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宗教と習慣
日常的な習慣の中に宗教が深く入りこんでいるのが普通です。おみくじやご朱印などはその典型ですが、本人は宗教であることをほぼ意識していないことが多いのです。宗教行事かどうかは購入した側には意味をもちませんが、売った側には大問題です。それは税金がかかるかどうか、だからです。よく知られているように宗教法人は無税とされていますが、それは宗教行事に限ってです。宗教法人といえども、利益事業を行って利益があれば課・・・
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宗教と戦争
9.11はアメリカ人にとって、忘れられない日となっています。パールハーバー以来、初めてアメリカの国土が攻撃された、という意味です。アメリカは他国を攻撃したことは数限りなくあるのに、自国が攻撃されるとヒステリックなほど燃え上がる、という、ある意味、自分勝手な国民性がよく指摘されます。2001年9月11日に起きた「同時多発テロ事件」はその後、アフガニスタン紛争へと発展し、アメリカが支持するアフガニスタ・・・
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陽暦の二百十日
今年は9月10日が二百十日(にひゃくとうか)になります。二百十日は雑節のひとつで、立春を起算日として210日目(立春の209日後の日)と定められています。雑節というのは、二十四節気や七十二候の起源が古代中華文化にあるのに対し、日本で独自に発達した季節感です。どちらも月の運行による陰暦ではなく、太陽の運行を基盤とした陽暦ですから、現代のグレゴリオ暦との差は大きくありません。そして雑節は日本の風土に合・・・
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異文化理解の許容限度
異文化理解というと、相手の文化を無条件に受け入れなければならないような圧力を感じることがあります。英語ではcross-cultureつまり文化交差という表現で、受け入れるかどうかまでは類推させません。しかし、日本語の理解、というのはただ「わかる」だけでなく、「納得して受け入れる」ようなニュアンスがあります。そもそも「わかる」という表現にも、受け入れるようなニュアンスがあります。「私のことをわかって・・・
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品質とコスパ
最近はコスパという表現が世間の口に膾炙するようになり、さらにはタイパなる新語もでてきています。コスパはコストパフォーマンスの略で、費用対効果つまり掛けたお金に見合うだけの効果が得られるかどうかの計算のことです。同じ思想を時間に敷衍して、タイパとは掛けた時間に見合う効果があるかどうか、という価値判断基準です。ここでいうパフォーマンスというのはどこまで理解されているかに疑問が残ります。コスパが高いとは・・・
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白露(令和六年)
今年の白露は9月7日です。白露とは二十四節気の1つで冬至から数えて259日頃です。正確に言えば1年の17/24日目です。つまり二十四節気は1年を24に分けて、その17番目ということです。白露の次が秋分です。二十四節気はさらに3分割され七十二候となります。白露は次の三候に分けられています。 初候:草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る次候:鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める・・・
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通貨問題
海外旅行でいつも気になるのが、現地の物価です。現地では現地の通貨で表示されているのですが、どうしても円換算して、買うかどうかを判断します。相当長く住めば、現地通貨のままでも判断できるようになるのですが、旅行者はどうしても円換算しないと判断できません。言い換えると、日本人は円でないと価格の判断ができない、ということで、現地では「日本に比べて高い」とか「日本ならこれくらいの値段」という判断基準が必要と・・・
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治安と危険
海外旅行では必ず事前に注意されるのが、盗難のリスクと犯罪に遭うリスクです。旅行客が狙われるのは世界共通でもあり、日本でも外国人ツーリストが被害に遭う可能性は低くないのですが、それでも諸外国に比べると治安がよいことが指摘されます。知らない国に行くと、知らず知らず危険な地域に入り込むことはありえます。地元民は危険なエリアを知っていて、近づかないようにしているのですが、外国人にはそこがわからないので、つ・・・
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格差と階級
現在の日本では、経済的な格差はよく議論になりますが、階級制度についての議論はほとんどみられません。「上級国民」という表現はネットで時々見られますが、ここでも社会階級という意識はそれほど明確ではありません。社会階級は現在でも世界には多く存在しています。日本は戦前までは華族、士族、平民といった区別が明確に存在し、その前の江戸時代には士農工商という身分の区別があり、それぞれに法律(法度)がありました。江・・・
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八朔
本日は旧暦八月一日、別名八月朔日、いわゆる「はっさく」です。ハッサク、といえば、今ではみかんを連想する人が多いと思います。みかんのハッサクはなぜハッサクというかというと、その原産地は広島県の因島で、この島は村上水軍の根拠地の一つで、その城跡、青影山の南麓にあった浄土寺の第15世住職、小江恵徳上人(えとくじょうにん)の生家があり、その近くに生えた雑柑が「ハッサク」の原木であったことに由来しています。・・・
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礼儀と文化
海外旅行をしたり、国内のインバウンドの外国人に会うと、「失礼な人」あるいは「マナーが悪い」と感じることがよくあります。これは「日本人は礼儀正しい」とか「日本人のマナーがよい」という海外の評価の裏表です。無論、日本人全員がマナーがよいわけでもなく、外国人のすべてがマナーが悪い、ということではなく、全体的に見て、ということであり、それだけで断定するのはよくない、という意見もあります。確かに、たった一人・・・
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海外の新学期
9月1日は日本でも新学期ですが、海外のほとんどの国では新学年になります。日本だと新学年には入学式などがありますが、国によっては同様の日があります。新しいクラスになる国とクラスはそのまま持ちあがりの国がありますが、新しいクラス編成がある国では、新しい友達を作ったり、転校生があったり、ちょっとした興奮の日々になるのは、どこの国でも同じです。小学校から中学校へと学校が変わることが多いのですが、そうなると・・・
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宿題の日
8月31日といえば、夏休みの宿題に悩む日の人が多いようです。ギリギリにならないとやらないという性格の人が多いのは世界共通かもしれませんが、何とかしようとがんばるのは日本文化といえそうです。諸外国の人はこういう状態になっても、やらないか、締め切りなど無視している文化が多いのです。外国との取引で「納期」という日本では当たり前の商行為が、当たり前でない国が圧倒的に多いのです。日本人の納期を守る、という習・・・
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カタカナ語業界
日本英語は必要に応じて作成されて普及したものもありますが、中にはカタカナにすることで英語のフリをしてイメージアップを図る商業目的の語も多くあります。その目的は虚飾でしかないのですが、定着してしまえば陳腐になってしまうので、次々に新しい語を作り出していくしかなくなります。たとえば今ではマンションといえば、高層共同住宅のことですが、英語のmansionは邸宅とか屋敷という意味なので、そのイメージを利用・・・
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野球用語
大谷選手の大活躍のおかげで、アメリカのメジャーリーグの放送の一部が流れるようになりました。英語のアナウンサーを聞いてみると、日本で使われている用語と違いがあることがわかります。バットやボール、ベースは同じで、投手の球種もほぼ同じです。アメリカの用語をそのまま輸入したので当然です。打者の方は多少違いがあり、1番はトップバッターではなくlead off hitterです。2番以下はsecond hit・・・
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自動車部品
日本英語の典型例として、自動車関連の用語があります。自動車製造は日本の基幹産業でもあり、輸出の主力でもあるのに、用語が日本独自の日本英語なのは謎です。それこそ国際的に使用されている用語に統一しそうなものです。たとえば、車のエンジンをカバーしているフロント部分の「蓋」をボンネットと言っています。しかしアメリカではフードhoodといいます。ボンネットはbonnetが語源でイギリス英語です。ボンネットと・・・
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貝原益軒
8月27日は益軒忌です。本来は旧暦ですべきものですが、明治以降は新暦に読み替えて行事をするのが通例なので、それに合わせて本日ご紹介します。貝原益軒(かいばら えきけん、1630~1714年)は江戸時代前期~中期の儒学者・本草学者です。本草学者とは文字通りの意味では植物学者ですが、実際には博物学者のことです。あの平賀源内も本草学者です。Wikipediaの紹介では「1630年(寛永7年)11月14日・・・
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人権宣言
1789年8月26日フランスの憲法制定国民議会が「人間と市民の権利の宣言」(フランス人権宣言)を採択したことを記念して、この日が人権宣言記念の日になっています。社会科の時間に習ったように「人間と市民の権利の宣言」は、人間の自由と平等・人民主権・言論の自由・三権分立・所有権の神聖など17条からなるフランス革命の基本原則を記したものです。フランス国民にとってフランス革命は誇りですから、今年のパリオリン・・・
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文具の文化
最近、日本に来る外国人の御土産に文房具が人気のようです。確かに文房具の進化と多様化はものすごいものがあり、キャラクタ物もあって、子供から大人まで楽しく使えます。そして何より、専門家用の文房具の工夫と発明は脅威的です。数十年前まで、ヨーロッパで画材を買ったり、ドイツで文具を買うことがいいお土産でしたが、隔世の感の思いです。製品は見ればわかるので、言語の問題は少ないのですが、文房具には特別な日本語が使・・・
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文化の違い
発音の違い、というより意味の違いで、注文の時に期待していたものと違うことが外国旅行ではよくあります。代表的なのが「ミネラル・ウォーター」です。日本では「ペットボトルに入っている天然水のようなもの」を連想されますが、日本以外では文字通り「鉱泉水」のことで、実際には鉱泉から獲っていなくても、「ガス入り」の水のことです。英語ではno gasとかwithout gasといえば、期待している「普通の水」がで・・・
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