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植物学の日

4月24日は植物学の日になっているので、NHKを始め大騒ぎすることでしょう。朝ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎の誕生日にちなんでいます。しかし牧野博士が生まれたのは文久2年(1862)年ですから、まだ旧暦の時代です。何もかも新暦に換算するのはどうかと思うのですが、もう当たり前になっていて疑問に思うのは稀有な人でしょう。ドラマでは峰屋の槙野万太郎となっていますが、牧野富太郎は土佐国佐川村(現・・・

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トラックの意味

最近、ファスト・トラックという政治用語が出てきました。またしても知識不足の役人が考えた用語だと思います。彼らが念頭に置いたのは、空港の入国管理窓口などで、ビジネスクラスやファーストクラスには別の優先レーンがあり、自分がスムーズに行けた経験から、便利だと思ったことから想像したのでしょうが、エコノミーしか乗った経験のない一般人は直観的に理解できません。正に役人のエリート意識というか国民を下にみている意・・・

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創造の誤解

創造するcreateというと、ゼロから何かを作り出すようなイメージをもっている方がいますが、実際には「新しい組み合わせ」のことです。たとえば料理を考えてみると、材料は普通にあるものですし、調味料もあるものです。料理器具も普通にあるものです。料理法も切る、煮る、焼く、蒸す、などこれまでにある方法です。しかし少し材料を変えたり、調理時間を変えたり、調理器具を変えたりすることで新しい料理ができます。調味・・・

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World Creativity and Innovation Week:WCIW

4月15日はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日ということで発明の日として、この1週間を国連は「世界創造と革新の週」としています。イノベーション(innovation)は日本語で革新・刷新・一新の意味ですが技術革新と解されることが多いようです。新技術と思われがちですが、原義は新しい思い付きや手法の利用のことで、小さなことでも新しいアイデアを利用すればイノベーションです。国連の説明では There ma・・・

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癸卯弥生朔日

旧暦だと、今年は閏2月があったので、本日が弥生朔日(3月1日)です。そして二十四節気の穀雨と重なります。昔の人はこういう季節感のずれをどう感じていたのでしょうね。蝦夷地以外では桜も終わっていて、清明が終わっても、ようやく弥生というのも何となく「今年は遅いね」くらいの感覚で受け入れていたのでしょうか。 穀雨とは文字通り、穀物に恵みの雨で、種蒔きや田植えの時期となっています。穀雨の終わり頃には八十八夜・・・

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収育

収育の日というのがあるそうです。4月19日の語呂合わせだそうで、一般社団法人日本収納検定協会が提唱しています。(https://shu-ken.or.jp/shuiku01/)収納に育児・教育・育成を組み合わせた新語だそうです。なるほどどの語にも育がついていて、うまいネーミングだと思われます。同HPによると「子どもたちにお片づけを通してたくさんの「大切なこと」を伝えていく取り組み」で、「子どもたち・・・

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発明の日

発明の日というのがあるそうです。「明治18年(1885年)4月18日に、初代特許庁長官を務めた高橋是清らが現在の特許法の前身である「専売特許条例」を公布し、日本の特許制度が始まりました。これを記念し、昭和29年(1954年)1月28日に、通商産業省(現在の経済産業省)は、特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的として、毎年4月18日を「発明の日」とすることを決定しました。」・・・

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春土用の入り

土用というと夏土用の鰻、という固定イメージになっていますが、本来、土用は春、夏、秋、冬の4回あります。土用は二十四節気ではなく雑節の1つです。土用は季節の変わり目で、春土用は立夏までの18日間です。今年の春土用の入りは4月17日です。夏土用は丑の日に「う」のつく食べ物、白いものを食べるとよい、とされていますが、春土用は戌(いぬ)の日に「い」のつく食べ物を食べるとよいとされています。今年の春土用戌の・・・

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風が吹くと桶屋が儲かる

これは昔、諺(ことわざ)だと思われていました。「風が吹けば桶屋が儲かる」という言い方もあります。丸山健夫 (2006)が詳しい解説をしていますが、江戸時代の浮世草子の気質物(かたぎもの)が初出だそうです。まず原典を検証してみましょう。 「とかく今の世では有ふれた事ではゆかぬ。今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたん・・・

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二項対立と弁証法

物事を考える時、つねに反対側を考えると本質がわかることが多いです。人間はどうしても1つのことに拘ると他の面が見えなくなってしまいがちです。2つの対立する概念を活用して論理展開する技法が弁証法で、現代科学もこの技法によっています。論理学の世界ではこれを二項対立dichotomy、binary oppositionといい、二つの概念が存在していて、それらが互いに矛盾や対立をしているような状態のことを言・・・

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統計の偏り

内閣支持率や人気商品ランキングなど、日本人は統計が大好きな国民です。アメリカ人も比較的好きな人が多いようですが、世界の多くの人々はこうした数字をほとんど信用していません。たとえばミシュランの星などをありがたがるのは日本の特徴のようで、これは今に始まったことでなく、江戸時代から店の番付などのランキングがありましたから、日本文化の1つといえそうです。 統計結果の発表で%がよく使われますが、%記号は/1・・・

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喫茶店文化

日本で喫茶店の始まりは明治21年(1888)4月13日、東京の下谷上野西黒門町に「可否茶館(かひいさかん)」が開店したことだそうです。当時の喫茶店はかなりモダンな施設で、1階にビリヤード、2階に喫茶室という2階建ての洋館だったそうです。現在でも同名の喫茶店がありますが、オリジナルの可否茶館はわずか五年で閉店になったそうです。開店当時はいわゆる鹿鳴館時代で、ハイカラ文化が流行っていました。 「可否茶・・・

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手話とジェスチャー

昨日のジェスチャーの話の続きです。ジェスチャーが言語表現と同期することは人類普遍の共通点で、人間の進化過程と関連があるという指摘は古くからあります。化石は動かないので、どういうジェスチャーをしていたかは想像の域を出ませんが、最近は恐竜の動きなどを推測してCGができたりしているので、人間の行動も骨格からある程度は推測できていると思われます。また類人猿などの行動と比較することから類推する手法も昔から行・・・

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ガッツポーズ

1974年(昭和49年)4月11日、ボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチでガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスにKO勝利しました。その時、ガッツ石松が両手を挙げて勝利の喜びを表わした姿をスポーツ新聞の記者が「ガッツポーズ」と表現したことで、「ガッツポーズ」という言葉が広まるきっかけになったという説があり、この日をガッツポーズの日としているそうです。このポーズ自体は昔からあり、ガッ・・・

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社長の日

4月10日は「社長の日」という提案もあるそうです。どういう語呂合わせかと思ったらCEO(しーいーおー)の語呂合わせだそうで、そうきたか、という感じです。社長といえば会社で一番偉い人、というイメージですが、社長にも大別して2タイプがあり、会社の大株主であるオーナー社長と、株主総会で指名される、いわゆる「雇われ社長」があります。日本の大手企業は後者がほとんどなので、実権は株主総会にあります。オーナー社・・・

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論法と論理

よく誤解されるのですが、論理と論法は違います。英語でいうなら論理がreason、論法がreasoningで、論理を展開することが論法です。英語reasonには名詞と動詞があり、その動詞を動名詞化しています。このニュアンスがわかるようになると英語の本質というか使い方がわかるようになります。 論法にもいろいろあるのですが、その中で有名なのが三段論法です。A→B、B→CならばA→Cという推論だ、という誤・・・

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灌仏会と論理

4月8日は灌仏会つまりお釈迦様の誕生日で、花まつりともいいます。しかしこれは本来旧暦の行事なので、今のようにお寺でこの日に花まつりをするのは抵抗感があります。旧暦には旧暦の考え方や理(ことわり)があります。 この理を英語で表現するとreasonとかlawというのですが、論理logicでもあると思います。論理はlogicの訳語なのですが、日本ではなんとなく絶対的真理のような受け止められ方をしています・・・

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鉄腕アトムの誕生日

鉄腕アトムは本日、二十歳の誕生日を迎えます。「誕生日おめでとう、アトム君。君の身体は子供のままだけど、コナン君もいるし、鬼太郎君もいるから、漫画の世界では当たり前のことだから、気にしないでね。」 アトム君は英語名もあってAstro Boyというらしいです。「宇宙少年」だと普通名詞みたいです。彼は十万馬力のジェットエンジンで空を飛ぶそうです。馬力というのは昔、自動車のエンジンなどの力を示すのに書いて・・・

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コーンビーフ corned beef

4月6日は満月で大安のめでたい日です。年度初めでもあり、何かを始めるにはよい日だと思います。 1875年の4月6日にコーンビーフの容器のあの独特の台形の形が特許登録されたことから「コーンビーフの日」になりました。アメリカ人のArthur A.Libby氏とWilliam J.Wilson氏の二人によって特許申請されました。この形になったのは効率よく肉を詰めるためだそうです。 SPAMという缶詰も有・・・

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清明

4月5日から二十四節気の清明(せいめい)に入ります。二十四節気は太陽暦に従うので、地域による差がありますが、日本の季節感と一致しています。清明は春分と次の穀雨の間の15日です。二十四節気は1年を24に区切ったものなので、月に2回あり、次々に変わりゆく日本の季節感を示しています。今回の清明は万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉から来ているとされています。花が咲き、蝶が舞い、・・・

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