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鏡と認識

関東地方では11日が鏡開きで、鏡餅を割ってお汁粉にして食べる習慣です。関西を始め15日の小正月に鏡開きをする地域も多いようです。鏡餅は歳神様がとどまる場所で、片付けることで歳神様は天に帰られるのです。伝統的には床の間や神棚に飾るののが本来ですが、現代の住宅ではどちらもない家が多いので、台所や勉強机の上に飾ります。なぜ鏡餅というかというと、昔は鏡が神事の道具であり、餅の形が鏡に似ていることから来てい・・・

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ゑびす

関西地方では十日戎(とうかえびす)が今も盛んで、関東のお酉様と同じような賑わいを見せています。えびすは変体仮名で「ゑびす」とも書きます。元の漢字は惠でその草書体です。恵比寿と書くのはその名残りを残しています。残念はことに「す」の元字は寸なので、縁起のいい寿に変えたと思われます。スシを寿司と書くのと同じ文化です。変体仮名や旧字体漢字は古文を読むには必須の知識です。こうした古来の文字は明治33年(19・・・

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成人式と元服と左義長

2023年の成人式は1日9日です。現在、成人式は特定の日ではなく、1月の第2月曜日となっていますから、毎年日が変わります。2000年から導入されたハッピーマンデーのせいです。「公務員や中規模以上の企業を中心に週休2日制が浸透したため、月曜日を国民の祝日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨」ということだそうですが、要するに景気対策の一環で、連休を増やす・・・

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正月事納め

物事にはすべて始まりと終わりがあります。正月の飾りも1月7日までで、8日には片付けます。これを正月事納めというのですが、意外に名称は知られていません。仕事始めが4日あるいは5日の会社が多いため、正月三が日で片付けてしまう家も多いかもしれません。正月事始めは本来旧暦の12月8日でしたから、昔の正月は1ヵ月あったわけです。江戸時代頃から正月事始めは鬼宿日である新暦12月13日となり、現代では御用納めが・・・

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白馬節会(あおうまのせちえ)と初満月

人日の節句の日ですが、それについては昨年に書きましたので、今年はほとんど知られていない白馬節会についてです。白馬と書いてアオウマと読むのは恐らくこれだけでしょう。Wikipediaの解説だと「1月7日、天皇が豊楽院(のちに紫宸殿)に出御して邪気を祓うとされる白馬を庭にひき出し、群臣らと宴を催す行事である。白馬節会の由来は、この白馬節会が始まった当初、中国の故事に従い、ほかの馬よりも青み(鴨の羽の色・・・

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小寒と一粒万倍日

1月6日は小寒です。また一粒万倍日です。一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味の日です。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉なので鬼宿と重なるとさらに増強されます。反対に借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるため凶とされています。人に借りを作る、失言をする、他人を攻撃する、浪費などもトラブルが倍増します。 そしてこの日は・・・

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鬼宿日と二十八宿、天文学

2023年最初の鬼宿日(きしゅくにち)は1月6日です。とても縁起のいい日なので予めお知らせいたします。今年はこの日に一粒万倍日も重なっていますから、宝くじの運試しもよいでしょう。鬼宿日というのは二十八宿の1つです。 二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは、天球を28の星宿に不均等分割したものです。周の時代に発達し、それがインドに伝わり、唐の時代に再伝来して、日本にも伝わったとされた古代天文学です。江戸・・・

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新暦正月4日は本来、旧暦師走十三日の煤払い

師走十三日はこの日に大掃除をするならわしで、今では新暦の12月13日に伝統が移ってしまい、神社やお寺ではこの日に煤払いや大掃除をします。旧暦の伝統には意味がありますが、新暦になってから、形だけが移されて、単なる行事になってしまい、本来の意義が忘れ去られるようになってしまいました。二十四節気のような太陽の運行による季節の変化の場合は新暦になっても不都合はあまりないのですが、月齢により決まっている旧暦・・・

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日米貿易摩擦と尖閣諸島問題

一見関係のない2つの政治課題が密接につながっていたことをご存じでしょうか。今から50年前、1972年1月3日、日米繊維協定が調印されました。この問題をめぐる日米間の貿易摩擦がその後も続く各種貿易摩擦の始まりで、現在は同様の貿易摩擦が米中で行われている、といえるかもしれません。この日米貿易摩擦の裏側で沖縄の返還と尖閣諸島の帰属問題があったことはあまり知られていません。綿花とか繊維問題といえば、現在は・・・

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初買い

1月2日を初売りとしている店が多いのですが、消費者の立場からすると「初買い」です。今では2日とは限らず、元日から初売りをしている店もありますが、仙台や佐世保ではオマケがすごいので有名な初売りもあるそうです。景品に茶箱をくれるという報道を昔見たことがあります。茶箱は中が乾燥するので、昔は重宝していました。 会社の仕事始めは4日からというところが多いみたいですが、正月三カ日を休日とする習慣はどうも明治・・・

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謹賀新年

明けましておめでとうございます。新年元旦を祝し、読者諸賢の弥栄を寿ぎ申し上げます。 この佳き日である本日、神田文庫を開館いたします。このコラムも文庫のアーカイブとして保管いたします。他には手話学に関する文献や越後の古民家のブログなど、幅広い分野の記事を載せてまいりますので、どうかご愛顧くださいますようお願い申し上げます。 手話学のコーナーでは神田個人の過去の著書や論文も会員登録していただけば、見ら・・・

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