国旗
1870年(明治3年)のこの日(旧暦)、明治政府が日の丸を国旗とする太政官布告の商船規則により、国旗のデザインと規格を示した。新暦では2月27日となる。これを記念して、一般社団法人・国旗協会が記念日を制定。(中略)。日本の国旗は徳川幕府が「日本総船印にほんそうふなじるし」として定めた白地に日の丸を踏襲した「商船国旗」として定められた。規則ができるまでは船によりそれぞれ異なるデザインの旗が掲げられていた。後に陸軍・海軍の軍旗も別々に定められたが、廃止された。1999年(平成11年)8月9日、「国旗及び国歌に関する法律」が成立、8月13日に公布・即日施行され、日の丸・君が代が国旗・国歌として法制化された。国旗の縦横の比率は2:3、日の丸の直径は縦の長さの5分の3、日の丸は旗の中心の位置。色地は白色、日の紅色とされている。(https://zatsuneta.com/archives/101271.html)
国旗は国家の象徴であり、燃やすなどの行為は、刑法92条の「外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗そのほかの国章を損壊し、除去し、または汚損した者は、2年以下の懲役または20万円以下の罰金に処する」と規定している(この罪は外国政府の請求がなければ公訴できない)と罰則があります。しかし日本の国旗についての罰則がないのも不思議なことですが、「表現の自由」との絡みがあるということで議論になっています。こういう議論は日本以外ではアメリカが盛んです。ほとんどの国では国旗は尊重すべきもので、国旗の裾を握って忠誠を誓うとか、戦死者の遺体を国旗で包むなど、損壊することは国家への反逆という意味を持ちます。反逆そのものが思想の自由とされている国では国旗損壊の罪にならないケースがあります。一方で他国の国旗を燃やすことで反感を表現することがしばしばあります。それも思想の自由かというとそうではなく、日本はそれを禁止しています。
国旗以外の旗については誇りをもつ場合がほとんどです。地方自治体は旗を持っていますし、高校野球では優勝旗の授与があります。船団では旗艦といい、司令官が載る船は特別になっています。それをflagshipというところから、最近、重要な店を旗艦店と呼ぶことがあります。実際に旗があるわけではないのに、旗の意味を重要視しているわけです。もっとも英語からの借入なので、命名している人が旗の意味を理解してフラッグシップ店と呼んでいるかどうかは不明です。
旗は昔から重要なシンボルで、「旗色を鮮明にする」という表現もあるくらいです。
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