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立秋

8月7日は二十四節気の立秋です。最近のテレビの天気予報ではたいてい二十四節気の紹介があり、「暦の上では秋ですが、まだまだ暑いです」という紋切型のコメントがあります。ここでいう暦とは旧暦のことで、これだけ見ると「暦の方が季節を先取り」しているような印象になりますが、実際の旧暦では今日は文月(七月)四日です。つまり日付はほぼ一月遅れています。それは旧暦のしくみを知らないから起こる違和感です。旧暦は太陽・・・

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土用の丑の日

今年は7月24日が土用の丑の日です。鰻の厄日です。丑の日に鰻を食べる習慣を広げたのは平賀源内という江戸時代の学者だというのが通説になっています。平賀源内がうなぎを広めるに至った理由は彼なりにうなぎを世間に広く食べてもらうためのマーケティングの一環だったと言われています。うなぎは現代社会でも高級品ですが、江戸時代でも一般市民にとってもかなり高級な食べ物だったそうです。うなぎを食べるという風習は少なか・・・

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大暑

今年は暑い日が続き、旧暦の流れがぴったりです。今年は7月22日が大暑(たいしょ)になります。大暑は二十四節気の1つで暑さが最も厳しくなる頃とされています。約半月の大暑が過ぎると立秋となり、もう秋が始まるという季節感です。All About オールアバウト暮らしというサイトが詳しいので、一部を紹介します。(https://allabout.co.jp/gm/gc/487927/)まず二十四節気は七十・・・

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夏土用入り

本日から旧暦の夏土用に入ります。土用といえば「丑の日の鰻」という固定観念は平賀源内が作った宣伝だったのですが、今では習慣にまでなっていて、宣伝効果の恐ろしさを改めて知るよい機会でもあります。実は夏の鰻は油が落ちて旨味が少なく、むしろ冬になって油の乗った鰻の方がおいしいという人もいます。鰻の裂き方が関東(正確には江戸文化圏)と関西(正確には非江戸文化圏)では異なり、関東は背開き、関西では腹開きで、こ・・・

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七夕

もう過ぎてしまいましたが、7月1日は半夏生でした。そして今日は七夕です。半夏生は雑節という日本独自の習慣で、今でこそ、雑節と二十四節気は分けられていますが、昔は暦ということで区別せず、お年寄りのいう通りの食べ物や飲み物を用意していた、という生活だと思います。七夕というと、ある落語を思いだします。借りた袴を留守の間に返し、「七に置いた」と書置きします。それを読んだ貸主が「借りたものを質に入れるとは何・・・

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小暑、水無月入り

もう過ぎてしまいましたが、7月1日は半夏生でした。そして今日から小暑です。半夏生は雑節という日本独自の習慣で、小暑は二十四節気という中国及び東アジア圏の一部で共有されている習慣です。今でこそ、雑節と二十四節気は分けられていますが、昔は暦ということで区別せず、お年寄りのいう通りの食べ物や飲み物を用意していた、という生活だと思います。二十四節気はさらに10日ごとの七十二候に分けられます。 初侯:温風至・・・

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夏至

夏至というと、言葉だけみると、夏の真っ盛りという感じですが、実際には理科の時間に習ったように、日差しが一番長い日ということです。夏至は6月に来るので、日本人の感覚だと真夏は7月、8月ですから、夏至の意味は薄いのかもしれません。しかし、ヨーロッパでは昔から夏至は大切な日で夏至祭が今も盛大に行われます。とくに北欧では、太陽が長く照る夏は快適な日々であり、楽しい期間ですから、そのピークである夏至は暦の月・・・

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小満

今年は5月20日から二十四節気の小満に入ります。万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始める、ことから小満といわれています。ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。また梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃です。田植えの準備を始める頃でもあります。走り梅雨というのは本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことで、この後晴れた日が続き、その後本格・・・

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卯月朔日

旧暦では今日からようやく卯月に入ります。なぜウヅキというのかについては例によって諸説あるようですが、ウツギ(空木、卯木)の花が咲く頃だから、という説があります。卯の花というと豆腐のおからで作った料理の方が有名かもしれませんが、「卯の花の匂う垣根に時鳥(ホトトギス)、早も来、鳴きて、忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ」という有名な歌曲『夏は来ぬ』が浮びます。この歌は作詞佐佐木信綱、作曲小山作之助により・・・

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立夏

5月5日は立夏です。正確にいうと閏年でない年の立夏が5月5日で、閏年は1日ずれて5月6日が立夏になります。二十四節気では、夏を「立夏」「小満」「芒種(ぼうしゅ)」「夏至(げし)」「小暑(しょうしょ)」「大暑(たいしょ)」の6つの節気に分けています。七十二候では次のように分類されています。 初侯:蛙始鳴(かわずはじめてなく)蛙(かえる)が水田で鳴き始める頃です。カワズはカエルの古語で、芭蕉の句で知ら・・・

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弥生満月

旧暦ではようやく弥生の真ん中、満月日になりました。季節は初夏を思わせるような暖かさで、桜も東西日本では散り始め、北日本が満開となっていて、今年は季節の移り変わりが早いような気がします。童謡の「さくらさくら」の歌詞の二番では「さくら さくら、やよいの そらは、みわたす かぎり、かすみか くもか、においぞ いずる、いざや いざや、みにゆかん」となっています。花見に行くのは弥生の季節ということを歌ってい・・・

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穀雨

本日から二十四節気の穀雨に入ります。「穀物を運んでくれる春の雨」の意味です。春ももう終わりになり、もうすぐ初夏になり、葉の緑が目に映る季節ですが、雨もよく降る季節です。その雨も春雨のような細かな雨から、梅雨のような本降りになる雨の間の何とも表現できない柔らかさをもった雨が穀雨です。この雨が降ると、農業では田植えの準備をするようになります。 七十二候は次のようになっています。 初候:葭始生(あしはじ・・・

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春土用の入り

土用というのは雑節の1つです。雑節というのは二十四節気とは別に日本独自に設定している季節の行事(暦日)で、節分や彼岸、八十八夜など、よく聞く習慣になっています。土用は夏の土用の鰻がよく知られていますが、実は春、秋、冬にも土用があります。土用は日本の暦日ですが、その根拠は古代中国の陰陽五行説にあり、万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素から成るという説で、これを四季に当てはめて春は「木気」・・・

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弥生朔日

旧暦では本日から弥生になります。朔日(さくじつ)というのは「ついたち」という読み方もありますが、本来は満月日に対応する月が完全に欠けている状態を意味しています。これから次第に月が出てくるという意味で新月という呼び名もあります。これから毎日少しづつ月が増えていって、15日目に満月になる、という意味です。月の満ち欠けは晴れていれば毎日観測できますし、季節によって出る時間、入る時間も変わるので、それで一・・・

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春社

春の社日を略して春社といいます。そもそも社日は他の雑節に比べて知名度は低くなりました。雑節は二十四節気とは別に日本独自に設定された旧暦の行事です。節分、八十八夜、入梅、二百十日、土用などはよく知られていますが、社日や半夏生は知名度が低いようです。春の社日は、種まきをする前に土地の神様に挨拶をする日のことで、秋の社日は収穫をする前に土地の神様に挨拶をする日のことで、農業と深い関係があります。日本は昔・・・

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春分の日はなぜ休日?

3月20日は春分の日で休日です。外国人にこれを説明すると、一様に不思議そうな顔をします。春分の日は英語でvernal equinoxというのですが、vernalというラテン語は難しいので、spring equinoxという表現も増えてきています。欧米では、この日が春の最初の日という解説が多いようです。日本や中国では、節分や春節から始まると考えるのと、かなりのズレがあります。春分とは何かという科学的・・・

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春彼岸の入り

「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があります。今年の彼岸の中日は20日ですが、もうその頃には冬のような寒い日はないと思われます。春の暖かさが実感される季節です。彼岸は昔からの伝統的行事ですが、太陽暦のため新暦でも同じ頃にやってきます。ちなみに3月20日は旧暦だとまだ2月11日でかなり早い彼岸ということになります。日の出は地域により多少の差がありますが、東京だと5:45ですから、実際の夜明けはもう少し早・・・

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如月といえば

如月というのは普通に読むと意味がよくわからない名称です。ジョゲツならそのままですが、どう読んでもキサラギにはならない慣用的な読み方です。語源を見ると、「寒さで着物を更に重ねてきることから着更着という」とのが定説のようです。他にも気候が陽気になる季節なので「気更来」とか、「息更来」という説もあるようです。また更に草木が生え始めるので「木更木」という説もあるそうです。さらには芽が張り出す時期なので「草・・・

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旧歴如月朔日

旧暦では今日から如月です。昨年に閏月が入ったため、ほぼ1カ月遅れています。そのため二十四節気は太陽暦で動いていて、啓蟄が過ぎて、まもなく春分になる今頃になってから如月に入るという状態です。二十四節気は新暦とはほぼ一致しているので、天気予報などでも紹介されています。二十四節気は季節感を知る道標なのですが、その意味では、旧暦生活をしていると、「今年は季節が早くやってくる」ということになります。季節変化・・・

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Spring is come.

Spring is come.と聞いて、「?」と思う人、懐かしいと思う人、「間違っている」と思う人、いろいろなのではないでしょうか。ある世代から上の人なら、昔の英文法の本にほぼ必ず載っていた「現在完了形の例外」として、「be+過去分詞」の例文になっていたので記憶の片隅にあるかもしれません。英語の現在完了形はhave + 過去分詞ですから、その例外になるわけですが、実際には日本語にないニュアンスがあ・・・

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