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オリーブ
1950年(昭和25年)3月15日、昭和天皇が小豆島を巡幸された際にオリーブの種をお手播きされました。その種は発芽し、現在では立派な樹に成長していることから、3月15日はオリーブの日となっています。 オリーブの葉は小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。オリーブオイルの他、塩漬けなども広く普及しています。日本ではオリーブオイルはサラダなどにか・・・
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円周率の日
3月14日は世界的に円周率の日になっています。これは語呂合わせではなく、数字そのものです。細かい人は3月14日1時59分または15時9分、さらに厳密にするなら、1時59分26秒5でしょう。もっとも「カンパーイ」と祝杯を上げるには短すぎます。円周率はπ(パイ)で表記されるのでパイを食べる人もいるそうです。アメリカはNational Pi Dayというので、パイ好きのアメリカ人なら当然でしょう。 円周・・・
サンドイッチ
3月13日はサンドイッチの日だそうです。どういう語呂合わせかと思ったら、3と3の間に1(イッチ)が挟まっている、というなんとも手の込んだネーミングでした。 サンドイッチマンといえば今や有名漫才師ですが、昔、大きな看板を身体の前後に首からぶらさげて街中を歩く宣伝の仕事がありました。元は日本英語ではなくsandwich manというレッキとした英語です。19世紀後半からある広告手法で、明治時代に日本に・・・
週休2日制度
1876年(明治9年)のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されたことを記念して3月12日は半ドンの日となっています。半ドンはもう死語かもしれません。 明治元年(1868)の太政官布告では31日を除く1と6のつく日を休日としていました。つまり月に6日休みだったわけで、5日働いて1日休む制度でした。しかし欧米との交易などで不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めました。欧米は当然キリスト教国で・・・
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東日本大震災
2011年3月11日気象庁による正式名称である「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が起きました。震災とは地震による被害のことなので、自然科学的表現としては気象庁の命名が正しいのですが、一般には被害のことが重要なため、東日本大震災と呼ばれています。東日本の人々には衝撃的な被害であり、ことに福島原発の問題がいまだに残っているので、どうしても思い出さざるをえません。 1995年(平成7年)1・・・
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東京都平和の日
3月10日も語呂合わせが多いのですが、あえて事件の記念日を選びました。 1945年(昭和20年)3月10日深夜0時8分、米軍のB29爆撃機344機による焼夷弾を用いた大空襲が行われ、東京は一夜にして至る所が焼け野原と化し、多くの尊い命が失われました。死者約10万人・焼失家屋約27万戸という、第二次大戦で最大級の被害でした。これが東京大空襲です。広島と長崎の原子爆弾も非人道的ですが、この東京大空襲も・・・
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Thank you.
3月9日は語呂合わせがしやすいせいか、サンキュー、サンクス、ありがとう、などをテーマとした記念日が目白押しです。筆者としては、このコラムを読んでくださる読者諸賢に感謝申し上げます。 英語のThank you.は誰もが知っていますが、日本人には発音しにくいthとaeがあって、日本英語として訛って発音するのが普通です。英米人にはsunkyuあるいはsunk youと聞こえるので、sinkは「沈める」と・・・
町屋の日
3月8日は町屋の日とか。どういう語呂合わせなのかと思ったら、3月はmarchなので、マーチヤということだそうです。ついに英語まで語呂合わせするのですね。 もっともoneワンは犬の日で使われていますし、初めてのことではないです。 町屋といえば京町屋が有名になりましたが、町屋の日も京町家情報センターが制定したものです。町屋とは本来は店舗と住宅が一緒になった長屋風の商家の建物です。昔は、武家屋敷や農家は・・・
十歳の祝い
最近は十歳(ととせ)の祝いなるものがあるそうです。3と7を合わせて十になるので、3月7日が選ばれたとか。それなら4月6日でも 6月4日でもよさそうなものです。実際にこの日とは限らず、 子供がこれから成人として20歳を迎えるまでの半分の年齢となる10歳の節目をお祝いする行事なのだそうです。昔はなかったので最近の習慣でしょうか。 「1/2成人式」ともいわれており、最近では主に小学校などで10歳になる小・・・
啓蟄
3月6日から20日までが二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。ようやく春らしくなってくる頃です。春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃を表しています。最近は昆虫食が話題になっていますが、一部を除いて、日本では昔から虫は愛でるものです。夏の蝉や夏の終わりの蟋蟀(こおろぎ)などは音(ね)を楽しむものです。虫の生を奪って食料にする、というのは食文化なのですが、日本には馴染まない食習慣だ・・・
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みたらし団子
3月5日はサンゴの日とか、産後ケアの日というのは語呂合わせですから、理解できます。みたらし団子の日という記事もあったので、よく見たら毎月3,4、5日がみたらし団子の日だそうです。ミとゴはわかりますが、シはちょっと苦しいですね。 「みたらしだんご(御手洗団子)とは、砂糖醤油の葛餡(くずあん)をかけた串団子(焼き団子)である。「醤油だれ団子」あるいは「焼き団子」ともいう。単に「みたらし」ともいい、丁寧・・・
情報価値の低下
現代社会は情報化の時代とよくいわれますが、情報が大量生産されるようになり、相対的に価値が低下しています。情報が十分に吟味されることが少なくなり、使い捨てのような状態になってきています。 たとえば学問の世界でも、今はインターネットで簡単に検索して手に入れることができます。昔は、専門的情報は専門書にしかなく、専門書は売れ行きが少ないため、印刷部数が少なく、結果としてとても高価であり、特別な人しか入手で・・・
耳の日
3月3日は雛祭りですが、これは本来旧暦の行事を新暦に移したものです。同じ日は耳の日ですが、こちらは1955年に日本聴覚医学会が創立し1956年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日です。むろん語呂合わせです。しかしWHOは2018年International Ear Care Day を提唱しました。なぜ3月3にしたかというと、3という数字の形が耳の形に似ているから、という理由です。日本の耳・・・
江戸幕府の始めと終わり
旧暦2月12日徳川家康は江戸幕府を開きます。慶長八年のことです。そして明治元年の同じ日に徳川慶喜は江戸城を出て上野寛永寺に移り謹慎しました。265年間続いた江戸幕府の終わりです。正確には明治元年九月八日の「一世一元の詔」により慶応から明治に改元されたことをもって江戸時代の終わりということに歴史上はなっています。 一世一元とは天皇一代に一つの元号という現代型の元号制度の始まりです。それ以前の元号は天・・・
天保の改革
旧暦3月1日江戸時代の三大改革の1つ天保の改革(てんぽうのかいかく)が行われました。貨幣経済の発達に伴って逼迫した幕府財政の再興を目的としたとされています。今改めて見てみると まず綱紀粛正が有名で、風俗取締りを行い、芝居小屋の江戸郊外(浅草)への移転、寄席の閉鎖など、庶民の娯楽に制限を加えました。歌舞伎役者の7代目市川團十郎、人情本作家・為永春水や柳亭種彦などが処罰されました。町方や寺社境内、新吉・・・
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エッセイと随筆
2月28日はエッセイストの元祖とされるフランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の誕生日です。モンテーニュは『随想録(エセー:Essais)』の中で現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けました。この本は体系的な哲学書ではなく、自分自身の経験や古典の引用をもとにした考察を語っています。これがフランスのみならず各国に影響を与えました。 エッセイについてはいろいろな定義が・・・
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認知と認識
認知と認識はニュアンスが似ているせいか、世間だけでなく学問の世界でも混同がよく見られます。まず本来の意味tioですが、認知とは、あるものごとを、そうであるとはっきり認めることを言います。また今まで知らなかったことや、ぼんやりとしか感じていなかったことに対して、現実として受け入れて認める時に使います。婚姻関係にない相手との子供を、自分の子供であると認めて、法律的な関係を作ることも表します。そして心理・・・
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軍事クーデター
昭和11年(1936)2月26日に二・二六事件が起こりました。にいにいろく事件として歴史の時間に習いますし、今もこの日に話題となります。詳細はいろいろな書籍やインターネットサイトをご覧いただくとして、この事件がその後の歴史に大きな影響を与えたとして、またいろいろな見方が今もあります。 軍事クーデターとして見れば、昭和の大事件ですが、結果としてわずか3日で終わったもので、「クーデター未遂事件」という・・・
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付和雷同
マスクの着用について、同調圧力という表現がしばしば使われました。この表現には従わざるをえない、という強い力がありますが、実際はそれほど強い状況ではなく、周囲の雰囲気に合わせて着用している人が多いのだと思います。こういう周囲の状況に合わせて、他人の意思に合わせるという意味では付和雷同というのが合っているのではないでしょうか。付和雷同は四文字熟語ですが、文字からでは意味がわかりにくいせいか、最近はあま・・・
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ストライキ
1898年(明治31年)2月24日、日本初の鉄道ストライキが実施されたそうです。 「日本鉄道会社の機関士ら400人がストライキに突入し、東北本線の上野駅~青森駅の列車が運休した。1894年(明治27年)の日清戦争後に全国各地の工場で労働争議が増加する中での出来事だった。 待遇改善を要求したもので、単なる賃上げ等の待遇改善だけでなく、職名改称(機関方→機関手、心得→機関手心得、火夫→乗務機関生、掃除・・・
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