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モンテソリ法を知ってますか?
モンテソリあるいはモンテッソーリと聞いて、すぐわかる人は教育関係者の一部だけでしょう。モンテソリ教育法は知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果があったことで有名になりました。1907年保育施設「子どもの家」を設立し、貧困層の健常児を対象に、その独特な教育法を完成させたという歴史があります。その成功が知られるようになって、欧米を中心に世界各国に広がりました。特にアメリカではモンテッソ・・・
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大量生産から個別生産へ
これまでの産業の発達は、職人が1つ1つ手作りしていた時代から、機械工業へと変わり、大量生産によるコストダウンと大量消費が行われることにより、なされてきました。大量生産と大量消費という産業モデルには、コストダウンという大きな利益をもたらす要因があり、世界中で受け入れられてきましたし、今もその流れは続いています。 しかし大量消費には限界があり、物がない時代には何を作っても売れたのですが、ある程度、供給・・・
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教育は大量生産ではない
最近の塾の宣伝を見ていると「個別指導」を売り物にしているところが目立つようになってきました。日本の教育は公教育といわれる学校教育の他に、塾や各種学校のような私教育があるとされています。この思想の背景には、何となく、公が偉くて私が低いような意識がありそうです。実際、税金の徴収や補助金などを見ると、明らかな差別があります。官尊民卑の意識が今も続いています。この教育の官尊民卑の意識は明治から始まったと想・・・
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春社
春の社日を略して春社といいます。そもそも社日は他の雑節に比べて知名度は低くなりました。雑節は二十四節気とは別に日本独自に設定された旧暦の行事です。節分、八十八夜、入梅、二百十日、土用などはよく知られていますが、社日や半夏生は知名度が低いようです。春の社日は、種まきをする前に土地の神様に挨拶をする日のことで、秋の社日は収穫をする前に土地の神様に挨拶をする日のことで、農業と深い関係があります。日本は昔・・・
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補綴産業 prosthetic industry
補綴器具開発はこれまで、損失した肉体の補完という意味が多かったため、機能の回復に重点が置かれてきました。しかし、パラスポーツなどによる補綴器具の進化により、機能の補完という目的から、さらに人間が本来もつ機能よりも優れた機能をもつ器具へと進化する可能性を秘めています。その1つがVR眼鏡です。眼鏡は本来、視力の低下による生活上の不便を解消することが目的でしたが、仮想現実(バーチャル)な世界の進化により・・・
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補綴(プロセーシス)
補綴(ほてつ)という専門用語は主として医学系で使用されています。医学用語は昔に翻訳されたまま現在も使われていることが多く、一般にはなじみのない語が多いです。一時期はドイツ語、今では英語が多く、わざと一般人にはわからなくしているのではないか、と疑いたくなります。 補綴とは足りなくなった部分を補うことをいいます。一番わかりやすい例が歯医者のかぶせ物や入れ歯などです。正確には義歯が該当します。 英語でP・・・
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障害者年金
一般社会では何となく理解されていても、具体的に内容がよく知られていないのが、障害年金です。日本年金機構の説明によれば「障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やけがで初めて医師の診療を受けたときに国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。」とあります。気になる支給額ですが、支給条件をクリアしているとして、障害基礎年金は・・・
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日本の障害者福祉政策
日本の福祉政策の中でも、外国にはない独自の政策がいくつもあります。その一つが障害者雇用政策です。正式名は「障害者の雇用の促進等に関する法律」といい英名もあり、Act on Employment Promotion etc. of Persons with Disabilitiesです。昭和35年制定です。この法律は障害者を雇用すると補助金や施設拡充の助成金が支給される、というアメがあると同時に、一・・・
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春分の日はなぜ休日?
3月20日は春分の日で休日です。外国人にこれを説明すると、一様に不思議そうな顔をします。春分の日は英語でvernal equinoxというのですが、vernalというラテン語は難しいので、spring equinoxという表現も増えてきています。欧米では、この日が春の最初の日という解説が多いようです。日本や中国では、節分や春節から始まると考えるのと、かなりのズレがあります。春分とは何かという科学的・・・
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日本の障害者福祉
外国人旅行者は点字ブロックに驚くのですが、実際、海外では見たことがありません。これは日本の福祉政策が世界でもトップクラスであることの証です。日本ではなぜか「日本の福祉は遅れている」と叫ぶ人が多いのですが、福祉は完全ということはまずありえなく、どこか足らないのが普通です。日本が遅れている、という主張をする人がよく比較するのが北欧ですが、北欧とひとまとめにいうことはできず、国ごとにそれぞれ政策は違って・・・
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点字ブロックの日
3月18日は社会福祉法人岡山県視覚障害者協会が制定した「点字ブロックの日」です。この日の目的は、点字ブロックの安全性確保と発展を図ることです。正式名称を「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。点字ブロックは1965年に日本の長崎県で視覚障害者の教師である三宅精一氏によって考案されました。1967年3月18日に岡山県立岡山盲学校に近い国道250号原尾島交差点周辺(現:岡山県岡山市中区)に世界で初めて・・・
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春彼岸の入り
「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があります。今年の彼岸の中日は20日ですが、もうその頃には冬のような寒い日はないと思われます。春の暖かさが実感される季節です。彼岸は昔からの伝統的行事ですが、太陽暦のため新暦でも同じ頃にやってきます。ちなみに3月20日は旧暦だとまだ2月11日でかなり早い彼岸ということになります。日の出は地域により多少の差がありますが、東京だと5:45ですから、実際の夜明けはもう少し早・・・
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文化のパラダイムシフト
政治経済や学問のパラダイムシフトだけでなく、社会制度の変更により社会生活も影響を受けることがあります。たとえば明治初期に日本は暦を変えました。新暦というのはキリスト教圏で使用されているグレゴリオ暦ですが、旧暦は長く伝統的に使用されてきた太陽太陰暦です。根本原理がまったく異なる暦法ですから、パラダイムシフトといえます。暦法の変更の動機は公務員の給料の支払いを減らすため、というまったく違った動機ですが・・・
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学問分野のパラダイムシフト2
学問のパラダイムシフトは基本原理の変更だけでなく、応用分野の変更につながります。近年話題になってきた量子コンピュータもその1つです。量子コンピュータの説明は難解なのですが、wikipedia では次のように説明しています。「いわゆる電気回路による従来の通常の2値方式のデジタルコンピュータ(以下「古典コンピュータ」)の素子は、情報について、なんらかの手段により「0か1」のような排他的な2値のいずれか・・・
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学問分野のパラダイムシフト
このところ相対論と普遍論についてご説明してきましたが、この対立する思想はあらゆる分野に影響しています。まず政治経済の世界でいえば、グローバリズムは普遍論が前提で、ナショナリズムあるいはローカリズムは相対論が前提となっています。世界でグローバルに展開する、ということは商品でいえば1つの商品に多少変化をつけながら、世界を相手に商売をすることです。現在のコンピュータのOSはマイクロソフトとアップル、グー・・・
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日本史と世界史
言語起源論のところでご説明した相対論と普遍論ですが、研究方法の深化と一般化とも根底の思想は同じです。言語研究に個別言語研究と一般言語研究があるように、歴史も個別の歴史学と一般的歴史学があります。日本史は前者、世界史が後者ということができます。しかし、現代の日本史はやや不思議な教育をしています。誰もが「いい国作る鎌倉幕府」のような年号覚えをします。いわば「常識化」していますが、これは西暦年号で、明ら・・・
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個別言語学と一般言語学
言語研究の方法には、特定の1つの言語だけを研究する分野と、広く複数の言語や人間の言語の一般性を研究する分野があります。前者が個別言語学あるいは特定言語学、後者を一般言語学といいます。わかりやすく言えば、前者の例が国語学、後者がいわゆる言語学です。 1つの分野を深く掘り下げていく研究方法を深化と呼んでいます。反対に広く一般性を追求する研究方法が一般化です。この2つは概念的には対立しているように見えま・・・
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如月といえば
如月というのは普通に読むと意味がよくわからない名称です。ジョゲツならそのままですが、どう読んでもキサラギにはならない慣用的な読み方です。語源を見ると、「寒さで着物を更に重ねてきることから着更着という」とのが定説のようです。他にも気候が陽気になる季節なので「気更来」とか、「息更来」という説もあるようです。また更に草木が生え始めるので「木更木」という説もあるそうです。さらには芽が張り出す時期なので「草・・・
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旧歴如月朔日
旧暦では今日から如月です。昨年に閏月が入ったため、ほぼ1カ月遅れています。そのため二十四節気は太陽暦で動いていて、啓蟄が過ぎて、まもなく春分になる今頃になってから如月に入るという状態です。二十四節気は新暦とはほぼ一致しているので、天気予報などでも紹介されています。二十四節気は季節感を知る道標なのですが、その意味では、旧暦生活をしていると、「今年は季節が早くやってくる」ということになります。季節変化・・・
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実感と体感
実感も体感も脳の判断ですが、実感がメンタル(精神的)であるのに対し、体感はフィジカル(肉体的)な感覚であるところが異なります。体感は知覚から来るものなので、感情への影響はそれほど大きくないのですが、実感の方はメンタルなので、納得感のような感情に作用します。 日本語で考えるとなんとなく意味が似ているような感じがしますが、英語では名詞ではなく、動詞で表現することが多く、「実感する」はrealize、「・・・
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