その他の投稿も検索をすることができます。
「検索ワード」「分野」「内容」を入力して
「検索」をクリックして下さい。

  • 「検索ワード」

  • 「分野」

  • 「内容」

コラム Articles
風呂の文化

風呂とトイレは世界を見ると一番違う文化といえます。風呂は英語でbathですが、風呂のある部屋、風呂場はbathroonとなります。しかしbathroomはトイレの意味に使われることが多いです。Where is a bathroom?と言われて、風呂場に案内し、日本人も外国人も双方が困ったというエピソードは有名です。最近は日本でもユニットバスという施設があり、トイレと風呂が一緒になっていることは普通・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
門の文化

門は英語ではgateですが、門とゲートではかなり意味の違いがあります。ゲートといえば大きなものを想像しますが、門は大きな門から小さな門まであります。西洋のゲートは外と敷地の境界で、かなり大きな家や城、施設などに設置されています。そして建物にはドアがあります。日本の家屋にも同じ形式のものもありますが、武家屋敷や寺院などを見ると、立派な門の奥の建物には玄関があって戸はありません。寺の山門はあまりに立派・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
出窓と廊下の文化

出窓のある家とない家があります。どういう基準で出窓を作るのかよくわからないのですが、明り取りとしての窓の機能に鉢植えやぬいぐるみなどを置いて、室内インテリアとして人気があるようです。出窓には室内向けの飾りであると同時に、外部への飾りとしての機能もあり、ヨーロッパの街では出窓にたくさんの花が飾ってあって、町全体の風景になっていることも多いです。 日本の旅館では出窓が広くとってあり、そこに腰かけて外と・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
表札の文化

街を歩くとどの家にも表札が出ています。しかし海外ではまず見かけません。会社や施設に看板はありますが、個人の家で名前が表札になっていることはなく、家番号や住所が示されているだけです。郵便や配達はそれでできますから、名前は個人情報なとして秘匿されているのかもしれません。日本では苗字だけでなく、家族の名前も全部書いてある場合や、2世帯住宅では苗字が2つ書いてある家も珍しくないです。 日本でも昔から表札が・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
障子と襖の文化

襖や障子は日本では当たり前のものですが、日本独特のものです。扉としての機能と壁としての機能があり、開け閉めするという意味では扉ですが、すべて閉じれば壁の役割をします。襖は完全に閉じていますが、障子は一部をガラスにして外が見えるようになっているものもあり、窓の役割にもなっています。 そしてなにより、襖には絵が描かれています。外国でも壁に絵を描くことはありますが、外壁が中心で、家の中の壁に立派な装飾を・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
壁の文化

最近の日本の家はカラフルな壁の家が増えました。これは建築法の違いと建築材料の変化が理由だと思います。日本の古い家の壁は土壁で、竹で編んだ格子状の網の上に泥と藁を混ぜ込んだ土を塗りこんでいきます。そのままのこともありますが、大抵は上に漆喰などを塗ります。基本的に外壁では柱を露出することはあまりありません。 ヨーロッパの古い家の作りも似たような土壁が多いのですが、基本的に柱を見せることが多く、それがデ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
屋根の文化

日本でも最近は瓦屋根の家が減りました。「鯉のぼり」という文部省歌の歌詞に「「甍(いらか)の波と雲の波~」というのがありますが、もう甍は死語かもしれません。意味は一般的には屋根瓦のことですが、大棟という切妻屋根のてっぺんを示すこともあります。屋根が続くさまを波に例えて、鯉のぼりが泳ぐ姿を例えています。 海外の家にも屋根がついていて、瓦屋根もありますが、日本の瓦とは異なります。ヨーロッパでは屋根瓦の色・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
間取りと寸法の文化

欧米の家に行くと、まず玄関の広さに驚きます。英語でentrance hallまたは単にhallというのですが、確かにホールというほど広く、ここで客を迎えるのがルールです。日本では玄関がある家でも、靴を脱ぐ程度のスペースで、よほどの大きな家でないと、接客するような畳の間はついていません。広い玄関の間にはたいてい衝立(ついたて)があり、奥は見えないようにしています。欧米の玄関は階段や客間などのドアが見・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
軒の文化

最近の家には軒(のき)が付いていません。日本の伝統的な建物には立派な軒がついています。お寺の山門や五重の塔などは、軒が大きく出張っています。この軒の美しさが日本建築の美しさを代表している、といっても過言ではないでしょう。 ところが、最近の住宅はのっぺりした壁で、中には箱のようなデザインの家も増えています。軒がなくなった理由は、都会の家では土地が狭く、建築法上、隣地との境界からの距離を一定程度とらな・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
塀の文化

海外に行くと街並みの違いが新鮮です。建物の違いも目につきますが、案外気が付かないのが、塀の存在です。日本でも最近は道路側の塀がない家が増えてきました。欧米だと、都会では玄関が道路に直接つながっている建物が少なくないです。郊外や田舎の住宅エリアだと、玄関前にフロントヤードという広い庭がついている、日本からすると大きな家が普通です。それでも道路側に塀がある家は稀です。お屋敷、いわゆるマンションになると・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
世界人権デー

12月10日は1950年(昭和25年)の第5回国連総会で制定された国際デーの一つで、英語表記のHuman Rights Dayです。この日は「人権デー」や「世界人権の日」などとも呼ばれ、日本ではこの日を含む12月4日~10日の一週間を人権週間、前一ヵ月の11月11日~12月10日を人権尊重推進強調月間としています。人権週間は法務省と全国人権擁護委員連合会が、世界人権宣言が採択されたことを記念して、・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
話し方の文化

海外に行くと、言語の違いを感じるのは当然ですが、同時に話し方というか、声の大きさと身振りの大きさに驚きます。相手は普通に話しているのですが、日本人には怒られているとか、喧嘩しているように感じることがしばしばです。逆に言うと、外国人から見ると、日本人は気が弱くて、主張をしない、何でも受け入れる人ととらえられるようです。実際、観光地で強引な商売をされたり、強い勧誘をされた場合に、ノーといえない人が多い・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
建築文化

文化と言うと、食文化や芸能に関心がいきがちですが、海外旅行をすると真っ先に目につくのが町の風景です。それは家並みが国によって全く違うことです。家というのは自然環境と密着しており、長い生活的な伝統があります。建築物も文化そのものです。建築といっても、寺院やビルなどの大きなものから、一般の住宅、田舎の民家までさまざまです。観光というと最初はどうしても大きな建築物に目が行きますが、しばらくすると、街の住・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
大雪(たいせつ)

12月7日から二十四節気の大雪(たいせつ)に入ります。予報では「12月7日は二十四節気の1つ大雪です」という紹介がなされますが、このコラムでいつも説明するように二十四節気は1年を24に分割したものなので、ほぼ15日間続きます。特定の日のことではなく期間なのです。大雪の次の節気は冬至です。二十四節気は紀元前世紀の中国の戦国時代に成立したものと考えられ、当時の中原の気候が基準になっているので、現代の日・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
違文化

異文化というのは、自分からみて、相手の文化が異なる文化である、という意味です。しかし、近年、相手の文化を尊重し、うまく真似たつもりでも、本来の文化とは違いがある現象が目立ちます。これを私は違文化と呼んでいます。 近年、政府のインバウンド・キャンペーンで、観光地に外国人が押し寄せてきています。彼らの一部は「kimono」を着て、うれしそうに写真を撮ったりしています。それらのkimonoは日本の着物と・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
自文化と異文化

自分の文化というのは普段意識することはほぼありません。よその文化に接して、初めて気が付きます。異文化に接して驚くことがカルチャー・ショックです。ショックという表現がきつく感じますが、衝撃というほどのことではなく、普通の驚きです。 個人的な体験ですが、昔、アメリカの大学に初めて行った時、自動販売機の中にチョコレートバーとリンゴがあったのに驚きました。そのリンゴが日本のものよりも小さいのも驚きでしたが・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
形態素(接辞)からの借用語

12月2日のコラムでレトロのような接辞からの借用で日本語になっているのは「例外的」と書きましたが、調べてみると、けっこう例がありました。お詫びしつつ訂正したいと思います。 まずレトロと同じパターンの借用として、アンチunti、マルチmulti、ミスmis などがあります。アンチは「反対」という意味でほぼ独立的に使われますが、どこからこの用法が広がったのか不明です。英語としてはantithesis(・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
旧暦から新暦へ

12月4日は「カレンダーの日」です。明治5年の太政官布告で太陽暦が採用されることとなり、明治5年12月3日(旧暦)が1873年(明治6年)年1月1日(新暦)とされました。この改暦により、日本は太陽暦を採用している諸外国と外交上の足並みを揃えられることになったということです。西洋文化を取り入れたい明治政府にとって外国と条約を結んだり、会合の約束をする時に暦が違うのは不便でした。 日本は長い間、月を基・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
レトロブーム

今は何度目かのレトロブームだそうです。昭和歌謡とか民具など昭和が「新しい」ということで、若い人に人気なのだそうです。中高年には「昭和が新しい」と言われても違和感だけですが、平成世代には見たことも、聞いたこともないものなので、初めて見る新しい物というのはその通りだと思います。新しい、というのは時代の変遷だけでなく、知らないものに出会うことも含みます。未体験は新しいのです。 幕末から明治の人々にとって・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
師走

旧暦12月は師走です。今では新暦でも12月を師走というようになりました。他の月は旧暦の和名を言うことは少ないのですが、なぜか師走になるとマスコミは盛んにいうようになります。年の瀬ということもいわれます。瀬というのは「流れる水」というのが原義ですが、急流という意味もあります。年末のたまった支払いを行う困難さを、浅瀬や川の流れが急な所を船で行く困難さにたとえて表したということで、年の瀬という表現ができ・・・

カテゴリー
コラム Articles