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投資と投機の共通点
投資investmentと投機speculationは根本的な思想が違っていますが、なぜ混同されるかというと行為がよく似ているからです。どちらも株式を買う点が同じです。会社設立の場合、必ずしも株式を発行する必要はなく、合資会社、合同会社、個人会社など資本投下する方法に選択肢があります。しかし大きな資金を得るには、銀行などから融資を受けるか、株式市場から資金を得るしかありません。そのシステムの差を活・・・
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投資と投機
一般人に誤解ないし混同されることが多い語彙が投資と投機です。実際にきちんと区別している人は少ないと思われます。投資とは文字通り資本にお金を出すことで、将来成長しそうな会社を探してその会社の株を長い目で持ち続けることです。会社は資本金として株式を発行していますが、その株式を公開市場に出して、売買を可能にすることが「上場」です。投資の本来の意味からすると、会社設立の時の資本金を出すことが投資です。しか・・・
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資本と資産
資本と資産も一般人に誤解ないし混同されることが多い用語です。資本家と資産家を区別している人がどのくらいいるでしょうか。ひっくるめて「お金持ち」くらいに考えていないでしょうか。資本家は英語でcapitalist、資産家はwealthy manです。日本では金持ちの意味でrichをよく使いますが、英語ではrichでも間違いではありませんが、wealthyの方がより正確に意味が伝わります。 英語のric・・・
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負債と借金
専門家はきちんと区別していますが、一般人に誤解ないし混同されることが多いのが負債と借金です。「負債は支払いをしなければならない義務や債務の総称であり、借金だけでなく、未払いの賃金や家賃なども含まれます。借金はお金を借りることや借りたお金のことであり、負債の一種です。」これが最もシンプルな説明です。負債は主に会社の財務状況を表す言葉であり、借金は個人の金銭問題を表す言葉として使われることが多いようで・・・
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契約と約束
契約と約束は似ているようで非なるものです。日本語ではどちらも約が付くので混同しやすいのです。むろんビジネスマンは区別をしていると思いますが、一般人はその違いがよく分かっていないことが多いのです。英語では契約はcontract、約束は promiseで別々の語ですし、カタカナ語にしてコントラクト、プロミスといえば日本人でも区別しやすいかもしれません。普通は漢語の方がわかりやすいのですが、時には同じ字・・・
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信用と信頼
よく混同されるのが信用と信頼です。英語における信頼と信用の違いは「信頼」がtrust, reliance, confidence, faithであるのに対し、「信用」はcredit, credenceとなっていることです。日本でも当たり前になったクレジット・カードは訳せば信用券ないし信用状です。要するに「このカードを持っている人はちゃんとお金を払いますよ」ということを示しているわけです。商取引では・・・
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弥生満月
旧暦ではようやく弥生の真ん中、満月日になりました。季節は初夏を思わせるような暖かさで、桜も東西日本では散り始め、北日本が満開となっていて、今年は季節の移り変わりが早いような気がします。童謡の「さくらさくら」の歌詞の二番では「さくら さくら、やよいの そらは、みわたす かぎり、かすみか くもか、においぞ いずる、いざや いざや、みにゆかん」となっています。花見に行くのは弥生の季節ということを歌ってい・・・
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六三三四制はいつまで?旧制はなぜ止めた?
現在の六三三四制は1947年の教育基本法、学校教育法、そして1949年の国立学校設置法によって既存の高等教育機関および帝国大学を併合して各地に新制国立大学が作られたもので、中等教育機関は新制高等学校へと昇格し、小6・中3・高3・大4制がとられ義務教育の範囲が小学校と中学校にまで拡充され9年間となり、強力な単線型教育に改められました。 旧制の学校はいろいろな制度が複雑に絡んだ形式で、今でいう選択の多・・・
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主観と客観
主と客という概念は昔から日本にあったものではなく、ヨーロッパの文化を採り入れる際の輸入概念で訳語です。英語でいえばsubjectとobjectです。英文法ではそれぞれを主語、客語といいます。客語は目的語という訳の方が浸透しています。厳密には客語と目的語の定義は違いますが、専門家でもないかぎり区別は不要だと思います。 Subjectには多くの意味があり、日本語では主題、問題、題目、題材、画題、(写真・・・
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主観軽視の文化
日本では客観重視の文化が定着しています。逆に言えば主観軽視ともいえます。よくテレビのCMなどに「個人の感想です」といったテロップが小さな文字で書いてあることがあります。これは外国のCMではまず見られません。「個人の感想」なのは最初からわかっていますし、どうせ書くなら「あくまでも演出です」と書いてある方が正直な感じがします。グルメ番組でも出演者が「おいしい」というオーバージェスチャーでするコメントは・・・
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大学は失業対策?
あるアメリカ人から「日本の大学は若者の失業対策ではないか」という指摘を受けたことがありました。想像もしていなかったので、かなり驚きました。彼によれば、どの国でも失業対策は経済対策として重要で、若者の失業はとくに政治不安になりやすく、政府はかなり神経をとがらせているということです。日本の失業率はおおむねアメリカの半分ですが、その理由が日本の失業率隠しだというわけです。多くの国では、職のない若者は軍隊・・・
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穀雨
本日から二十四節気の穀雨に入ります。「穀物を運んでくれる春の雨」の意味です。春ももう終わりになり、もうすぐ初夏になり、葉の緑が目に映る季節ですが、雨もよく降る季節です。その雨も春雨のような細かな雨から、梅雨のような本降りになる雨の間の何とも表現できない柔らかさをもった雨が穀雨です。この雨が降ると、農業では田植えの準備をするようになります。 七十二候は次のようになっています。 初候:葭始生(あしはじ・・・
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テストと点数
30年程前になりますが、北欧の教育関係者と討論する機会がありました。その時、驚いたのが北欧ではテストをしたり、点数化することは滅多にない、ということでした。日本では日常的ですし、テストをして採点して点数化することは当たり前です。採点は教師にとって負担の大きい作業ですが、点数化なしに成績をつけることはできませんし、テストは必要なもの、と認識しているのが日本の教師です。日本だけでなく、アメリカも同じで・・・
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教育用語の改変
どこの業界にも専門用語という一般になじみのない用語が氾濫していますが、教育界も例外ではなく、それが何十年も続いているところが守旧的です。一番ひどいのは政治用語ですが、それに匹敵するくらい古い伝統のままになっています。これはとりもなおさず業界に古い体質が残っていることを表します。 たとえば前回コラムに書いた「机間巡視」です。先生が生徒の間をぐるぐる歩き回ることをそう呼ぶのですが、生徒にとって鬱陶しい・・・
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春土用の入り
土用というのは雑節の1つです。雑節というのは二十四節気とは別に日本独自に設定している季節の行事(暦日)で、節分や彼岸、八十八夜など、よく聞く習慣になっています。土用は夏の土用の鰻がよく知られていますが、実は春、秋、冬にも土用があります。土用は日本の暦日ですが、その根拠は古代中国の陰陽五行説にあり、万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素から成るという説で、これを四季に当てはめて春は「木気」・・・
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教師の時間的制約と教育費
教師は小学校から大学まで、授業時間という細切れの時間に支配されます。授業のほとんどは60分ですが、大学では未だに90分のところがほとんどです。なぜ90分なのか、という根拠はどうもはっきりしません。脳科学的に集中できる限界が90分という説明をしているところもありますが、この時間が始まったのもいつからなのか、はっきりしません。一方で文部科学省は大学設置基準で単位数を決める根拠を時間数に置いていて、「単・・・
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教師の話し方
アメリカなどでは、高校以上のカリキュラムに必須科目としてパブリック・スピーキングというのがあり、人前で意見を述べることの重要性が説かれ、実際の技術指導が行われます。公開の場で話をすることは、政治家の演説だけでなく、話すことを仕事としている職業、たとえばアナウンサー、法律家、ビジネスマンのプレゼンテーションなど、幅広く応用の聞く技術です。日本でも国語教育の1つとして教えてもよいはずです。しかし日本で・・・
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教師の姿勢と立ち居振る舞い
日本では教師は教壇の上に立つか、教壇がない場合でも、立って話すのが当たり前になっています。そのことに疑問をもつ先生はまずいないと思います。人前で大勢の人を相手に話をしようとすると、自然に立って話すのは人間の本能なのかもしれません。聴衆みんなから見えること、みんなが見渡せることにお互いに安心感があります。話す場合だけでなく、歌う場合でも同じことが起きます。お互いに「見える」ことが重要で、人間の認識が・・・
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教師の板書の効用
最近の小学校ではタブレットが使用されたり、電子黒板によって画像が提示されることが増えているそうです。先生はそのための準備が大変だそうですが、授業の準備が大変なことは昔と変わってはいません。画像を準備するのはかなり時間を要するので、提示時間が短い割に製作時間が長いのでタイムパフォーマンスはあまりよくありません。また提示時間が短く、次々と展開していくため、ノートを取ったり、考える時間がほとんどないため・・・
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教師の位置
教室における教師と生徒の位置関係は対面であるのが一般的です。先生が黒板の前に立ち、生徒は黒板に向かって座るというのは万国共通のようで、本能的にそれが一番わかりやすい方法なのかもしれません。しかし教室のない僻地などでは、木陰で先生が立って、あるいは座って本などを示し、生徒は固まって座って、それを見るというスタイルもみかけます。これは先生と生徒の関係は位置的には固定しているといえます。 塾の個別指導や・・・
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