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北方領土と日露和親条約
1981年日本政府が北方領土の返還運動の推進と、国民の関心と理解を深めることを目的に「北方領土の日」を閣議決定にて制定しました。北方領土とは現在ロシア連邦が実効支配している国後島・択捉島・歯舞諸島・色丹島の4島を指します。記念日の日付は日本(江戸幕府)とロシア(帝政ロシア)で最初に国境の取り決めを行った、1855年(安政元年)の「日露和親条約」の締結日(新暦)に由来する、としていますが、安政元年(・・・
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源氏物語
紫式部の「源氏物語」のことではなく、鎌倉時代を作った源氏の話です。源氏についてはあまり知られていませんが、源氏とは嵯峨天皇以降、臣籍へと降下し「源(みなもと)」の本姓を受けた皇子や皇孫の氏族のことです。 2024年2月6日は旧暦12月27日ですが, 延喜20年(921年)のこの日、 醍醐天皇の皇子・高明親王が臣籍に下り源姓を賜ったのが醍醐源氏の始まりとされています。嵯峨天皇から分かれた嵯峨源氏や清・・・
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延喜式と紫式部
2024年2月5日は旧暦12月26日です。延長5年(928年) 右大臣藤原忠平が延喜式を奏進しました。藤原忠平は延喜の治と呼ばれる政治改革を行いました。宇多天皇、醍醐天皇につかえ、朱雀天皇の時に摂政、次いで関白に任じられ、村上天皇の初期まで長く政権の座にありました。宇多天皇の時代は寛平の治と呼ばれ、摂関を置かずに天皇が親政をし、藤原時平と菅原道真らが政治を主導した時代です。寛平9年(897年)に宇・・・
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立春2024
2024年2月4日は二十四節気の最初の節気、立春です。二十四節気は太陽歴ですが、旧暦だとこの日の近くに正月が来ることが多いので、旧正月と混同されることがあります。今年の2月4日は旧暦12月24日になりますから、まだ正月にはなりません。それでもこの日から新年が始まるとしていろいろ行事を行う地域があります。立春により大寒が終わります。立は文字通り、これから始まるという意味で、四季に対してそれぞれ立春・・・・
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御願解き
2024年2月3日は旧暦12月24日になります。沖縄では旧暦の行事が今でも行われていて、この日はウグァンブトゥチ(御願解き)と呼ばれています。ウグァンブトゥチは年末に今年の感謝と、起きてしまった事柄を請い下げ、旧正月への準備期間です。家屋を掃除して神々へ感謝を捧げ、ヒヌカン(火の神)から一年の祈願を下げ、ウティン(御天)への里帰りをお見送りします。https://www.ryuukyuu.co.j・・・
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春節
2024年2月2日は旧暦12月23日になります。旧暦の行事ではこの日から春節となります。春節といえば中国人が旅行することで知られるようになりました。日本のインバウンド政策で中国人観光客の爆買いや旅行客をアテにするようになって急に注目を浴びるようになりました。それまでは中華街などのイベントで知られている程度でした。伝統的には春節に先立つ行事として旧暦12月23日に大掃除をして、竈の神を祭る祭竈が行わ・・・
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テレビの日
1953年(昭和28年)2月1日午後2時、東京・内幸町にあった東京放送会館のスタジオから「JOAK-TV、こちらはNHK東京テレビジョンであります」の第一声が放送されたことを記念して、テレビ放送記念日が制定されたそうです。当時、都内7ヵ所で一般公開され、開局祝賀会の模様や舞台劇の中継、ニュース、映画などが放送されました。当時のNHKにあったカメラはスタジオ系カメラ3台、中継用カメラ2台だけだったそ・・・
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連続と不連続
日本語の連続と不連続は連続が肯定的な意味なのに対し、不連続は不がついて否定的な意味をもっています。ところが英語のdiscreteの対語はnon-discreteで、discreteが肯定的になっています。英語のdiscreteは不連続だけでなく、数学では離散的と訳されています。個別的という訳語もあります。語源的には個別になっている状態を表していますから、日本語だと「バラバラ」と考えるのが一番わかり・・・
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絶対と相対
主観と客観は視点の違いですが、人間の感覚なので、完全に違うわけではありません。程度問題といえます。しかしなんとなく絶対的というか相互排除的な感じで受け止めている人が多いと思います。自分と他人が入れ替えるのはむずかしいのは事実ですが、「他人の気持ちになって考える」ことが日本人は意外と得意です。思いやりとか忖度は相手の気持ちになって行動することです。欧米人はこれが苦手です。自己主張は強く出しますが、相・・・
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主観と客観
昨日の「変化と選択」に関係して、その判断基準は人によることがわかりました。その人の判断基準が判断する人にある場合が主観的とされています。そうでない場合を客観的といいますが、日本では主観的は正しくなく客観的が正しい、というような議論が目立ちます。これは主観と客観を絶対視していることから起こる誤解です。 主観というのはその人が考えていること、客観はその人以外の人が考えていること、なので、どちらも人が考・・・
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変化と選択
昨日の小林武彦先生の講演の中で(https://www.youtube.com/watch?v=ujN8LTepZ9g)「進化とは変化と選択」というテーマもありました。この論理にも説得力があります。しかし進化または変化が選択の結果だとして、それが肯定的な価値判断か否定的な価値判断なのかは人により違うのではないでしょうか。生物学では進化とは正の方向への変化を前提としています。負の方向の変化は退化と呼・・・
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利他の心
「利他の心」というと宗教者の説教な感じをうけますが、そうではなく、小林武彦先生という生物学者のお話です。「生物はなぜ老い、そして死ぬのか」小林 武彦(東京大学 定量生命科学研究所教授)2023年度 軽井沢土曜懇話会 第2回という講演の中での話題です(https://www.youtube.com/watch?v=ujN8LTepZ9g)詳細はyoutubeをご覧いただくとして、小林先生は「老後があ・・・
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ウルフムーン
1月26日は旧暦12月16日で、今年初めての満月となります。この満月をアメリカの一部ではウルフムーン、狼の月と呼んでいます。アメリカ先住民は月の満ち欠けによる太陰暦を彼らは使っていました。彼らの生活は作物の収穫や狩猟など大自然と共存していて、季節を把握する力が備わっていました。そのため、生活する上で指標となる毎月見られる満月を目印にして、その月にまつわる関係性の深い生物や作物、または風景などから連・・・
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平将門の乱
令和6年1月25日は旧暦12月15日です。天慶2年(949年)12月15日 平将門が上野国衙を倒し国府の印と府庫の鍵を掠奪し上野・下野を制圧。京都の朝廷 朱雀天皇に対抗して八幡大菩薩と菅原道真のお告げで「新皇」と称します。これで朝敵となったわけです。この平将門の乱は大河ドラマ(風と雲と虹と(1976年))で取り上げられた事で好意をもって広く受け入れられ、『帝都物語(1987年)』など小説や舞台の題・・・
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吉原移転
明暦2年(1657年)12月24日 、江戸幕府は日本橋葭町(よしちょう)の葭原(吉原)遊廓の浅草千束への移転を命令しました。葭町は芳町となり、現在は日本橋人形町となっています。芳町を含む現在の日本橋人形町周辺はかつて「元吉原」と呼ばれる遊里が繁栄を極めていました。しかし、江戸市域の拡大や1657年の明暦の大火により、浅草への遊郭移転(新吉原)がなされ、その後芳町には中村座をはじめ歌舞伎の芝居小屋も・・・
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日蘭和親条約
安政2年(1856年)12月23日、江戸幕府とオランダは和親条約を締結しました。それ以前の幕府の鎖国体制においては、日本と李氏朝鮮及び琉球王国との関係は通信とされ、貿易が行われたのみならず国交がありました。しかし、オランダと中国との関係は通商とされ、貿易は行われたものの国交はなかったのです。オランダ商館が平戸から、現在の長崎市の出島へ移されて以降、オランダ人の行動範囲は出島に限定されてきました。し・・・
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JAZZ
JAZZの"JA"が"January"(1月)の先頭2文字であり、"ZZ"が"22"に似ていることから、1月22日はジャズの日だそうです。NHK朝ドラの「ブギウギ」はジャズの1ジャンルです。ブギウギは1920年代後期にシカゴで流行したピアノによるジャズのブルース演奏スタイルの一種です。黒人がダンスをする際に演奏されたのが起源であり、ロックンロールの原点になったとされている音楽でもあります。低音部は・・・
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南北朝の分裂
南北朝の分裂というと朝鮮半島のことを連想する人もいるかもしれません。それくらい南北朝分裂の歴史的意味は教えられていません。一つの出来事としか考えられておらず、時代的には鎌倉時代と室町時代の間ですが、室町時代に入れて理解されることが多いようです。建武の新政(1333年)の崩壊を受けて足利尊氏が京都で新たに光明天皇(北朝=持明院統)を擁立したのに対抗して、京都を脱出した後醍醐天皇(南朝=大覚寺統)が吉・・・
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大寒
今年は1月20日から二十四節気の大寒に入ります。二十四節気は旧暦の習慣ではありますが、太陽暦なので新暦と同じ日付になります。旧暦は正確には太陰太陽暦ですから、月の運行だけでなく、太陽の運行も活用しています。現在採用されている新暦は太陽の運行だけを利用し、月の運行は無視するものですから、自然との関係からいくと不自然な面も出てくるという不合理な側面もあります。新暦が合理的、旧暦は不合理と考えていた明治・・・
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災害時要援護者2
災害報道は「絵にならない」ものは放送しません。現地で消防団の方に聞いた話は衝撃的でした。津波の知らせがあり、消防団も出動し、避難する人々の誘導に当たったそうです。避難者の中には障害者や高齢者もいたわけですが、ある車いすの高齢者の避難させるため、若い消防団員が車いすを押して道路を歩いていました。海の近くであったので、台地の上から全体を眺めて指揮していた消防団長はその高齢者と若者の二人が歩くすぐ向こう・・・
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