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コラム Articles
小暑・七夕

今年の小暑は七夕と重なります。小暑は二十四節気の1つで夏至と大暑の真ん中です。これから本格的な暑い夏になる季節ということになります。二十四節気はさらに三分割され七十二候となります。七十二候は美しい表現ばかりです。 初侯:温風至(あつかぜいたる):熱い風が吹いてくる時期です。現在では温風といえば暖房の温かい風をさしますが、本来は梅雨明け頃に吹く南風をさしました。梅雨の湿気も伴い、蒸し暑くなってくる頃・・・

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半夏生

2023年7月2日は半夏生(はんげしょう)という雑節の1つです。雑節とは二十四節気の他にある旧暦の行事で、他にも節分、彼岸、八十八夜、入梅、土用、二百十日などおなじみのものもあります。雑節の中であまり知られていないのが半夏生と社日です。昔は夏至から数えて11日目とされていたようですが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっていておおよそ7月2日となっています。変わった名前の由来は・・・

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夏至 summer solstice

今年の夏至は6月21日です。英語のsolsticeは夏至と冬至の専用語で、春分vernal equinoxや秋分autumnal equinoxと同様、子供には難しい単語です。これらは昼の長さと夜の長さという比較的実感しやすい現象として内容の理解はしやすいのですが、理科としての知識はかなり高度な内容になるので、理解している人は案外少ないです。視点を地上に置いて考えると、夏至とは太陽黄経が90度の時・・・

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入梅

今年は6月11日が入梅です。最近は気象庁の「梅雨入り宣言」が支配していますが、実際の梅雨入りは地域によって違ったり、宣言が不安定です。反対の梅雨明けはさらに不安定です。暦の入梅は決まっており、雑節の1つです。現在広まっている定気法では太陽黄経が80度のときで6月11日頃となっています。これも日が不安定なわけでなく、入梅の瞬間が一瞬で、どちらの日に属するかの違いです。入梅の対義語は「梅雨明け」を意味・・・

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芒種

2023年6月6日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。芒種は二十四節気の一つで、定気法では太陽黄経が75度の時です。例年6月6日頃ですが、年により6月5日のこともあります。こういう表現をすると二十四節気が不安定で、昔の習慣はいい加減、という印象をもつ人がいますが、実際はそうではなく、新暦が不正確のためです。旧暦にはズレが大きく、新暦の方が、ズレが小さいことは事実ですが、新暦が完全に天体の運行を反映・・・

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月替わり

今日から6月に入ります。しかし旧暦だと卯月十三日で1か月半のズレがあります。今年は閏月で卯月が二度あるため、そのズレは余計、大きくなっています。旧暦だと1ヵ月は30日で、1年は360日ですから、新暦より5日早いはずです。そのズレを調整するために閏(うるう)というシステムを導入して調整しているのですが、その調整が過剰になって、かえって大幅に遅れるという現象になっているわけです。旧暦は太陽太陰暦ですか・・・

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小満

5月21日は二十四節気の1つ小満(しょうまん)です。小満は立夏と芒種の間です。陽気が良くなり、万物に生気が充満し、草木が生い茂るという意味です。この頃に、麦畑が緑黄色に色付き始め、美しい景色になります。人々の生活の糧(かて)である麦に穂が付き、ほっと一安心(少し満足)という意味から「小満」になったという説もあるそうです。小満の終わり頃、実った麦を収穫するため、麦秋(ばくしゅう、むぎあき)という時期・・・

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立夏

月日の経つのは早いもので、もう立夏です。立夏は二十四節気のひとつで太陽黄経が45度になる日です。旧暦でも季節の流れを感じられるように定められた日です。語節句のように日付で固定された行事と自然の流れによって定められた二十四節気がうまく組み合わさったのが旧暦で、新暦との日付のズレばかりが強調されて、明治時代に廃止されてしまいましたが、今でも天気予報による季節感と新暦とのズレは残ったままです。季節が緩や・・・

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端午の節句

端午の節句の由来は、中国の伝統的な節句「端午節」に由来しています。端午節は、中国の歴史的人物である屈原を祀る祭りであり、屈原が亡くなった日にあたる5月5日に行われます。日本にもこの節句が伝えられ、やがて独自の文化となっていきました。 端午の節句の主な行事としては、鯉のぼりを立てることが挙げられます。鯉のぼりは、風に揺れる鯉の形をした吹き流しで、子どもたちが元気に成長するようにとの願いを込めて、家や・・・

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夏も近づく八十八夜

今年は5月2日が八十八夜です。「野にも山にも若葉が茂る」という歌詞は新緑の季節が目に浮かぶようです。八十八夜は立春から数えて88日目ということなのですが、数えなので、現代風の換算だと87日後、ということになります。八十八夜は雑節の一つで、雑節というとなんだか雑な感じがしますが、そうではなく、「いろいろな」という意味です。旧暦だと太陽の運行による季節とのずれが起こるので、季節感や農業との調整として二・・・

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癸卯弥生朔日

旧暦だと、今年は閏2月があったので、本日が弥生朔日(3月1日)です。そして二十四節気の穀雨と重なります。昔の人はこういう季節感のずれをどう感じていたのでしょうね。蝦夷地以外では桜も終わっていて、清明が終わっても、ようやく弥生というのも何となく「今年は遅いね」くらいの感覚で受け入れていたのでしょうか。 穀雨とは文字通り、穀物に恵みの雨で、種蒔きや田植えの時期となっています。穀雨の終わり頃には八十八夜・・・

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春土用の入り

土用というと夏土用の鰻、という固定イメージになっていますが、本来、土用は春、夏、秋、冬の4回あります。土用は二十四節気ではなく雑節の1つです。土用は季節の変わり目で、春土用は立夏までの18日間です。今年の春土用の入りは4月17日です。夏土用は丑の日に「う」のつく食べ物、白いものを食べるとよい、とされていますが、春土用は戌(いぬ)の日に「い」のつく食べ物を食べるとよいとされています。今年の春土用戌の・・・

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旧暦の生活

今月は閏2月です。今年は2月が2回あります。昔の人はどう思っていたのでしょうね。2月には立春とか節分という行事がありますが、2回やっていたのでしょうか。どうもそのようですが、選択性もあったようです。9月の月見などがある場合は、前の十五夜、後の十五夜と呼んで、2回楽しむ習慣もあったようです。そもそも行事は義務ではないですし、楽しむことが前提なので、選択的でよいわけです。そうした精神的な余裕のある生活・・・

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啓蟄

3月6日から20日までが二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。ようやく春らしくなってくる頃です。春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃を表しています。最近は昆虫食が話題になっていますが、一部を除いて、日本では昔から虫は愛でるものです。夏の蝉や夏の終わりの蟋蟀(こおろぎ)などは音(ね)を楽しむものです。虫の生を奪って食料にする、というのは食文化なのですが、日本には馴染まない食習慣だ・・・

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人日

人日と書いてジンジツと読みます。五節句の1つですが、ご存じの方は少ないと思います。3月3日(上巳ジョウシ) 5月5日(端午タンゴ) 7月7日(七夕シチセキ) 9月9日(重陽チョウヨウ)が五節句です。読み方も端午は割合知られていますが、あとはあまり知られておらず、七夕もタナバタとして知られています。とくに1月7日はほぼ知られていません。なぜこの日が選ばれているかというのは古来中国では奇数が吉数とされ・・・

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小寒

1月5日は二十四節気の小寒です。今日から寒の入りなので寒中見舞いを出します。年賀状を出し忘れた所とか、出していないのに来てしまった場合の返事に利用するとよいです。 小寒は旧暦だと12月で冬にあたります。二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに季節を6つの節気に分けた季節の移り変わりを表したものです。昔の農業ではこの旧暦に従って農作業をしてきました。つまり実際の気候の変化により近いものだ・・・

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箱根駅伝

箱根駅伝も正月の行事になってきた。考えてみると、これは地方大会であり、本来なら全日本駅伝の下位レースなのだが、駅伝ランナーの夢になっているのはテレビの影響以外の何物でもない。正月には高校サッカーとか、大学ラグビーなどもあるのだが、人気と有名度は段違いである。スポーツをテレビが支配しているのはいかがなものだろうか。 年末のNHK紅白歌合戦と正月2,3日の箱根駅伝の間、他のテレビ局はもうやる気がないの・・・

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正月三が日

明日から仕事始めの人も多いでしょう。これも仕事納め同様に官庁の決まりで、民間がそれに合わせています。官尊民卑は政治体制というより、もう日本の伝統の一部になっていると解釈するのが正しいでしょう。よく考えてみると、官尊民卑と民主主義が矛盾しているように考えるのは、欧米の民主主義が王権との対立であることを意識するからで、日本の官僚組織は王権ではなく民主なので、矛盾がないのかもしれません。 初夢といえば2・・・

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姫始めと初売り

姫始めといえば、男女の…を始めてする日として有名ですね。実際、そういう風習もあります。これは世界的に類例がないと思います。外国でこの話をしたら、日本人はどうしてそういうことを考えるのか、と不思議がられました。断食が過ぎて大食いするとか、なら理解できますが、この日から始めるというのは確かに変ですね。 実は姫始めの起源はまったく違うものです。姫飯(ひめいい)といい、柔らかいご飯を食べる日です。固いご飯・・・

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元旦

元旦というのは元日の朝のことです。この旦という字は普段ほとんど見ることがありませんね。日が太陽、一が水平線なので、日の出の意味だそうで、分かりやすい象形文字です。元朝ともいいます。 元旦は家庭で団欒が常識ですが、江戸時代は宝船売りが回ってきた、と落語で学びました。宝船は七福神が載っている船の絵で「おたから、おたから」という売り声で売り歩いたといいます。この宝船の最古形が京都五条の松原通にある五条天・・・

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