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コラム Articles
Spring is come.

Spring is come.と聞いて、「?」と思う人、懐かしいと思う人、「間違っている」と思う人、いろいろなのではないでしょうか。ある世代から上の人なら、昔の英文法の本にほぼ必ず載っていた「現在完了形の例外」として、「be+過去分詞」の例文になっていたので記憶の片隅にあるかもしれません。英語の現在完了形はhave + 過去分詞ですから、その例外になるわけですが、実際には日本語にないニュアンスがあ・・・

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形態素(接辞)からの借用語

12月2日のコラムでレトロのような接辞からの借用で日本語になっているのは「例外的」と書きましたが、調べてみると、けっこう例がありました。お詫びしつつ訂正したいと思います。 まずレトロと同じパターンの借用として、アンチunti、マルチmulti、ミスmis などがあります。アンチは「反対」という意味でほぼ独立的に使われますが、どこからこの用法が広がったのか不明です。英語としてはantithesis(・・・

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定型文記憶練習法

短文記憶法については公開されているものがありますので、まずはそちらをご参照ください。https://www.shuwa-study.net/hiden/ 無料で公開している秘伝です。この「秘伝」では文の後ろから覚える技法を紹介しています。 普通、文を覚えようとする場合、文の最初から覚えようとします。そしてせっかく覚えた文もいざ試験の時になると、最初の方だけ出てきて、途中からウロ覚えになりがちです。・・・

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短文定型文の記憶の有効性

入試問題対策であれば、英借文という技法も有効ですが、英会話など実用的な場面では、使用状況が限られるのと、即時性が求められるので、ゆっくり考えるのではなく、条件反射のようにやりとりすることが必要です。そのためには、限られた数の定型文を繰り返し訓練することで、「何も考えずに」口から出てくるようにする必要があります。一方で、聞き取りも、いちいち解析して解釈する必要はなく、状況が大体わかればよいのです。 ・・・

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英作文は英借文

形態素解析による機械翻訳はオーソドックスな技法ですが、かなりの労力と計算が必要になります。一般に翻訳機や翻訳システムと呼ばれているものはそれほど本格的なものではなく、状況を限定して、文ごとの変換をしているものがほとんどです。最近のchatGPTについて、詳細は知らないので断定はできませんが、結果を見ると、にたようなシステムであることが推定されます。 学校の英語の時間で、英文解釈というのは文法的な設・・・

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形態素辞書の実例

形態素解析が機械翻訳には重要であることは何となくおわかりいただいたと思います。しかし実際に形態素辞書を見たことのある人は少ないと思います。実際にはよく使われている技術なのですが、機械の中のシステムなので、一般の目に触れることはまずないものです。この技術は自然言語処理と呼ばれていて、大学や専門企業でシノギを削っている技術でもあります。形態素解析は自然言語処理の肝となる技術で、文章を意味の最小単位であ・・・

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日本語の形態構造分析

ローマ字で活用を書くと、音素的視点から日本語の形態構造が違って見えます。「歩く」arukuは歩かないarukanai、歩きますarukimau、歩くaruku、歩く時arukutoki、歩けばarukeba、歩けarukeとなりますが、この分布の中で、変化しない共通部分を取り出すと、arukが共通で、変化部分はa,i,u,u,e,eとなることがわかります。同じように「分析する」をローマ字表記すると・・・

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日本語の形態構造は特殊?

機械翻訳には普通の単語辞書ではなく、形態素辞書が必要です。ヨーロッパの言語の形態素の構造つまり形態構造は比較的単純です。そもそも形態素という概念はヨーロッパの言語を対象として分析された結果、生み出されたものですから、分析しやすいのは当然といえます。 ところが日本語を始め、ヨーロッパの言語とは異なる構造をもった言語の場合、形態構造だけでなく、文法構造や音韻構造も分析が簡単ではありません。日本語は語幹・・・

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日本語のリズム(七五調)

呼吸が言語のリズムを作っていることは日常的に感じます。歌を歌う時、息継ぎが大切で、息継ぎを前提として音楽の小節が作られています。普段、音楽の譜面を見ることのない人はあまり考えたこともないでしょうし、音楽をやっている人も小節の区切りに縦線が入っていることは気にしていないと思います。この小節という単位はリズムの単位です。たとえば4分の4拍子の場合、1小節に4分音符4つが入るという意味です。同じ1小節に・・・

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手話の世界(田上・森・立野)

書名 手話の世界 概要 栃木聾学校グループの著作。独自の手話観と文法論

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日本手話の文法構造―形態論的解析―

文法は学校文法のような規範文法と現代言語学が目指す記述文法に大別される.本論の姿勢は基本的に日本手話の文法記述にあるが,その目標としては英語の規範文法に相当する文法項目が日本手話において,どのように実現されているかを説明しようとしている.本論ではまず主語や目的語と動詞の関係に着目し,項(argument)がどのように実現されているか,日本語と英語と日本手話を対比的に考察する. 本論は日本手話文法論・・・

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