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コラム Articles
兵役 military service

兵役について語るのはタブーのような雰囲気が日本にあります。これもガラパゴス的文化です。 兵役の英語がmilitary serviceつまりサービスです。英語のサービスは意味が広く、教会のミサなどもserviceといいます。徴兵は一般にはdraftドラフトです。野球のドラフトと同じ単語です。ビールのドラフトも同じ語です。正式にはconscriptionまたはenlistmentといいます。Enlis・・・

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義務と権利

絶対と相対のように、対義的つまり2つで1組のような概念が多くあります。対義的概念の特徴は相互排他的つまり一方の概念は他方を一切含まないことです。表裏一体と表現されることもありますが、紙のように表があって裏があるわけです。義務と権利もそういう関係にあり、権利だけが独立して存在することはありえないのですが、最近の人権を廻る議論では権利の主張だけがなされることが多くなりました。中学公民で習う国民の三大義・・・

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視野

視点の類義語に視野があります。視座というものもあります。物の見方ということですが、そこに考えることとか範囲という概念が入ってきます。英語だとscopeとかperspectiveというのですが、その使い分けは微妙でけっこう難しいのです。ScopeはScopeは見る範囲という意味の他に、見るための器械を意味します。日本語の顕微鏡microscope、望遠鏡terescopeは比較的しられていますが、潜・・・

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World Day Against Child Labour

6月12日は、世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国連の専門機関である国際労働機関(International Labour(Labor) Organization:ILO)が2002年(平成14年)に制定した児童労働に反対する日です。世界では1億6,000万人もの子どもたちが苛酷な労働環境で働いているとされます。児童労働は、子どもたちの未来を奪うものであり、深刻な「子どもの権利」の・・・

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入梅

今年は6月11日が入梅です。最近は気象庁の「梅雨入り宣言」が支配していますが、実際の梅雨入りは地域によって違ったり、宣言が不安定です。反対の梅雨明けはさらに不安定です。暦の入梅は決まっており、雑節の1つです。現在広まっている定気法では太陽黄経が80度のときで6月11日頃となっています。これも日が不安定なわけでなく、入梅の瞬間が一瞬で、どちらの日に属するかの違いです。入梅の対義語は「梅雨明け」を意味・・・

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旧暦はパラレルワールド

6月10日は時の記念日です。暦というのは時の流れの記録のようなものです。旧暦について考えてみるのも一興かと思います。 日本の旧暦は明治5年に廃止されましたが、今も生きています。旧暦による習慣や行事の一部は新暦に移されましたが、今も旧暦のまま動いている行事もあります。それは当然のことで、旧暦は太陽太陰暦ですから、太陽や月が動いているかぎり、それを基準とした時の流れの記録は継続するのが道理です。 パラ・・・

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視点Viewpoint

視点というのは、見る位置という意味だけでなく、物の見方という意味もあります。車窓から見る景色は前者の意味です。見る、という行為は視覚というだけでなく、理解するという意味もあります。英語でもI see.というのはわかりました、ということです。 物の見方というのは理解の仕方、考え方、納得の仕方ということです。相対的と絶対的というのも、視点のことで、相対的というのは視点を変えること、絶対的というのは視点・・・

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相対と絶対

天動説と地動説のコラムで説明したように、視点が変わると考え方も変わります。視点を変えることが相対の基本です。たとえば電車や自動車の移動中の車窓の景色を考えてみましょう。近くにある景色はすごく速く移動していきますが、遠くの景色はゆっくりと移動していきます。これは見ている人の視点が自分にあるからで、実際に移動しているのは自分の方で、景色である物体は移動していません。これは上からカメラで録画すれば、はっ・・・

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恒星年

太陽年(solar year)とは、太陽が黄道上の分点(春分・秋分)と至点(夏至・冬至)から出て再び各点に戻ってくるまでの周期のことで、回帰年(tropical year)ともいいます。暦では1月1日から12月31日までを1年と考えて、生活し、社会も動いています。もっとも日本では4月1日から始まる年度という暦もあります。暦と年度の差も面倒なのですが、誰も文句もいわず従っていて、改訂しようという動き・・・

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芒種

2023年6月6日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。芒種は二十四節気の一つで、定気法では太陽黄経が75度の時です。例年6月6日頃ですが、年により6月5日のこともあります。こういう表現をすると二十四節気が不安定で、昔の習慣はいい加減、という印象をもつ人がいますが、実際はそうではなく、新暦が不正確のためです。旧暦にはズレが大きく、新暦の方が、ズレが小さいことは事実ですが、新暦が完全に天体の運行を反映・・・

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World Environment Day

6月5日は国連が定めた「環境の日」です。1972年(昭和47年)のこの日、スウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」で人類のための「人間環境宣言」が採択され、環境問題に関する専門機関である「国連環境計画」(United Nations Environment Programme:UNEP)が創設されました。「世界環境デー」は、これを記念したもので、毎年、環境問題に関連したテーマを・・・

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虫歯

虫歯というのは不思議な日本語です。語源ははっきりしたものはないようで、昔から日本人はカラダに起こるさまざまな病気の原因が”虫”であると考えていたため虫が原因で起きる歯の病気だから、虫歯と呼んだと言う説と、虫が葉を食べるように、歯に穴が空くから、虫食いに喰われたように歯がボロボロになるから、”虫歯”と呼んだと言う説があるようです。どちらも納得いくような、いかないような、モヤモヤ感が残りませんか? ま・・・

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語呂合わせの記念日

このコラムでも語呂合わせの記念日をたくさんご紹介してきました。それで6月3日の語呂合わせでムとミなので、ムーミンの日があるかと思って調べたら、ムーミンの日は8月9日で、作者のトーベヤンソンの誕生日に決まったのだそうです。ムーミンの日を決めるにあたって、いろいろな議論があったみたいです。無論、語呂合わせ説もありました。鉄腕アトムのように原作に誕生日が書いてあればよかったのですが、あいにく誕生日に関す・・・

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路地

最近は防火対策ということで、いわゆる木密、木造住宅の密集地が減っていき、それにつれて昔ながらの路地も減っています。テレビ番組でも路地裏散歩のような番組があります。都会の喧騒から離れた路地は、穏やかで静かな場所でありながら、独特の魅力を持っています。狭い道が入り組み、古い建物が立ち並ぶその風景は、まるで別世界に迷い込んだような錯覚を覚えさせます。路地は私たちに、忙しい日常を忘れさせ、ゆっくりと時を過・・・

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月替わり

今日から6月に入ります。しかし旧暦だと卯月十三日で1か月半のズレがあります。今年は閏月で卯月が二度あるため、そのズレは余計、大きくなっています。旧暦だと1ヵ月は30日で、1年は360日ですから、新暦より5日早いはずです。そのズレを調整するために閏(うるう)というシステムを導入して調整しているのですが、その調整が過剰になって、かえって大幅に遅れるという現象になっているわけです。旧暦は太陽太陰暦ですか・・・

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古材と古民家

5月31日は語呂合わせで「古材」の日だそうです。ちなみに前日の5月30日は「古民家の日」だそうです。どういう語呂合わせかというと、古民家の家を「おうち」とよんで0をオと読むからだそうです。かなり苦しいですね。 古材はリサイクルというより、付加価値が高い資源です。木材は切ったばかりの新材は水分が多く、腐ったり、たわんだりしやすいので、乾燥してから使うのがほとんどです。とくに家具や楽器など精密さを要す・・・

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ゴミゼロと消費の矛盾

5月30日は語呂合わせで「ゴミゼロ」の日です。同時に1968年(昭和43年)のこの日に消費者の利益を守ることを目的とした消費者保護基本法が公布・施行されたことを記念して「消費者の日」でもあるそうです。 どちらも大切な日ですが、よく考えてみると、何かを消費すれば必ずゴミがでるわけなので、消費者が経済を回すためにドンドン消費すれば、ゴミもドンドンでるわけです。消費者の日の趣旨は消費者保護であり、事業者・・・

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呉服屋

今でも地方に行くと多少、残っていますが、呉服屋という商売は絶滅しつつあります。地名には呉服町という町名が残っている地域があります。そもそも呉服というのは、古代中国の呉(ご)の国から来ており、絹織物のことを意味していました。絹織物そのものというより、絹糸を織って反物にする技術が応神天皇の時代(4世紀後半から5世紀)に伝わったとされていますから、古くから日本にありました。今ではゴフク としか読みません・・・

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いつつば

1「五(5)つ(2)葉(8)=(いつつば)」と読む語呂合わせから、人生100年時代を迎える現代社会において一人ひとりが豊かな人生を送るために、ライフプランや資産形成、健康の増進、保険などで自ら将来の準備をする「自助」について考える日とされているそうです。自助と五枚の葉がどういう関係なのか不明ですが、制定した一般社団法生命保険協会のホームページにある資料によると「希望、知恵、財運、健康、愛」のことだ・・・

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日本海海戦と日露戦争

1905年(明治38年)5月27日日露戦争の日本海海戦において東郷平八郎が率いる日本海軍連合艦隊が、ロシアのバルチック艦隊を撃滅し、日本が歴史的な大勝利を収めました。このことは世界史上重要な出来事でした。ソ連になる前のロシアに勝利したので、反露の国々では今も高く評価されています。TOGOというビールが今もあります。日露戦争の勝利にポーツマス講和会議となり、日本の地位が国際的に高まりました。そして勝・・・

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