は梅雨の終わりを感じ始める頃であり、蝉の声や日差しの強さに、夏がもう間近であることを教えられる季節です。カレンダー上では何の特別な祝日でもない一日ですが、視点を変えて世界の歴史や日本の旧暦のリズムに目を向けると、この日がさまざまな意味を内包していることに気づかされます。旧暦6月12日にあたるこの日には、自然と暮らしの知恵、そして人類の進歩が静かに交差しています。 7月6日は「情報社会の危機・・・
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何でもない日の意味新着!!
カレンダーを何気なくめくると現れる「7月5日」という日付。多くの人にとっては、ごく普通の一日かもしれません。大きな祝日でもなく、特別な行事が全国的にあるわけでもないこの日。しかし、視点を少し変えて、旧暦に照らしてみると、この日は旧暦6月11日にあたることが多く、日本の四季や生活のリズム、さらには世界の歴史にも静かに重なっていく、深い意味を持つ一日となっていることが見えてきます。 まず、現代の7月5・・・
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July 4th(ジュライ・フォース)新着!!
7月4日といえば、アメリカにとって最も重要な祝日のひとつ、独立記念日(Independence Day)」です。この日は、1776年にアメリカがイギリスからの独立を宣言した日として、アメリカ国内では盛大な祝賀行事が行われ、花火やパレード、コンサート、バーベキューなどで国民全体が祝います。ニュースなどでこの日の様子を目にしたことがある方も多いでしょう。アメリカでは一般に独立記念日といわず、日付でジュ・・・
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梅雨の終わり新着!!
例年だと日本の季節のうえで7月3日は、梅雨の終盤にあたります。今年は西日本が早く梅雨明けしました。地域によってはこの頃に梅雨明けが宣言されることもありますが、多くの地域ではまだ湿気の強い日が続いています。空は曇天に覆われ、突然の雷雨や蒸し暑さに悩まされる時期です。しかし、この「不快」とされがちな時季は、自然界にとってはとても大切な時間でもあります。土にたっぷりと水分を与え、植物が根を張り、稲がすく・・・
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