泣く日


泣く

7月9日はなんと「泣く日」だそうです。誰が設定したのかはどうもよくわかりません。記念日は企業などが提案することが多いのですが、「全米感涙協会」という団体名がサイトにでてきます。しかし7と9で「泣く」の語呂合わせは日本の話ですし、ここが提案したとは思えません。しかし調べてみると、全米感涙協会というのはアメリカの団体ではなく、日本の団体だそうで、「全米感涙協会」は2014年に、涙を流すことで気持ちのデトックスをする「涙活」の発案者でプロデューサーの寺井広樹氏が設立。全米と銘打ってはいるが、純粋に日本国内の任意団体で、由来もハリウッド映画のキャッチコピー「全米が泣いた」から取ったということだそうです。次のサイトの記事にありました。(https://maidonanews.jp/article/12841459)「涙活」というのも不思議運動です。

泣く、という行為にはいろいろな良い効果もあるそうです。「【感涙療法の効果とメリット】緊張をほぐすのに重要な役割を果たすのが、副交感神経です。副交感神経の働きを活発化させるのには睡眠が効果的ですが、涙を流すことによっても同様の効き目が得ることができるといわれています。とはいえ、眼球保護による基礎分泌の涙や、ゴミが入ったり玉ねぎを切ったりした際に出る反射の涙にはストレス解消効果はないようです。ポイントは、小説や映画、ドラマなどに接した時の感動・悲しみによる涙を流すことといえるでしょう。

感動することで流す涙には、不安を和らげ、ストレスを解消する効果があるとされています。さらにいえば、自分自身の経験よりも他者の経験に接して流す涙の方が抗ストレス効果は高いと考えられています。【どんな人にオススメ?】感涙療法・涙活は、企業で働く人、学校の生徒・教職員、PTA、高齢者など、さまざまな人達に対して行われています。涙活を行うにあたっては、自分が涙を流しやすい分野(恋愛、スポーツ、ペットなど)を把握しておくと良いでしょう。一人で泣くのも良いのですが、複数人で一緒に泣くことで、新しい泣きの分野を開拓することもできます。」(https://job.kiracare.jp/note/article/5482/

泣くという行為は人間以外の動物にも見られます。「基礎分泌」と呼ばれる目を乾燥や細菌から守るために常に分泌される涙。そして「反射分泌」と呼ばれる砂や異物が入ったときに洗い流すために分泌される涙、です。しかし感情によって泣くのは人間だけのようです。

では歳を取ると涙もろくなるのは、それだけ感情的になっているということなのでしょうか。NHKのチコちゃんによると「「脳のブレーキが緩むから」だそうです。「年を経ることで高まる「共感力」が影響していると分析。感動したり、感情が動いたりするには自己投影や共感が必要であるとしつつ、人生経験を積むことで共感できるポイントが増えて涙もろくなると解説した。」ということだそうです。(https://sirabee.com/2020/03/07/20162272377/)人生経験が増えると共感ポイントが増えるという解説に、思わず涙しました。

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