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耳の日
3月3日はひな祭りですが、そちらはあちこちで話題になるので、もう1つあまり知られていない耳の日を話題にします。例の語呂合わせによる記念日です。昭和31年日本耳鼻咽喉科学会の提案により制定されました。他にも3という字が耳の形に似ているから、という後付けのような理由もあります。耳の日は耳を大切にしようという日ではなく聴覚障碍者への福祉を普及する意味があります。また電話の発明者グラハムベルは1847年3・・・
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如月
令和4年3月2日は旧暦1月30日。旧暦的表現をすると壬寅年睦月晦日甲寅(みずのえとらとしのむつきみそかきのえとら)です。全部漢字で書けるなんてすごいと思いませんか。そして日にちの特定法として、年は干支の60種類、月は別名の12種類、日は月齢の30種類、さらに干支の60種類が指定されています。つまり確率的にいうと60x12x30x60=1,296,000であり、ざっくりといえば130万分の1というこ・・・
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3月
3月1日は旧暦1月29日、まだ睦月です。しかし3月と聞くと春がやってきたという感じになります。実際、日本各地では春の便りも一部聞こえてきます。 英語で3月をMarchといいますが、語源はローマ神話のMarsマルスです。マーチというと日本では大学名の方を頭に浮かべる人の方が多いかもしれません。あるいは車の名前。英語のmarchには行進の意味もあるので、この月にはいろいろな行進が米国で行われます。今年・・・
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睦月の異名
2月28日は旧暦1月28日。今年はたまたま新暦2月1日が旧暦1月1日朔日なので、今月はぴったり1月遅れでしたが、その一致も今日までです。旧暦では1月30日まであるので、あと2日分が翌3月になり、新暦3月3日が旧暦の2月1日朔日となり新月になります。 1月は別名睦月であることは知られています。ではなぜ睦月というかというのは諸説あるようですが、私の好みでいえば、睦は「仲睦まじい」の睦なので、仲が良いと・・・
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日干支
干支といえば年干支がよく知られています。実は月や日にも干支が当てはめられています。鰻を食べるのに丑の日とか、安産のお守りをいただくのは戌(いぬ)の日がいい、などという言い伝えがありますが、これは十二支を当てはめた日のことです。旧暦カレンダーには月の干支と日の干支もあり、それぞれが十干十二支の60種類が当てはめられているのですから、その組み合わせは60x60x60=216,000通りもあるわけですか・・・
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226事件
2月26日はあの226事件の日です。この日になるとなぜか五代目柳家小さん師匠のことを思いだします。たぶんインタビュー番組か高座のマクラなのかだったという曖昧な記憶ですが、師匠はまだ前座だった頃、徴兵になり入隊後1か月で配属された歩兵連隊が226事件の出動で反乱軍になってしまったという話をされていました。夜明けに叩き起こされて出兵になり、訳も分からないうちに反乱軍にされてしまい、挙句に満州に転属にな・・・
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初天神
毎月25日は天神祭です。現在は新暦1月25日を祭礼にしている天満宮が多いと思いますが、旧暦の方が昔の習慣がよくわかります。天神様は言わずと知れた菅原道真公ですが、天の神という意味ではなく、道真公の神号である天満大自在天神の略称なのです。それゆえ道真公を祭る神社は天満宮と呼ばれます。それにしてもすごい神号で平安時代の人はよほど恐れたと見えます。道真公(菅公ともいう)はいわゆる怨霊で、日本では古来、怨・・・
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大喪の礼
平成元年(1989)2月24日は昭和天皇の大喪の礼があった日です。崩御されたのは1月7日でした。昭和天皇はご在位が63年と長く、その前の大正天皇の大喪の礼は昭和2年(1927)でしたから、当時10歳以上だった人はこの時73歳以上ということです。2度見た方は少なかったでしょう。当時テレビなどありませんから、葬列を見た人はほとんどないと思われます。ネット情報では「大喪儀は2月7日夜に天皇の霊柩を乗せた・・・
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天皇誕生日
2月23日は天皇誕生日です。天皇についてあれこれ議論するのは畏れ多いので、外国人がどう考えるのかを考えてみたいと思います。英語ではEmperorといいますが、陛下を英語でどう呼ぶかというと、ちょっとややこしくて、面と向かっての場合(まず滅多にないですが映画などでは出てきます)Your Majestyです。それ以外は三人称でHis Majestyです。なので今上陛下はHis Majescty the・・・
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猫の日
2月22日は例の語呂合わせで、ニャンニャンの日、猫の日です。ちなみに犬の日も当然ありますが、今日は猫の話題のみにします。猫に関する話題は非常に多いので選択に困るのですが、まずは猫目石(キャッツアイ)について。キャッツアイというと漫画の方が有名かもしれませんが、本来は宝石の名前です。正確には猫目石とキャッツアイは別物でクリソベリルという種類だそうです。猫の目の瞳孔のような縦筋模様がでる宝石のことだそ・・・
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国際母語デー
2月21日は国際母語デーInternational Mother Language Dayです。言語と文化の多様性、多言語の使用、そしてあらゆる母語の尊重の推進を目的として、UNESCO(ユネスコ)が1999年11月17日に制定したものです。 ユネスコと聞くと日本では世界文化遺産のことしか報道されませんが、マスコミもこういう重要な日は報道と解説をしてほしいものです。1952年2月21日、当時はパキ・・・
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寒椿
この季節の花の中で目立つのは梅と椿ですね。椿は日本人好みなのか、いろいろな種類があります。中でもよく文芸作品や俳句に出てくるのが「侘助」という種類です。小ぶりの一重咲で、名前の由来について諸説があります。千利休が好んだということもあり、茶の湯のわびさびに通じることから、多くの文人の好みとなったようです。普通の椿のようにたくさん一度に咲くのではなく、寒中にぼつぼつと寂しげにうつむき加減の下向きに花が・・・
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雨水
2月19日、旧暦1月19日は二十四節季の雨水(うすい)です。同じ漢字ですがアマミズではありません。1月4日から立春となり、15日間が過ぎて次の節季に入ります。意味は雪が解けて雨になる、それだけ春が進むということだそうです。実際にはまだ雪も降る地域が多いのですが、確かに春の訪れを感じさせる自然現象が見られます。昔の人はこうした小さな変化にも敏感に反応して楽しんでいたのですね。 冬は乾燥が進みますが、・・・
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十六夜
2月18日は太陰暦十六夜です。イザヨイと読みます。他の月は十五夜(じゅうごや)、十三夜(じゅうさんや)のように数字に夜(や)をつけて呼びますが、この日だけ特別な読み方をするので不思議に思っていました。語源を調べてみると、出遅れる、躊躇している、という意味の「いさよう」から来ているようです。満月を過ぎた十六夜月はやや月の出がやや遅くなるので、それを月が出るのをためらっているととらえて、イザヨイという・・・
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大安満月
2月17日は大安で満月、そして辛丑の吉日です。金運アップの日だそうですから、財布を新調したり、銀行口座を開設したり、会社を設立したりするのに最適の日です。宝くじを買うと当たるかもしれません。縁起をかつぐなら、正にピッタリの日です。 大安とは六曜の中の吉日で、六曜とは大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅が順に巡ってくる暦の一つで、今でも結婚式や葬式などでは重要視する人が多いようです。旧暦があまり利用さ・・・
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藪入り
1月16日は藪入りです。藪入りという表現はもう死語になっています。藪入りを知っている人でも1月16日と聞くと違和感を持たれる人がいると思います。藪入りは1月16日と 7月16日の年2回ありました。この日から奉公人は数日間のお休みをもらって実家に帰るのです。今では帰省は夏のお盆と冬の年末年始ということになってしまいましたが、新暦8月15日前後は旧暦の7月16日前後に当たるのでシフトしたのだと考えられ・・・
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小正月
今年は新暦2月1日が旧暦1月1日ですから、旧暦との換算が簡単です。2月15日が旧暦1月15日で小正月です。小正月は祝う地域も少なくなり、祝う地域も新暦でしているようです。旧暦では小正月はかなり大切な期間で、14日から16日というのが普通ですが、次の満月まで、とする地域もあったそうです。 そもそも正月とは文字通り最初の一カ月のことですが、今では正月三ケ日だけの意味になっています。そして7日に七草粥を・・・
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バレンタインデー
バレンタインデーといえばチョコレートの日が日本の常識です。そもそもは普段愛を告白できない女性が男性に愛を告白する日であったはずで、その思いをチョコレートに込めて意中の男性に贈る、という習慣でした。これは元々あるチョコレートメーカーが仕掛けた商戦だったのですが、見事にはまってチョコレートの日になりました。 バレンタインはカトリックの聖人の一人で、ローマ時代、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ・・・
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論理と証拠
近年は盛んにエビデンスという表現が見られます。どうして証拠という日本語でいけないのか理解不能です。ある解説によると、エビデンスとは本来、科学的根拠のことですが、いろいろな分野で使われていく中で語義がだんだん曖昧になり、ファクトの意味をもつようになった、といいます。つまりエビデンスの方が意味が広く曖昧だということのようです。この説明もいささか曖昧です。外来語にはこうした注意が必要です。 科学は論理と・・・
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迷信
旧暦のいろいろな行事、たとえば節分の豆撒きなどを迷信として取り合わない人をよくみかけます。そもそも迷信とは何でしょうか。辞書の定義だと「人々が信じていることのうち、合理的根拠を欠いているもの」とあり、似たような概念として「俗信」があるが、迷信と俗信との違いは、社会的な実害があるものが迷信、実害がないものが俗信とされています。俗信という表現はあまり一般的でなく、実害について人々が意識しているかどうか・・・
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