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日本語の音韻のアルファベット表記 1
日本語の音韻、つまり五十音をカタカナでなくアルファベットで書いてみると、おもしろいことがわかります。いわゆるローマ字表記ですが、ローマ字には2種類あり、ヘボン式と訓令式があります。ヘボン式というのは幕末の日本にやってきたアメリカ人宣教師が和英辞典を作ったことに始まります。ヘボンというのは日本人がヘボン先生と呼んだことによりますが、正式名はHepburnです。オードリー・ヘップバーンと同じ苗字です。・・・
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日本語の音韻と英語の音韻の対応 2
日本英語を世界に認めさせるという思想は言語ナショナリズムではありますが、アメリカ本位のグローバル・スタンダードに従わねばならぬ、という必要もないかもしれません。実際、世界の国々では英語教育をしていますが、「通用すればよい」という実利主義で、アメリカ英語のまま、と考えている国は少ないです。というより自然にその国の母語と英語が交じり合っていきます。その国なりのピジン(混淆語)が自然に出来上がっていくわ・・・
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日本語の音韻と英語の音韻の対応
日本語の母音が英語の母音にどう対応しているか、という話は本当に面倒です。専門家でもないかぎり不要な知識と思います。よくいう「ネイティブ並みの発音」ができるためには、まず英語の母音と子音が発音できるような訓練が要ります。これにはある程度の才能と努力が要るので、向き不向きがあります。普通はそれこそ「浴びるように」英語を聞いて、「幼児が言語学習するように」自然に音韻ができるまで訓練します。その訓練の結果・・・
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話し言葉は離散する
毎度、用語が難しそうで恐縮ですが、要するに話し言葉は発したその時点で、一気に広がり、元には戻らない、ということです。最近は情報の拡散という表現がよく使われますが、似たような意味です。インターネットの情報は拡散する時、文字とか動画という不揮発性情報として広がるので、同じものが広がります。しかし話し言葉の場合、揮発性なので聞き手の受け取り方、理解のしかたにより、記憶がばらばらで、ほとんどの場合、話し手・・・
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話し言葉は揮発性情報
以前にも説明しましたが、情報の揮発性について再考します。揮発というのはその場で消えてなくなることです。アルコールやガソリンは揮発性が高い物質です。 話し言葉は原則的に揮発性情報です。近年は録音技術があり、不揮発性情報にすることが容易になってきました。録音技術のなかった昔は文字によって不揮発化してきました。それが書き言葉として進化していったという歴史があります。そのため、文字を持たない話し言葉だけの・・・
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リズムと呼吸
日本語も英語もリズムがあり、母語話者の脳にしみ込んでいます。そして発声には呼気が必要なので、言語リズムは呼吸と連動しています。本来だと聞く分には呼吸と関係がないのですが、言語を聴く場合でも呼吸と連動しています。聞いているリズムにより脳が反応して呼吸のテンポが変わります。早口を聴いていると、だんだん聞いている側も呼吸が速くなり、心臓の鼓動も激しくなって興奮状態になっていきます。これは音楽でも同じです・・・
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英語リスニングのコツ
英単語のアクセント・パターンとして「後ろから2番目の音節にアクセントが置かれる」のが典型的である、という法則を知ってから、英語を聴くと、何となく強く聞こえる個所と弱くて聞き取りにくいところがあることに気が付きます。簡単な説明としては、聞いてほしいところが強調され、大した意味がないところは弱く発音します。つまり聞こえたところから、全体の意味を類推していけば、全体が理解できるようになります。ここが書き・・・
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英単語のアクセントは後ろから2番目
英単語のアクセント・パターンとして「後ろから2番目の音節にアクセントが置かれる」のが典型的である、という法則なようなものがあります。ネイティブも気づいている人は稀有ですが、一方で日本人でも英語での接触が多い人はいつのまにか習得しているアクセント・パターンです。 たとえばショウヘイ・オオタニなら、タに強勢が置かれます。そうすると日本人は強勢のある場合に長音を付加する傾向があるので、「おーターに」と聞・・・
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弱形と縮約5 縮約形を覚える
典型的な縮約形として、Not at all.を考えます。とりあえず意味のことは脇においておきましょう。これは日本英語だとノット・アット・オールですが、英語では「絶対」そういう発音になりません。日本語に近い音だと「ナラロー」でしょうか。子音と母音がすべてくっつきnotatallとなり、このままだと「ナタトール」ですが、英語の話し言葉ではしばしばtはrに替わります。そして語尾のlは日本語のオに似た音に・・・
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寒露
寒露(かんろ)とは「草花に降りる露が冷気で凍りそうな季節」ということです。今年は10月8日が寒露です。今年は最近まで猛暑が続きましたが、急に涼しい日が続くようになり、秋が来た感じが強くなりました。寒露の頃は夜が長くなり、朝晩の冷え込みが感じられるようになります。空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月や星が見られます。二十四節気は3つの七十二候に・・・
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英語と日本語のリズムの違い
日本語の場合、七五調の中の語数を勘定してみると、構成の違いがわかります。日本語では助詞が1モーラである以外は、ほぼ2モーラの語が多く、その組み合わせで4モーラになっていることが多いのです。つまり名詞4+助詞1の結合が5モーラになり、七五調のベースとなっています。その結果、日本語は4拍子が基本という構造が出来上がっていると考えられます。 英語の場合、強勢アクセントにより単語の中が強弱のパターンがあり・・・
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英語のリズム2
英単語は1音節のものだけでなく、2音節や3音節、4音節の単語もありますから、構成はそれほど単純ではないです。英語の時間にいわゆるアクセント問題として、複数音節の語のアクセント(強勢)の位置がどこに来るかという問題に頭を悩ませた記憶のある方も多いと思います。本当のところは、きちんと習った覚えがないので、あてずっぽうで回答した人も多いと思います。実は単語の音節分解の規則は結構面倒で、英語の先生もよく知・・・
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英語のリズム1
日本語のリズムが七五調である、つまり4分の4拍子であることは説明しました。では外国語はどうなのでしょうか。たとえば英語の場合、Good Morning.は日本語の拍子で数えると2拍です。まずこの拍子とは何かを考えなくてはなりません。日本語はほぼ子音と母音が1セットになった「モーラ」という独特の音の単位が基本になっています。英語のような欧米の言語だけでなく、ほとんどの言語は子音と母音が分離しています・・・
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日本語のリズム(七五調)2
日本の歌の多くが七五調であるのは、日本語がそもそも七五調であることが原因です。七五調は古くから日本の歌に取り入れられている韻律ですから、日本語と深い関係があることは明白です。言語が先か歌が先かという問題は、鶏の卵が先か鳥が先かという議論と同じで、どちらかを先にすることはできません。最初から表裏一体であったと考えられます。 この日本語の韻律を「日本語四拍子論」という人もいますが、特別なネーミングをす・・・
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日本語のリズム(七五調)
呼吸が言語のリズムを作っていることは日常的に感じます。歌を歌う時、息継ぎが大切で、息継ぎを前提として音楽の小節が作られています。普段、音楽の譜面を見ることのない人はあまり考えたこともないでしょうし、音楽をやっている人も小節の区切りに縦線が入っていることは気にしていないと思います。この小節という単位はリズムの単位です。たとえば4分の4拍子の場合、1小節に4分音符4つが入るという意味です。同じ1小節に・・・
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