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最後の遣隋使
旧暦6月13日にはいろいろな事件がありました。天宝15載(756)安禄山らの蜂起により唐の皇帝玄宗が愛妾・楊貴妃を伴って都落ち。天正10年(1582)山崎の戦いで羽柴秀吉が明智光秀を破る。光秀は敗走中に雑兵に刺殺される。どちらも悲劇的な結末です。延暦13年(794年)桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂が蝦夷征討に出発。戦いの幕開け。慶長20年(1615)江戸幕府が一国一城令を布告。あまり重要視されて・・・
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納豆
7月10日は予想通り納豆の日です。昔、日本史の年号を覚えるのに平城遷都を「納豆食べておならする」というのを今でも覚えています。歴史といえば年号覚えみたいな感覚があって、何の意味があるのかわからないままテストのために覚えていました。今から見ると西暦で覚えると時間的経過が分かりやすいので、そういう感覚が浸透したのだと思いますが、歴史とは時間的な経過だけが問題ではないので、もっと中身をきちんと学習すべき・・・
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ジェットコースター
7月9日は昭和30年後楽園に初めてジェットコースターが設置されたのを記念するジェットコースターの日だそうです。ジェットコースターというのは和製英語で外国ではroller coasterといいます。ジェット機のように速いというイメージからつけたそうで、当時は「少年ジェット」という漫画があったように速いものに何でもジェットをつけたようです。本当のjetは噴流のことで、ジェットエンジンというのは噴流を出・・・
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質屋の日
7月8日は質屋の日だそうです。例によって語呂合わせです。シチヤと読むのは共通語で関東方言がベースになっているのですが、西日本ではヒチヤと訛るのが普通です。この訛りという考え方もそろそろ考え直したいです。言語学的には訛るというのは変化であって、地域的・歴史的に言語はつねに変化していくものなので、共通語そのものも変化していくと考えます。訛りというのは標準語という思想があり、標準からはずれている、という・・・
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小暑と七夕
「七においた」をどう読まれますか。「タナにおいた」「シチにおいた」の読み違いが落語のネタになっています。「あんたはモノを知らんなあ、七とかいてタナと読むだろうが。七夕のタナやないか」と言われてどのような反論をされますか。実は古文書にはこういうアテ字がよく使われています。今でも八百屋さんが「白才」「キャ別」と書くことがよくあります。音に合わせて易しい漢字に充てるのがアテ字です。北海道の地名などアイヌ・・・
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記念日を考える
「この味がいいね」と君が言ったから、7月5日はサラダ記念日。 俵万智の有名な短歌ですが、短歌の世界だけでなく諸方面に衝撃を与えました。短歌は俳句と違い季語も不要ですし、和歌は俳句よりも歴史が古いにも関わらず、自由度が高いのが特徴的です。日本の歴史上もしきたりにうるさくなったのは武家社会になってからで、貴族社会は道徳も緩く、それが雅とされてきた感じがします。和歌の時代は恋愛がテーマの中心で、俳句にな・・・
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ビキニと水爆
7月5日はビキニの日です。ビキニといえば女性の水着をまず連想すると思いますが、そのビキニ水着をフランスのルイ・レアールが初めて発表したのが、1946年のこの日でした。なぜビキニかというと、その4日前の7月1日にアメリカがビキニ環礁で水素爆弾(水爆)の実験を行ったことにちなんだもので、水爆が与えた衝撃と同じくらいすごい衝撃を与えたことに由来するとされています。今では見なれた水着で、もっと露出が過激な・・・
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独立記念日
7月4日はアメリカの独立記念日です。アメリカでは独立記念日Independence Dayと呼ぶことよりもJuly Fourth あるいはFourth of Julyと呼ぶことの方が多いです。わざわざ日付で呼ぶのは、それくらい重要な日という意味です。お祝いなので“Happy Birthday, America”と言う人が多く、国家は歌いにくいのでBeautiful Americaという第二国歌とも・・・
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宝治合戦と三浦一族の滅亡とその後
宝治元年(1247)水無月五日、鎌倉で起きた幕府内の内乱が宝治合戦です。この合戦に負けた三浦氏は滅亡し、北条が幕府の執権として完全掌握することになる事件です。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ではどうやら承久の変で終わるようなので、以後の御家人同士の内部分裂と北条氏の支配までは行かないようです。以前のコラムに書きました和田合戦は建暦3年(1213)で和田義盛の反乱ですが、北条義時の時代ですから、大・・・
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半夏生
水無月四日は半夏生(はんげしょう)です。二十四節気ではなく雑節の一つなので知る人ぞ知る季節です。七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていました。理科的には黄経100度の点を太陽が通過する日で、太陽暦の7月2日頃です。夏至や冬至、春分、秋分と考え方は同じですが、きっちりした時点ではないのですが、季節的にいろいろな変化がみられるので、伝統的な・・・
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黒船来航
嘉永六年(1853)水無月三日、マシュー・ペリーが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が江戸湾入り口の浦賀沖に停泊し、一部は測量と称して江戸湾奥深くまで侵入した事件が起きました。7年前、ジェームズ・ビドルが来航したのですが、開港に失敗し、その結果を理解したアメリカは、今度は最初から脅す戦略に出たのです。そのこわもて外交の結果、幕府はペリー一行の久里浜への上陸を認め、そこで・・・
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