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寒椿

この季節の花の中で目立つのは梅と椿ですね。椿は日本人好みなのか、いろいろな種類があります。中でもよく文芸作品や俳句に出てくるのが「侘助」という種類です。小ぶりの一重咲で、名前の由来について諸説があります。千利休が好んだということもあり、茶の湯のわびさびに通じることから、多くの文人の好みとなったようです。普通の椿のようにたくさん一度に咲くのではなく、寒中にぼつぼつと寂しげにうつむき加減の下向きに花が・・・

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雨水

2月19日、旧暦1月19日は二十四節季の雨水(うすい)です。同じ漢字ですがアマミズではありません。1月4日から立春となり、15日間が過ぎて次の節季に入ります。意味は雪が解けて雨になる、それだけ春が進むということだそうです。実際にはまだ雪も降る地域が多いのですが、確かに春の訪れを感じさせる自然現象が見られます。昔の人はこうした小さな変化にも敏感に反応して楽しんでいたのですね。 冬は乾燥が進みますが、・・・

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十六夜

2月18日は太陰暦十六夜です。イザヨイと読みます。他の月は十五夜(じゅうごや)、十三夜(じゅうさんや)のように数字に夜(や)をつけて呼びますが、この日だけ特別な読み方をするので不思議に思っていました。語源を調べてみると、出遅れる、躊躇している、という意味の「いさよう」から来ているようです。満月を過ぎた十六夜月はやや月の出がやや遅くなるので、それを月が出るのをためらっているととらえて、イザヨイという・・・

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大安満月

2月17日は大安で満月、そして辛丑の吉日です。金運アップの日だそうですから、財布を新調したり、銀行口座を開設したり、会社を設立したりするのに最適の日です。宝くじを買うと当たるかもしれません。縁起をかつぐなら、正にピッタリの日です。 大安とは六曜の中の吉日で、六曜とは大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅が順に巡ってくる暦の一つで、今でも結婚式や葬式などでは重要視する人が多いようです。旧暦があまり利用さ・・・

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藪入り

1月16日は藪入りです。藪入りという表現はもう死語になっています。藪入りを知っている人でも1月16日と聞くと違和感を持たれる人がいると思います。藪入りは1月16日と 7月16日の年2回ありました。この日から奉公人は数日間のお休みをもらって実家に帰るのです。今では帰省は夏のお盆と冬の年末年始ということになってしまいましたが、新暦8月15日前後は旧暦の7月16日前後に当たるのでシフトしたのだと考えられ・・・

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小正月

今年は新暦2月1日が旧暦1月1日ですから、旧暦との換算が簡単です。2月15日が旧暦1月15日で小正月です。小正月は祝う地域も少なくなり、祝う地域も新暦でしているようです。旧暦では小正月はかなり大切な期間で、14日から16日というのが普通ですが、次の満月まで、とする地域もあったそうです。 そもそも正月とは文字通り最初の一カ月のことですが、今では正月三ケ日だけの意味になっています。そして7日に七草粥を・・・

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バレンタインデー

バレンタインデーといえばチョコレートの日が日本の常識です。そもそもは普段愛を告白できない女性が男性に愛を告白する日であったはずで、その思いをチョコレートに込めて意中の男性に贈る、という習慣でした。これは元々あるチョコレートメーカーが仕掛けた商戦だったのですが、見事にはまってチョコレートの日になりました。 バレンタインはカトリックの聖人の一人で、ローマ時代、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ・・・

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論理と証拠

近年は盛んにエビデンスという表現が見られます。どうして証拠という日本語でいけないのか理解不能です。ある解説によると、エビデンスとは本来、科学的根拠のことですが、いろいろな分野で使われていく中で語義がだんだん曖昧になり、ファクトの意味をもつようになった、といいます。つまりエビデンスの方が意味が広く曖昧だということのようです。この説明もいささか曖昧です。外来語にはこうした注意が必要です。 科学は論理と・・・

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迷信

旧暦のいろいろな行事、たとえば節分の豆撒きなどを迷信として取り合わない人をよくみかけます。そもそも迷信とは何でしょうか。辞書の定義だと「人々が信じていることのうち、合理的根拠を欠いているもの」とあり、似たような概念として「俗信」があるが、迷信と俗信との違いは、社会的な実害があるものが迷信、実害がないものが俗信とされています。俗信という表現はあまり一般的でなく、実害について人々が意識しているかどうか・・・

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建国記念日

2月11日は建国記念の日で休日です。今年は金曜日で次が土曜日なので連休の人もあるかもしれませんが、昨今の状況ではお出かけも難しいですね。雪が降る所も多いので雪見酒というのもオツなものです。 建国記念の日は昔は紀元節といいましたが、戦後GHQのお達しで名前が変わったそうです。いくら戦勝国とはいえ他国の文化にまで踏み込むのは横暴だったのですが、日本人は素直に受け入れ今日に至っています。紀元節とは日本の・・・

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初午

立春後の初めての午の日に初午詣りが行われます。初午は初〇の中で最も有名で「明烏」の初めの方に、真面目一方の大店の若旦那が初午のお稲荷さん詣りでおこわをたくさんいただく、という下りがでてきます。吉原へもお稲荷さんのお籠りということで連れていかれる筋になっています。江戸では重要な祭日の1つでした。 この話からもわかるように初午は稲荷神社の祭礼で、馬なのになぜ狐かというと、稲荷が「稲成り」に通じるという・・・

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初巳

旧暦1月9日は初巳です。初辰に続く祭日です。初巳は弁財天(弁天様)の祭日で、日本三大弁天である竹生島神社(滋賀県)、江島神社(神奈川県)、厳島神社(広島県)を始め、全国の弁天様で初巳の例祭が行われます。例祭というのは、その神社の由来に関わる祭日のことです。例大祭と呼ばれることもあります。 弁財天は七福神の1つで女性の神様で琵琶を持っていますから、芸事の神様です。また同時に金運、財運の神様なので、銭・・・

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初辰

旧暦1月8日は初辰です。初辰と聞いてピンと来る方はほとんどないと思います。旧暦ではすべての日に干支が当て嵌められています。まず十二支については説明不要でしょうから十干の説明をします。十干とは五行で説明した、き(木)、ひ(火)、つ(つち)、か(金)、み(みず)にエとトを組み合わせた十種類で、きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと、です。これに漢字が充て・・・

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春の七草

今年は2月7日が旧暦1月7日、七草粥の日です。こういう行事は新暦と旧暦の2度楽しむのもよいのではないでしょうか。大昔は前日の6日に若菜摘みという行事があって、野山に七草を摘みにいくのが行事で、和歌にもたくさん詠まれています。 「君がため、春の野に出でて、若菜摘む、我が衣手に、雪は降りつつ」(光孝天皇) 有名な百人一首の1首です。衣手(ころもで)というのは袖のことです。君はどなたかわかりませんが、大・・・

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カーニバル

日本を含むアジアで春祭りをしている頃、ヨーロッパではカーニバルの最中です。カーニバルは謝肉祭と訳されるように、肉を食べていけない期間に入る前にたらふく食べて、騒いでおこうというお祭りです。カトリック圏で特に盛んです。日本ではブラジルのカーニバルばかり有名ですが、ヨーロッパ諸国では風習は違ってもカーニバルがあります。 そもそもカーニバルは、キリスト教徒にとって一番大切な復活祭(イースター)に先立つ4・・・

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青春

立春から春が始まりました。1年が春から始まって冬で終わるのは世界共通のようです。考えてみれば、植物の芽が出て、葉が出て、成長して、花が咲き、実がなって、枯れるという循環に一致しています。動物も春に子が生まれるものが多いです。 古代中国では、春夏秋冬の季節に色を当てて、青春、朱夏、白秋、玄冬としています。日本では青春だけが頻繁に使われますが、他の季節はほぼ使われていません。この季節の移り変わりを人生・・・

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立春

立春は春の始まり、二十四節気の始まりなので、ある意味、新年がこの日から始まるともいえます。旧暦の世界では元日と立春の2回新年の始まりがあったことになります。これを論理的でない、と切り捨てる人もいるでしょうが、風習としてお祝いが何度も来るのも悪くないと思います。元来、日本ではお祭りがたくさんありました。その時代の方が現代よりよほど精神的な余裕があり、楽しい日々が送れたと思います。 春節は立春から始ま・・・

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節分

節分は旧暦の習慣なのですが、どういうわけか新暦の今でも派手に実施されています。豆撒きという風習のせいかもしれません。近年は恵方巻をコンビニが広げたことも関係あるかもしれません。 節分とは節の分かれ目ということであり、翌日が旧暦1月4日の立春です。つまりは節分までは二十四節気の大寒のままです。そして立春から新しい節気が始まるので、ある意味新年はこの日から始まるので、節分は大晦日と同じです。 大晦日に・・・

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二日

二日と書いて、フツカと読む場合とニニチと読む場合があります。二人分はフタリブンデショウカ、ニニンブンでしょうか。二人前は?二泊はフタハク?ニハク?外国人に聞かれた時、迷いませんか?日本では古い数字と新しい数字が併用されていることが外国人には習得が非常に難しいものの1つです。 日にちはツイタチ、フツカ、ミッカ…のようにトオカまでは古い用法が今も使われます。人数はヒトリ、フタリまでは共通ですが、3人、・・・

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旧正月

今年は新暦2月1日が旧暦元日になります。元日は朔日(ついたち)でもあります。毎月の始めの日が朔日で、ツイタチは月立ちが転化したものです。朔日から新たな月が始まるのですが、この夜の月が新月つまり完全に月が見えない日です。月は太陽の光を反射して輝くということは理科の時間に習ったと思います。月の満ち欠けは月が地球の影に入り太陽光を反射しないために起こります。三日月の黒い部分は地球の形なのです。そう思って・・・

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