みたらし団子


みたらし団子

3月5日はサンゴの日とか、産後ケアの日というのは語呂合わせですから、理解できます。みたらし団子の日という記事もあったので、よく見たら毎月3,4、5日がみたらし団子の日だそうです。ミとゴはわかりますが、シはちょっと苦しいですね。

「みたらしだんご(御手洗団子)とは、砂糖醤油の葛餡(くずあん)をかけた串団子(焼き団子)である。「醤油だれ団子」あるいは「焼き団子」ともいう。単に「みたらし」ともいい、丁寧語では「おみた」という。「みたらしだんご」の語源は、京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う「御手洗祭り」とする説があり、境内(糺(ただす)の森)にある御手洗池(みたらしのいけ)の水の泡を模して、この団子がつくられたとされている。」(https://zatsuneta.com/archives/101036.html

御手洗はミタライと読むのだと思っていたので、みたらし団子の語源とは知りませんでした。興味深いのは1串に団子が5個か4個かという地方性があることです。

「鎌倉時代から建武政権期、後醍醐天皇が行幸の際、御手洗池(みたらしいけ)で水を掬おうとしたところ、1つ大きな泡が出て、続いて4つの泡が出てきた逸話による説がある。この泡を模して、串の先に1つ・やや間をあけた4つの団子を差して、その水泡が湧いた様を表している。この団子が池の名前から「御手洗団子」となった。」

(Wikipedia)だそうで、やや間を空けるのが本来なのですね。みたことないですけど。

「関東では団子が4個の方が多い。これは四文銭ができたことによるとする説が有力である(団子1個が1文。四文銭で団子1串)。」(同上))これも知りませんでした。団子が3つのものを見ることもあるのですが、これは団子三兄弟のせいでしょうか。

上記の説明では甘辛い葛餡をかけるとありますが、焼いて醤油をつけただけのものもありますが、これは焼き団子として区別している地域もあるそうです。また大阪地方はダシの文化なので、醤油餡に昆布だしを混ぜるものもあるそうです。喜八洲総本舗のものも有名で、団子の形が玉でなく、円筒形なのが特徴的です。

また、みたらし餡が中に入っている「みたらし小餅」というのも特徴的です。もはや団子ですらないのですが、「みんながみたらし団子をもっと手軽に食べやすく」という想いから、タレをお餅で包んだのがはじまり、だそうです。

落語の「初天神」にも団子の話がでてきますが、ここでは餡を蜜と呼んでいます。今なら顰蹙を買うような話ですが、団子の蜜をなめた後に、蜜の入った壺に二度付け、三度付けすることが笑いを誘います。

みたらし団子、結構奥が深いですね。何気ない食べ物ですが、日本文化の1つだと思います。

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