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コラム Articles
白露

白露と聞くと、秋なのだなと思える表現ですね。9月8日は二十四節気15番目の白露です。二十四節気は旧暦でも太陽の運行に合わせているので、新暦でもあまり変わりません。処暑が終わり、白露の次は秋分となり、秋の真っただ中になります。ある意味、秋が実感できる季節です。日中はまだ暑さが残るとはいえ、朝晩は空気も涼しくなり、空の雲が変わります。 初侯 - 草露白し(くさつゆしろし):草の上に降りた朝露が、朝の空・・・

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二百十日

9月1日は雑節の1つである二百十日(にひゃくとうか)です。立春から数えて210日目です。八十八夜なども立春から起算します。つまり旧暦の世界では春夏秋冬が一巡なので、春から始めるわけです。これも1つのロジックとして正しいと思います。 二百十日は八月朔日(はっさく)と次の二百二十日が農家にとって三大厄日とされています。何となく台風と関連づけられていますが、そのせいで風を鎮めるための祭りもあり、奈良県大・・・

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処暑

8月23日から処暑になります。処暑は二十四節気の1つで、暑さが終わる頃、という意味で、処は「ところ」という意味の他に「止まる」という意味もあるそうです。処という漢字には「とりさばく」という意味があるところから、処断とか処理、処方、処罰という語もあります。今年の8月23日は旧暦だと7月8日なので、これから暑さが増していく感じになり、新暦と旧暦のギャップが典型的に出てきています。今年は猛暑続きで、まだ・・・

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送り火

8月16日は送り火の日です。13日にお迎えしたご先祖が帰られるのを惜しんで火を焚いてお送りするものです。有名なのは京都の大文字焼ですね。火を焚いてお迎えし、火を焚いてお送りするという風習は火が神聖なもの、という思想で、世界共通のようです。電気がなかった時代は明かりといえば蝋燭や篝火(かがりび)、松明(たいまつ)でした。今でも蠟燭や灯明(とうみょう)を灯します。一方で火事の危険もあるので、火の用心に・・・

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迎え火

8月13日は新暦でお盆をする人にとって、ご先祖様をお迎えする迎え火を焚く日です。火を焚いて迎えるという習慣は日本独自のものではなく、近年、日本だけでなくアジアに広がっているハロウインでも、根本であるドルイド教では、火を焚いて霊を迎え、新年を迎える習慣がありました。それがハロウインのカボチャの灯火へと変わっていきました。蠟燭の灯火は焚火の変形とも考えられ、火を焚くことが悪霊を追い払うという思想は世界・・・

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立秋

まだまだ暑いですが、今年は8月8日が立秋です。旧暦では6月22日ですから、なんとも不思議な感覚です。二十四節気は太陽の運行ですから、新暦とは近いのですが、それでもまだ早い気がする一方で、旧暦だと1か月以上の差があって、今年のように閏月があるとなおさら差が大きくなります。昔の人はどう思っていたのでしょうか。そもそも暦の日付はあまり気にしていなかったのかもしれません。暦は行事のためにだけあり、実際の季・・・

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夏土用と五行思想

夏土用の丑の日が近くなると、鰻の宣伝ばかりで嫌になります。いい加減平賀源内の戦略から逃れたい気分です。そもそも夏の鰻はアブラのノリは少なく、冬の鰻の方がはるかにおいしいです。江戸風ではさらに蒸してアブラを落とすので、うまみが減り、タレの甘さに誤魔化されてしまいます。鰻のうまさより甘いタレのかかった飯がおいしいだけなのかもしれません。実際、東京以外で、蒸さないタイプのいわゆる地焼きの鰻を食べると鰻の・・・

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夏の綱

「なつのつな」と聞いて何を連想されますか?7月27日の語呂合わせだそうですが、語呂合わせまでは理解できますが、https://zatsuneta.com/archives/107271.html の説明を読むまで「すいかの日」とはわかりませんでした。「スイカ生産者のグループが制定」とあるだけで、具体的な団体名が載っていないので、一体誰が考えたのでしょうね。このグループがいう綱というのは何を意味して・・・

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かき氷と天神祭

7月25日は「かき氷の日」だそうです。「「夏氷(なつごおり)」とも呼ばれることから、「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせと、1933年(昭和8年)のこの日、フェーン現象により山形県山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録したこと(日本最高気温の日)にちなみ、かき氷を食べるのにふさわしい日とのことで7月25日が選ばれた。」とのこと。(https://zatsuneta.com/arch・・・

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大暑

7月23日から二十四節気の大暑に入ります。今年の立秋は8月8日なので、前日までの16日間が大暑となります。文字通り一番暑い季節ですが、今年は梅雨の最中から猛暑なので、どうなることやら。二十四節気を三分割した七十二候も美しいです。 初侯:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)桐の花が実を結び始める頃。桐は4月~5月に釣鐘型で薄紫色の花を咲かせ、花が終わると卵形の固い実がなりはじめます。「桐始結花」は、・・・

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お中元

本来は旧暦ですが、7月15日は中元です。どうして中元というかはほとんど解説されず、ただ夏の贈り物をする時期と理解されていますが、本来は1月15日が上元、7月15日が中元、10月15日が下元で、合わせて三元といいます。1月から7月までは半年ありますが、10月までは3カ月しかない変則的な行事です。これは道教の思想の1つで1年を2:1:1に分け、それぞれの切れ目を満月の日に割り振っています。三元とは道教・・・

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小暑・七夕

今年の小暑は七夕と重なります。小暑は二十四節気の1つで夏至と大暑の真ん中です。これから本格的な暑い夏になる季節ということになります。二十四節気はさらに三分割され七十二候となります。七十二候は美しい表現ばかりです。 初侯:温風至(あつかぜいたる):熱い風が吹いてくる時期です。現在では温風といえば暖房の温かい風をさしますが、本来は梅雨明け頃に吹く南風をさしました。梅雨の湿気も伴い、蒸し暑くなってくる頃・・・

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半夏生

2023年7月2日は半夏生(はんげしょう)という雑節の1つです。雑節とは二十四節気の他にある旧暦の行事で、他にも節分、彼岸、八十八夜、入梅、土用、二百十日などおなじみのものもあります。雑節の中であまり知られていないのが半夏生と社日です。昔は夏至から数えて11日目とされていたようですが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっていておおよそ7月2日となっています。変わった名前の由来は・・・

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夏至 summer solstice

今年の夏至は6月21日です。英語のsolsticeは夏至と冬至の専用語で、春分vernal equinoxや秋分autumnal equinoxと同様、子供には難しい単語です。これらは昼の長さと夜の長さという比較的実感しやすい現象として内容の理解はしやすいのですが、理科としての知識はかなり高度な内容になるので、理解している人は案外少ないです。視点を地上に置いて考えると、夏至とは太陽黄経が90度の時・・・

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入梅

今年は6月11日が入梅です。最近は気象庁の「梅雨入り宣言」が支配していますが、実際の梅雨入りは地域によって違ったり、宣言が不安定です。反対の梅雨明けはさらに不安定です。暦の入梅は決まっており、雑節の1つです。現在広まっている定気法では太陽黄経が80度のときで6月11日頃となっています。これも日が不安定なわけでなく、入梅の瞬間が一瞬で、どちらの日に属するかの違いです。入梅の対義語は「梅雨明け」を意味・・・

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芒種

2023年6月6日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。芒種は二十四節気の一つで、定気法では太陽黄経が75度の時です。例年6月6日頃ですが、年により6月5日のこともあります。こういう表現をすると二十四節気が不安定で、昔の習慣はいい加減、という印象をもつ人がいますが、実際はそうではなく、新暦が不正確のためです。旧暦にはズレが大きく、新暦の方が、ズレが小さいことは事実ですが、新暦が完全に天体の運行を反映・・・

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月替わり

今日から6月に入ります。しかし旧暦だと卯月十三日で1か月半のズレがあります。今年は閏月で卯月が二度あるため、そのズレは余計、大きくなっています。旧暦だと1ヵ月は30日で、1年は360日ですから、新暦より5日早いはずです。そのズレを調整するために閏(うるう)というシステムを導入して調整しているのですが、その調整が過剰になって、かえって大幅に遅れるという現象になっているわけです。旧暦は太陽太陰暦ですか・・・

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小満

5月21日は二十四節気の1つ小満(しょうまん)です。小満は立夏と芒種の間です。陽気が良くなり、万物に生気が充満し、草木が生い茂るという意味です。この頃に、麦畑が緑黄色に色付き始め、美しい景色になります。人々の生活の糧(かて)である麦に穂が付き、ほっと一安心(少し満足)という意味から「小満」になったという説もあるそうです。小満の終わり頃、実った麦を収穫するため、麦秋(ばくしゅう、むぎあき)という時期・・・

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立夏

月日の経つのは早いもので、もう立夏です。立夏は二十四節気のひとつで太陽黄経が45度になる日です。旧暦でも季節の流れを感じられるように定められた日です。語節句のように日付で固定された行事と自然の流れによって定められた二十四節気がうまく組み合わさったのが旧暦で、新暦との日付のズレばかりが強調されて、明治時代に廃止されてしまいましたが、今でも天気予報による季節感と新暦とのズレは残ったままです。季節が緩や・・・

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端午の節句

端午の節句の由来は、中国の伝統的な節句「端午節」に由来しています。端午節は、中国の歴史的人物である屈原を祀る祭りであり、屈原が亡くなった日にあたる5月5日に行われます。日本にもこの節句が伝えられ、やがて独自の文化となっていきました。 端午の節句の主な行事としては、鯉のぼりを立てることが挙げられます。鯉のぼりは、風に揺れる鯉の形をした吹き流しで、子どもたちが元気に成長するようにとの願いを込めて、家や・・・

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