その他の投稿も検索をすることができます。
「検索ワード」「分野」「内容」を入力して
「検索」をクリックして下さい。

  • 「検索ワード」

  • 「分野」

  • 「内容」

コラム Articles
討ち入り

忠臣蔵は誰もが知っていますが、その物語は映画やテレビドラマの影響で固定化されています。その元となったのは人形浄瑠璃や歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」です。「刃傷松之廊下」「赤穂義士の討ち入り」も実際にあったことですが、当時は、私怨による仇討ちですし、徒党を組んでの押し入りですから、ヤクザの出入りと同じで、御法度でした。そこで、昔の室町時代の話、という設定にして、検閲を逃れたわけです。そのせいで、名前も変・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
正月事始め

一般的には12月8日が「事納め」で、来年の2月8日が「事始め」ですが、逆に12月8日がお正月の準備を始めるという意味で「事始め」で、来年の2月8日が「事納め」とする地方もあります。これらのことを合わせて「事八日」や「事の日」と呼びます。「事」という抽象的な言い方で、解釈の余地を残す、という昔の智慧です。昔は12月13日を「正月事始め」と言っていました。「正月事始め」の起源は、江戸時代に遡ります。こ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
うったえる、を考える

「うったえる」という語は、最近では訴訟の意味で使われることが多いのですが、それだけ世の中が殺伐としてきたともいえます。「訴える」は、日本語の古い動詞で、「訴(うった)う」という形が原型です。この言葉の語源は、中国語の「訴(そ)」に由来します。漢字の「訴」自体は、「言う」や「告げる」という意味を持ち、何かを言い表す、特に不平や不満を表現するという意味合いが含まれています。歴史的用法の変化は、平安時代・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
美しい、を考える

「美しい」というのは、よく使う言葉ですが、個人的な感覚であり、何がどう美しいのかは個人差が大きい評価語彙です。「美しい」という言葉の語源は古い日本語に遡ります。「美」は古代中国の漢字で、もともとは「羊」という意味を持ち、後に美しさや立派さを表すようになりました。日本では、漢字「美」が使われ始める前から、音としての「うつくしい」という形容詞が存在し、後に「美しい」と書かれるようになりました。平安時代・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
うすい、を考える

「うすい」というのは、よく使う言葉ですが、何が薄いのかによって意味が変わります。「うすい」という言葉の語源は古い日本語に遡ります。古代日本語で「うす」は「薄(うす)」と書かれ、これは主に物の厚さや濃さが少ないことを意味しました。この「薄(うす)」が形容詞「うすい」として使われるようになりました。歴史的用法の変化として、平安時代には、文献で「うすい」が「色が淡い」や「味が薄い」といった意味で使われて・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
いらつく、を考える

「いらつく」という感情は誰しも感じるものですが、具体的にどういう状態かということを言葉で説明することはなかなかむずかしいものです。「イラつく」という心理状態は以下のような特徴を持ちます。 英語にも似たような表現がたくさんあります、Annoyed(苛立つ):I am annoyed by the constant noise.(絶え間ない騒音に苛立っている。)Frustrated(フラストレーション・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
Remember Pearl Habor

アメリカ側から見た「Remember Pearl Harbor(真珠湾を忘れるな)」の意味は、1941年12月7日(日本側12月8日)に起きた真珠湾攻撃を忘れず、その教訓を後世に伝えることです。この攻撃は、アメリカにとって「Infamy Day(恥辱の日)」として記憶されており、アメリカが第二次世界大戦に参戦するきっかけとなりました。真珠湾攻撃は、アメリカの歴史において非常に重要な出来事であり、国・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
大雪(たいせつ)

「大雪(たいせつ)」は、二十四節気の一つで、一般的には12月7日頃に始まり、冬の本格的な到来を告げる節気です。「大雪」の名の通り、雪が多く降り積もる時期とされています。農作業が完全に終わり、動物たちが冬眠に入る様子などが見られる季節でもあります。雪国では雪の重みで木々の枝が折れないよう、雪吊りをするところが多くなります。12月8日は「事八日(ことようか)」といい、「お事汁」という根菜たっぷりのみそ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
いらいら、を考える

「いらいら」や「いらつく」は日本語で「苛立つ」や「焦る」といった感情を表現する言葉です。この言葉の語源と歴史的な変遷についてご説明します。「いらいら」の語源は「苛(いら)」という漢字に由来しています。「苛」という漢字は「厳しい」「激しい」という意味を持ちます。「いらいら」は「苛」から派生して、「厳しい状況で心が乱れる」という意味が込められています。歴史的な用法の変化として、江戸時代には、「いらいら・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
いのる、を考える

「いのる(祈る)」は、日本語で「神や仏に祈りを捧げる」という意味を持つ動詞です。語源は古代日本語に遡ります。古代日本語の「いのり(祈り)」は、神々や霊的存在に対して感謝やお願いをする行為を指していました。この行為自体が、日本の宗教的文化の中で重要な役割を果たしてきました。古代・中世: 古代から中世にかけて、「いのる」は主に宗教的な文脈で用いられていました。神道や仏教の儀式や日常の信仰生活の中で頻繁・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
いつも、を考える

「いつも」という言葉は、日本語の日常生活でよく使われる表現の一つです。「いつも」という言葉の語源については、確定した説はありません。日常的な語の語源はなかなか追跡がむずかしいのですが、以下のような説が存在します。 古代日本語からの派生説:古代日本語の「いづも」(「何時も」と書くこともある) に由来すると言われています。ここでの「いづ」は「いつ」の古形で、「も」は強調の副助詞です。 「いつときも」か・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
痛み、を考える

「痛み」は英語ではpain, acheと訳されますが、実際にはさらに多くの表現があります。 Pain: 般的に、強くて鋭い痛みや持続的な痛みを指します。例: "I have a pain in my back."Ache: 鈍い、持続的な痛みを指します。例: "My head aches."Sore: 痛みがあり、触ると痛い状態を指します。例: "My throat is sore."Hurt: ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あんしん、を考える

「あんしん」という言葉は日常的によく使われますが、とくに政府や政治家のスローガンによく使われます。政府や政治家が「安心」という言葉を多用するのにはいくつかの理由があります。 1. 信頼の構築という目的:「安心」という言葉は、国民に対して信頼感を与えるために使われます。政府や政治家は、政策や施策が国民の生活にどのように影響するかを説明する際に、「安心」を強調することで、国民に対して信頼を築こうとしま・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
霜月神楽

旧暦では本日から霜月に入ります。霜月は祭りが盛んな月です。今では新暦にそれらを移行しているので、先月に祭りがたくさんありました。その1つが新嘗祭でした。今ではあまり知られていませんが、一部地域では伝統を守っています。 霜月神楽(しもつきかぐら)は、日本の伝統的な祭りの一つで、主に秋の終わりから冬の初めにかけて行われます。地方によって異なる場合もありますが、一般的には新暦の11月から12月にかけて開・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あわせる、を考える

「あわせる」という語にはいろいろな漢字が充てられています。「合わせる」の意味は「物事を一緒にする、組み合わせる、整える」などを意味します。例: 力を合わせる(ちからをあわせる)です。語源: 「合」という漢字は、二つ以上のものを一つにすることを示しています。「併せる」の意味は「複数の物を一緒にする、統合することです。特に、異なるものを結びつけることを強調します。例: 力を併せる(ちからをあわせる)。・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あらそう、を考える

「あらそう」に該当する英語はfight, compete, quarrel, argue, cotestなどがあります。まず語源から調べてみます。「争」という漢字は、古代中国に由来します。この漢字は、二人が一つの物に手を伸ばし、それを奪い合う姿を象形したものです。これが「争う」という意味の原型となりました。歴史的な用法の変化として、古代の「争う」は主に物理的な争奪や戦いを意味していました。例えば、・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あやまる、を考える

「あやまる」には「謝る」と「誤る」があり、意味が混同されることがあります。「誤る」の方は昨日の「あやまり」の意味ですが、「謝る」の方は、今では「謝り」とは独立した名詞としては使いません。普通「謝罪」といいます。「謝る」と「誤る」は、どちらも「アヤマル」と読みますが、意味や語源、使われ方が異なります。「謝る」は、漢字「謝」に由来します。「謝」には「感謝する」「謝罪する」という意味があります。この漢字・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あやまり、を考える

「あやまり」(謝り)の語源は、日本語の動詞「あやまる」(謝る)に由来します。この言葉は、古くから使われており、他人に対して非を認める行動を指します。奈良時代や平安時代の古典文学や文書にも見られます。「あやまり」に対応する英語の表現としてはmistake,errorがありますが、よく混同されます。Mistake は「誤り」「間違い」を意味し、最も一般的に使われる表現です。無意識に行った間違いを指すこ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
あやしい、を考える

「あやしい」という言葉はニュアンスが広いです。「疑わしい」「いかがわしい」「うさん臭い」など、様々な言い換えができます。これは英語などに訳す時に間違えそうです。「あやしい」の語源は、感動詞「あや」から派生した形容詞です。この「あや」は「不思議」「奇妙」といった意味を持ち、そこから「あやしい」という形容詞が生まれました。「あやしい」の意味は時代とともに変化してきました。古典の時代には、「不思議な力や・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
甘い、を考える

「甘い」といえば通常は味覚の甘さだけを意味します。しかし日本人の味覚としての甘さは外国人と異なり、飯や刺身などにも拡張されます。時には人間性への判断に比喩として用いられることがあります。また刃物の切れが悪いとか、子供などへの接し方にも使われます。また「脇が甘い」とか「詰めが甘い」など、意味が広く、感覚を伝えるのは大変です。英語では一般的にsweetで、味覚としての表現ですが、お菓子やケーキなどへの・・・

カテゴリー
コラム Articles