その他の投稿も検索をすることができます。
「検索ワード」「分野」「内容」を入力して
「検索」をクリックして下さい。

  • 「検索ワード」

  • 「分野」

  • 「内容」

コラム Articles
間取りと寸法の文化

欧米の家に行くと、まず玄関の広さに驚きます。英語でentrance hallまたは単にhallというのですが、確かにホールというほど広く、ここで客を迎えるのがルールです。日本では玄関がある家でも、靴を脱ぐ程度のスペースで、よほどの大きな家でないと、接客するような畳の間はついていません。広い玄関の間にはたいてい衝立(ついたて)があり、奥は見えないようにしています。欧米の玄関は階段や客間などのドアが見・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
軒の文化

最近の家には軒(のき)が付いていません。日本の伝統的な建物には立派な軒がついています。お寺の山門や五重の塔などは、軒が大きく出張っています。この軒の美しさが日本建築の美しさを代表している、といっても過言ではないでしょう。 ところが、最近の住宅はのっぺりした壁で、中には箱のようなデザインの家も増えています。軒がなくなった理由は、都会の家では土地が狭く、建築法上、隣地との境界からの距離を一定程度とらな・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
塀の文化

海外に行くと街並みの違いが新鮮です。建物の違いも目につきますが、案外気が付かないのが、塀の存在です。日本でも最近は道路側の塀がない家が増えてきました。欧米だと、都会では玄関が道路に直接つながっている建物が少なくないです。郊外や田舎の住宅エリアだと、玄関前にフロントヤードという広い庭がついている、日本からすると大きな家が普通です。それでも道路側に塀がある家は稀です。お屋敷、いわゆるマンションになると・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
世界人権デー

12月10日は1950年(昭和25年)の第5回国連総会で制定された国際デーの一つで、英語表記のHuman Rights Dayです。この日は「人権デー」や「世界人権の日」などとも呼ばれ、日本ではこの日を含む12月4日~10日の一週間を人権週間、前一ヵ月の11月11日~12月10日を人権尊重推進強調月間としています。人権週間は法務省と全国人権擁護委員連合会が、世界人権宣言が採択されたことを記念して、・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
話し方の文化

海外に行くと、言語の違いを感じるのは当然ですが、同時に話し方というか、声の大きさと身振りの大きさに驚きます。相手は普通に話しているのですが、日本人には怒られているとか、喧嘩しているように感じることがしばしばです。逆に言うと、外国人から見ると、日本人は気が弱くて、主張をしない、何でも受け入れる人ととらえられるようです。実際、観光地で強引な商売をされたり、強い勧誘をされた場合に、ノーといえない人が多い・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
建築文化

文化と言うと、食文化や芸能に関心がいきがちですが、海外旅行をすると真っ先に目につくのが町の風景です。それは家並みが国によって全く違うことです。家というのは自然環境と密着しており、長い生活的な伝統があります。建築物も文化そのものです。建築といっても、寺院やビルなどの大きなものから、一般の住宅、田舎の民家までさまざまです。観光というと最初はどうしても大きな建築物に目が行きますが、しばらくすると、街の住・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
大雪(たいせつ)

12月7日から二十四節気の大雪(たいせつ)に入ります。予報では「12月7日は二十四節気の1つ大雪です」という紹介がなされますが、このコラムでいつも説明するように二十四節気は1年を24に分割したものなので、ほぼ15日間続きます。特定の日のことではなく期間なのです。大雪の次の節気は冬至です。二十四節気は紀元前世紀の中国の戦国時代に成立したものと考えられ、当時の中原の気候が基準になっているので、現代の日・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
違文化

異文化というのは、自分からみて、相手の文化が異なる文化である、という意味です。しかし、近年、相手の文化を尊重し、うまく真似たつもりでも、本来の文化とは違いがある現象が目立ちます。これを私は違文化と呼んでいます。 近年、政府のインバウンド・キャンペーンで、観光地に外国人が押し寄せてきています。彼らの一部は「kimono」を着て、うれしそうに写真を撮ったりしています。それらのkimonoは日本の着物と・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
自文化と異文化

自分の文化というのは普段意識することはほぼありません。よその文化に接して、初めて気が付きます。異文化に接して驚くことがカルチャー・ショックです。ショックという表現がきつく感じますが、衝撃というほどのことではなく、普通の驚きです。 個人的な体験ですが、昔、アメリカの大学に初めて行った時、自動販売機の中にチョコレートバーとリンゴがあったのに驚きました。そのリンゴが日本のものよりも小さいのも驚きでしたが・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
形態素(接辞)からの借用語

12月2日のコラムでレトロのような接辞からの借用で日本語になっているのは「例外的」と書きましたが、調べてみると、けっこう例がありました。お詫びしつつ訂正したいと思います。 まずレトロと同じパターンの借用として、アンチunti、マルチmulti、ミスmis などがあります。アンチは「反対」という意味でほぼ独立的に使われますが、どこからこの用法が広がったのか不明です。英語としてはantithesis(・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
旧暦から新暦へ

12月4日は「カレンダーの日」です。明治5年の太政官布告で太陽暦が採用されることとなり、明治5年12月3日(旧暦)が1873年(明治6年)年1月1日(新暦)とされました。この改暦により、日本は太陽暦を採用している諸外国と外交上の足並みを揃えられることになったということです。西洋文化を取り入れたい明治政府にとって外国と条約を結んだり、会合の約束をする時に暦が違うのは不便でした。 日本は長い間、月を基・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
レトロブーム

今は何度目かのレトロブームだそうです。昭和歌謡とか民具など昭和が「新しい」ということで、若い人に人気なのだそうです。中高年には「昭和が新しい」と言われても違和感だけですが、平成世代には見たことも、聞いたこともないものなので、初めて見る新しい物というのはその通りだと思います。新しい、というのは時代の変遷だけでなく、知らないものに出会うことも含みます。未体験は新しいのです。 幕末から明治の人々にとって・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
師走

旧暦12月は師走です。今では新暦でも12月を師走というようになりました。他の月は旧暦の和名を言うことは少ないのですが、なぜか師走になるとマスコミは盛んにいうようになります。年の瀬ということもいわれます。瀬というのは「流れる水」というのが原義ですが、急流という意味もあります。年末のたまった支払いを行う困難さを、浅瀬や川の流れが急な所を船で行く困難さにたとえて表したということで、年の瀬という表現ができ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
ネイティブにはなれない

語学留学はお金も時間もかかるので、誰にでもできるものではありません。しかもよくある短期留学ではほとんど効果は期待できず、長期にいても現地に溶けこまなければ上達しません。言い方を換えるとコスパの低い効率の悪い言語学習法といえます。 そもそもネイティブ並みに自然に英語が出てくるという夢そのものが間違いといえます。ネイティブnativeというのは生まれつきと言う意味で、本来はnative speaker・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
現地留学の効果

語学のために留学するのは効果があるといわれています。言語習得に必要な時間が3万時間だとすると、現地にいけば、1日16時間は現地語に接します。しかし現実にはしばらくすると夢にまで現地語が出てきます。実際は20時間は接しているといえます。それを単純計算すると、3万÷20=1,500日つまり50カ月、50÷12=4余り2です。つまり4年間、現地で日本語抜きで生活すれば、母語並みに操れるようになる、という・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
言語習得にかかる時間

「子どものように外国語が習得できたら」とか「子供のうちに外国語学習を」と考える人がけっこう多いのに驚きます。では子どもが母語を習得するのにどのくらいの時間がかかるか計算してみましょう。まず赤ちゃんは1日のうち、ほとんどを寝て過ごします。新生児の睡眠時間は15-20時間だそうです。4カ月を過ぎる頃から12-16時間になるそうです。言語は起きている間しか接触できないので、細かい計算は脇において、12カ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
定型文記憶練習法

短文記憶法については公開されているものがありますので、まずはそちらをご参照ください。https://www.shuwa-study.net/hiden/ 無料で公開している秘伝です。この「秘伝」では文の後ろから覚える技法を紹介しています。 普通、文を覚えようとする場合、文の最初から覚えようとします。そしてせっかく覚えた文もいざ試験の時になると、最初の方だけ出てきて、途中からウロ覚えになりがちです。・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
短文定型文の記憶の有効性

入試問題対策であれば、英借文という技法も有効ですが、英会話など実用的な場面では、使用状況が限られるのと、即時性が求められるので、ゆっくり考えるのではなく、条件反射のようにやりとりすることが必要です。そのためには、限られた数の定型文を繰り返し訓練することで、「何も考えずに」口から出てくるようにする必要があります。一方で、聞き取りも、いちいち解析して解釈する必要はなく、状況が大体わかればよいのです。 ・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
英作文は英借文

形態素解析による機械翻訳はオーソドックスな技法ですが、かなりの労力と計算が必要になります。一般に翻訳機や翻訳システムと呼ばれているものはそれほど本格的なものではなく、状況を限定して、文ごとの変換をしているものがほとんどです。最近のchatGPTについて、詳細は知らないので断定はできませんが、結果を見ると、にたようなシステムであることが推定されます。 学校の英語の時間で、英文解釈というのは文法的な設・・・

カテゴリー
コラム Articles
コラム Articles
黒金曜日

最近日本でもブラックフライデーセールというのが増えてきました。アメリカでは1960年代頃から増えてきたのが、次第に世界に広がっているようです。元々はアメリカではThanksgiving Dayが11月の第4木曜日で、その翌日は商品が売れない日なのでお店が起死回生を狙って始めたものです。アメリカでは年2回感謝祭とクリスマスにターキー(七面鳥)を食べる習慣ですが、最初は感謝祭だけでした。今でもクリスマ・・・

カテゴリー
コラム Articles