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霜降

シモフリではなく、ソウコウと読みます。二十四節気の1つです。シモフリでは高級牛肉になってしまいますが、最近ではこちらの方が普通かもしれませんね。ちょっと寂しい気もします。 七十二候では 初候:霜始降(しもはじめてふる) 霜がはじめて降りる頃とされています。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいま・・・

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寒露

寒露(かんろ)とは「草花に降りる露が冷気で凍りそうな季節」ということです。今年は10月8日が寒露です。今年は最近まで猛暑が続きましたが、急に涼しい日が続くようになり、秋が来た感じが強くなりました。寒露の頃は夜が長くなり、朝晩の冷え込みが感じられるようになります。空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月や星が見られます。二十四節気は3つの七十二候に・・・

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明治維新は旧暦を消せなかった

明治5年、西洋かぶれした明治政府官僚は強引に新暦への転換を行いました。しかしいかに政府が強大でも、月や太陽の運行までは変えられません。旧暦は太陰太陽歴という月と太陽の運行を元に暦を作っているので、その運行が不規則であれば、当然ズレが生じます。そのズレを埋めるために人工的な工夫で調整を図ってきました。閏はその結果です。 今年は閏月があり、完全に1カ月旧暦が遅れました。中秋の名月は八月十五日の月と習慣・・・

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中秋の名月

2023年の中秋の名月は9月29日です。中秋の名月とは旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月を愛でる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、芋名月などとも呼ばれることもあります。ここでいう芋はサトイモです。 今年の中秋の名月はたまたま満月と同じ日ですが、実は、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。例えば、・・・

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秋の社日

秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を「秋の社日」といいます。 春の社日は「春社」、秋の社日は「秋社」とも呼ばれ、土地の神様をまつる日とされています。 春の社日の頃は種まきの時期にあたり、秋の社日の頃は収穫の時期にあたります。 社というのはその土地の神様、守護神、産土神(うぶすなかみ)のことをさします。元々社日を祝う習慣はやはり古代中国にあり、土という意味がある戊の日に豊作祈願をするものでした。この風・・・

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秋彼岸明け

本日は彼岸明けです。仏教の世界では、現世を此岸(しがん)、煩悩を解脱した涅槃の境地・理想の境地を彼岸といいます。彼岸は誰もが知っていますが、此岸はあまり知られていません。彼岸は西、此岸は東にあると言われており、太陽が真東から真西に沈む「春分の日」「秋分の日」は、彼岸から此岸へ最も渡りやすい日であるとの考えから、お彼岸期間に供養を行うようになったといわれています。この彼岸の時期に先祖供養をする習慣は・・・

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秋彼岸の入り

お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの仏教的行事です。日本は正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。これを「日本教」と評した文明学者(ハンチントン)もいましたが、客観的にみるとかなり当たっていると思います。宗教が混淆化することは、とくに珍しい現象ではないのですが、古い時代から綿々と続いているというのは世界的に珍しいかもしれません。彼岸は仏教用語で西・・・

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旧暦の八朔

今年は新暦9月15日が新月で、旧暦八月一日、八月朔日つまり八朔となります。 八朔といえばミカンしか思い浮かばない人がほとんどだと思いますが、昔の人々にとっては重要な日でした。この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからありました。このことから、田の実節句(たのみのせっく)ともいう言い方もあります。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている・・・

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二百二十日

二百二十日(にひゃくはつか)は台風が来る時期として知られています。立春から数える雑節には八十八夜、二百十日、二百二十日があります。ただ数えただけの日に意味をもたせる習慣になっています。物理的な意味から、これらを88日目、210日目、220日目と書いては意味をなしません。これがことばの力と言えます。実際に口に出して「にひゃくはつか」と「にひゃくにじゅうにち」と言うと、違いがわかります。また漢字で二百・・・

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白露

白露と聞くと、秋なのだなと思える表現ですね。9月8日は二十四節気15番目の白露です。二十四節気は旧暦でも太陽の運行に合わせているので、新暦でもあまり変わりません。処暑が終わり、白露の次は秋分となり、秋の真っただ中になります。ある意味、秋が実感できる季節です。日中はまだ暑さが残るとはいえ、朝晩は空気も涼しくなり、空の雲が変わります。 初侯 - 草露白し(くさつゆしろし):草の上に降りた朝露が、朝の空・・・

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二百十日

9月1日は雑節の1つである二百十日(にひゃくとうか)です。立春から数えて210日目です。八十八夜なども立春から起算します。つまり旧暦の世界では春夏秋冬が一巡なので、春から始めるわけです。これも1つのロジックとして正しいと思います。 二百十日は八月朔日(はっさく)と次の二百二十日が農家にとって三大厄日とされています。何となく台風と関連づけられていますが、そのせいで風を鎮めるための祭りもあり、奈良県大・・・

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処暑

8月23日から処暑になります。処暑は二十四節気の1つで、暑さが終わる頃、という意味で、処は「ところ」という意味の他に「止まる」という意味もあるそうです。処という漢字には「とりさばく」という意味があるところから、処断とか処理、処方、処罰という語もあります。今年の8月23日は旧暦だと7月8日なので、これから暑さが増していく感じになり、新暦と旧暦のギャップが典型的に出てきています。今年は猛暑続きで、まだ・・・

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送り火

8月16日は送り火の日です。13日にお迎えしたご先祖が帰られるのを惜しんで火を焚いてお送りするものです。有名なのは京都の大文字焼ですね。火を焚いてお迎えし、火を焚いてお送りするという風習は火が神聖なもの、という思想で、世界共通のようです。電気がなかった時代は明かりといえば蝋燭や篝火(かがりび)、松明(たいまつ)でした。今でも蠟燭や灯明(とうみょう)を灯します。一方で火事の危険もあるので、火の用心に・・・

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迎え火

8月13日は新暦でお盆をする人にとって、ご先祖様をお迎えする迎え火を焚く日です。火を焚いて迎えるという習慣は日本独自のものではなく、近年、日本だけでなくアジアに広がっているハロウインでも、根本であるドルイド教では、火を焚いて霊を迎え、新年を迎える習慣がありました。それがハロウインのカボチャの灯火へと変わっていきました。蠟燭の灯火は焚火の変形とも考えられ、火を焚くことが悪霊を追い払うという思想は世界・・・

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立秋

まだまだ暑いですが、今年は8月8日が立秋です。旧暦では6月22日ですから、なんとも不思議な感覚です。二十四節気は太陽の運行ですから、新暦とは近いのですが、それでもまだ早い気がする一方で、旧暦だと1か月以上の差があって、今年のように閏月があるとなおさら差が大きくなります。昔の人はどう思っていたのでしょうか。そもそも暦の日付はあまり気にしていなかったのかもしれません。暦は行事のためにだけあり、実際の季・・・

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夏土用と五行思想

夏土用の丑の日が近くなると、鰻の宣伝ばかりで嫌になります。いい加減平賀源内の戦略から逃れたい気分です。そもそも夏の鰻はアブラのノリは少なく、冬の鰻の方がはるかにおいしいです。江戸風ではさらに蒸してアブラを落とすので、うまみが減り、タレの甘さに誤魔化されてしまいます。鰻のうまさより甘いタレのかかった飯がおいしいだけなのかもしれません。実際、東京以外で、蒸さないタイプのいわゆる地焼きの鰻を食べると鰻の・・・

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夏の綱

「なつのつな」と聞いて何を連想されますか?7月27日の語呂合わせだそうですが、語呂合わせまでは理解できますが、https://zatsuneta.com/archives/107271.html の説明を読むまで「すいかの日」とはわかりませんでした。「スイカ生産者のグループが制定」とあるだけで、具体的な団体名が載っていないので、一体誰が考えたのでしょうね。このグループがいう綱というのは何を意味して・・・

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かき氷と天神祭

7月25日は「かき氷の日」だそうです。「「夏氷(なつごおり)」とも呼ばれることから、「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせと、1933年(昭和8年)のこの日、フェーン現象により山形県山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録したこと(日本最高気温の日)にちなみ、かき氷を食べるのにふさわしい日とのことで7月25日が選ばれた。」とのこと。(https://zatsuneta.com/arch・・・

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大暑

7月23日から二十四節気の大暑に入ります。今年の立秋は8月8日なので、前日までの16日間が大暑となります。文字通り一番暑い季節ですが、今年は梅雨の最中から猛暑なので、どうなることやら。二十四節気を三分割した七十二候も美しいです。 初侯:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)桐の花が実を結び始める頃。桐は4月~5月に釣鐘型で薄紫色の花を咲かせ、花が終わると卵形の固い実がなりはじめます。「桐始結花」は、・・・

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お中元

本来は旧暦ですが、7月15日は中元です。どうして中元というかはほとんど解説されず、ただ夏の贈り物をする時期と理解されていますが、本来は1月15日が上元、7月15日が中元、10月15日が下元で、合わせて三元といいます。1月から7月までは半年ありますが、10月までは3カ月しかない変則的な行事です。これは道教の思想の1つで1年を2:1:1に分け、それぞれの切れ目を満月の日に割り振っています。三元とは道教・・・

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