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一般意味論 5新着!!

S. I. ハヤカワは「地図と現地」という概念の他にpurr wordsと snarl wordsという彼独自の用語を導入しています。どちらも馴染みの薄い英単語ですが、purrは猫がゴロゴロと喉を鳴らすことで、 snarlは犬が歯をむき出してうなることです。ハヤカワはpurr wordsを好きなものへの反応、反対に嫌いなものへの反応をsnarl wordsと呼びました。具体的には社会的な現象に対す・・・

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一般意味論 4新着!!

「地図」という情報世界と「現地」という現実世界を分けて考えることは現代ではますます重要になってきています。仮想現実(VR)は地図にすぎません。これはVRゴーグルを架けたりするので、その時点で現実との違いを認識しやすいのですが、テレビやSNSによる情報は現実との境が曖昧であり、誤認されやすい性質を持っています。捏造というのはまったく現地が存在しない架空の地図なのですが、昔からある「宝を隠した地図」の・・・

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一般意味論 3新着!!

一般意味論が説く「地図と現地の違い」のたとえは広く応用ができそうです。とくに近年は地図作成が巧妙になってきて、たとえば自動車のナビゲーションは移動しながら見ることができるので、現地を示しているような錯覚をもたせます。しかしスマートフォンの地図アプリを見ながら現地を歩いてみると、案外不便なことを経験します。方向が違うと近づいているつもりで、遠ざかっている、といった地図と現地の差を経験することになりま・・・

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一般意味論 2新着!!

コージブスキーやハヤカワの考え方は現代ではその重要性が増したと思っています。地図はいきなりできるのではなく、現地を見た報告を元に作成します。つまり調査が必要です。正しい地図を創るためには、調査報告が正しいかどうかを見極める能力が必要です。調査者は当然、主観に基づいて報告をしますから、たとえ写真や動画による報告であっても、当然現実からの「切り取り」であって、そこに主観が入ります。現実をみて間違った報・・・

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一般意味論新着!!

一般意味論 General Semantics は Wikipedia の解説では「アルフレッド・コージブスキー(1879年 - 1950年)により1919年から1933年までの間に構築された教育的規範である。一般意味論は、言語学の意味論とは全く異なる」となっています。そしてコージブスキーについてのみ解説しています。しかし言語学の世界で一般意味論が有名になったのはS.I.ハヤカワによるところが大き・・・

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言語と宗教と政治の関係新着!!

日本人が英語を学びたい、という動機はほぼ経済的理由でしょう。日本が海外で日本語を教える動機も同じだろうと思います。しかし外国が自国語を広めようとする動機が経済だけとはかぎりません。むしろ政治的動機とか宗教的動機の方が大きい場合が多いのです。安土桃山時代以降に日本にやってきた外国人はポルトガル人、スペイン人の宣教師であり、キリスト教の普及が最大の目的でした。事実、キリシタンの増加は社会変革にもつなが・・・

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直接法の語学新着!!

外国語教育の最も単純な方法が直接法direct methodと呼ばれている方法です。名前はいかめしいのですが、実際に一番よく使われている方法です。たとえば、外国人に、ドラ焼きを見せながら「どらやき」と教える方法です。目の前に現物があるので、一番印象に残りやすいのです。語学というと、教室で習うもの、という固定観念が強いのですが、これも立派な語学です。一緒に料理をしながら、ひとつひとつ名前を教えてもら・・・

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日本語教育と国語教育新着!!

日本語教育は日本で仕事をしようとする人に対して行うことが最も多いと思われがちです。しかし実際には、日本国内における日本語教育実施機関・施設等で学ぶ日本語学習者数は、2015年(平成27年)11月現在、19万人なのに対し、世界全体の日本語学習者数は同年現在で約365万人となっていて、約20倍です。順位としては1位中華人民共和国953,283人、2位インドネシア745,125人、3位大韓民国556,2・・・

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小満新着!!

今年は5月20日から二十四節気の小満に入ります。万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始める、ことから小満といわれています。ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。また梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃です。田植えの準備を始める頃でもあります。走り梅雨というのは本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことで、この後晴れた日が続き、その後本格・・・

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言語接触と混淆語新着!!

日常生活において、いろいろな形の言語接触があります。小さな違いでいえば、普段の生活は誰もが自分のことば(個人方言)を使っていますが、テレビの言語はいわゆる標準語であったり、関西弁であったりしますから、方言同士の言語接触ということになります。旅にでれば、必ずその地方の方言と接触します。日本国内ではこの程度の違いが日常的ですが、諸外国では民族の違う人同士の接触が日常的なので、異言語の言語接触が起こりま・・・

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併用と兼用新着!!

よく似た概念のため、時々誤解されることがありますが、内容を理解しておくと正確に相手に伝わる語彙群があります。その1つが併用と兼用です。併用の例としては、電動自転車を思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。坂道などでは人力と電動モーターが「併用」されます。一方、兼用の例としては、最近の傘には雨の時に雨傘、晴れた日は日傘と「兼用」できます。併用も兼用も2つのものを利用することは共通ですが、「使い・・・

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目標言語の設定新着!!

中間言語の存在を肯定し、学習者に見合った中間言語を目標言語に設定する、という論理は簡単そうでいて、実はかなりの経験と知識を要する技術です。そのための基本知識として、まず目標言語とは何かを考えなくてはなりません。よくある間違いに、母語話者の言語を目標とする設定です。いわゆるネイティブ崇拝論です。当然のことですが、母語話者は自分がどのような過程を経て、その言語を学習したのかわかっていません。「自然に」・・・

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中間言語を認める新着!!

英語教育の世界では、よく「中間言語」という考え方が用いられます。この考え方の基本として、まず学習目標である言語を「目標言語」とし、その目標に達するまでの中間段階にある状態を中間言語とするのです。かなり漠然とした定義なので、どこからどこまでが中間なのか、いつも議論になります。極論をすれば、1単語でも覚えたら中間なのか、目標言語にかなり近づいていないといけないのか、その近づいたと判断する判断材料と判断・・・

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有標と無標新着!!

英語のmarkedという概念は、日本でも普通に使われているのですが、訳語は「印のある、記号のついた、著しい、目立つ、明白な、注意されている、跡をつけて、有標の」となっています。これらの訳を眺めて、どういう概念なのか、なかなかわかりにくいと思います。「注目されている」というのが一番、英語のニュアンスに近いと思っています。たとえば交通の信号機を思い浮かべてください。普通は赤、黄、緑の3色で、どのランプ・・・

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ひそかに covert新着!!

公然overtの対語がcovertです。語源的にはフランス語のcovertで、対語ではないのですが、英語的に語形が似ていて、意味が対比的なため、英語圏では対語と思われています。日本人の立場からすると、語源はともなく、音が似ているので、対語として覚えるのが便利かもしれません。Covertは「秘密の、隠された、内密の、こっそりした」という意味の形容詞です。狩の獲物が隠れている下生えや藪などの隠れ場所を・・・

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公然 overt新着!!

英語としては一般的な表現ですが、日本人は英語でovertという表現を使う人は稀です。発音の問題があるのかもしれませんし、overと似ているので誤解されやすい、ということもあるのかもしれません。逆にいえば、聞き取り間違いがあるのかもしれません。「公然と、あからさまな、あらわな、明示的」と訳されています。抽象的な概念ですので、実際の英語表現を見てみましょう。表現の例としては、an overt act(・・・

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排他新着!!

包括の対語が排他exclusiveです。排他とか閉鎖というと否定的なニュアンスがありますが、この語には「高級な、上流の、特定の人とだけ交際する、人付き合いの悪い、お高くとまった、ほかで入手できない、高級品を扱う」といった意味もあり、副詞にしてexclusivelyというと「もっぱら、独占的に」といった意味になります。他を排除する、ということは、優位的な地位を確保することになるわけです。英語では独自・・・

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包括新着!!

最近、インクルーシブという用語が頻繁に使われるようになりました。英語のinclusiveの借用語なのですが、本来の訳語は「包括的」です。的がついているので形容詞ですから、元の日本語は「包括」です。ところが包括を和英辞典で引くとinclusivenessとなっています。英語の派生では動詞includeが形容詞になってinclusiveとなり、さらに名詞に派生してinclusiveとなったのです。 日・・・

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古典に学ぶ新着!!

専門分野によっては、古典を蔑み、最先端であることを自慢する論文をよく見かけます。自論の新奇性を主張するのはかまわないのですが、古典を蔑む必要はまったくありません。もしその自論が定説化すれば、やがて近い将来、自身が古典扱いされることは間違いないからです。学問を今だけのものと考えるのが間違いなのです。学問は過去から現在まで続いていて、さらに未来へと続いていくものです。その意味では最先端をありがたがる意・・・

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ものの始まり(起源)と終わり(終焉)新着!!

このコラムでも起源をいくつか説明してきました。何事にも始まりと終わりがあるのですが、始まりと起源はよく誤解されます。始まりは突然、そこから始まるのではなく、つねにその前に準備期間とか潜在期間があります。たとえば会社の始まりは設立ということになりますが、設立の前には資金集め、場所探し、人材確保などの三資源を確保し、準備を整えてから、通常だと登記という方法により、社会的認知を受けて、活動を開始すること・・・

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