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満場一致と多数決
1月11日は鏡開きが行われます。鏡餅はその形状が昔の丸い金属の鏡に由来しています。昔鏡は丸い形をした銅鏡で三種の神器の一つでもあります。鏡は日の光を反射し太陽のように光ることから、太陽神である天照大神に見立てられ、神様が宿るものと考えられています。鏡餅は新年の神様である年神様の依り代とされ、年神様を家に迎えてもてなし、見送るための行事の一部で、お迎えした年神様の居場所が鏡餅です。年神様の依り代だっ・・・
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同化主義と複合主義
1月10日は十日戎です。大阪や兵庫では盛大な祭りが開かれます。関西では有名ですが、関東でこれに相当するのは年末の酉の市のようです。酉の市は反対に関西ではあまり知られていません。こうした地域性のある習慣は今でも残っています。 これだけマスコミによる統一化が進んでいても、祭りのような地域的習慣はなかなか消えていかないものです。このように政治的な統一とは別に地域性=ローカリティはモザイクのように地域ごと・・・
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統一と力
「分かれる」に対し「集まる」方は集であったり、合であったり、いくつかに分かれています。とくに統一という「結果」になることはかなり好意的に捉えられるようです。歴史的にも天下統一とか、度量衡の統一などが記述されます。反対に分裂はあまりよいニュアンスではなく、歴史的に記述されることは稀です。日本史上でも分裂が記述されているのは南北朝に分かれた時くらいではないでしょうか。 統一という行為には必ず力が背景に・・・
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分かれる、集まる
「分かれる」という現象は物理的に考えると、1つの現象ですが、それに対する言語表現はたくさんあります。これは同じ現象に対して、捉え方というか、心理的な判断や価値判断が加わるためです。また「分ける」という動詞の目的語が加えられて十五になっています。二字熟語だけでも170語以上あります。それだけ重要な概念だといえます。分かれることと集まること、分散と集合、分離と統合ではなんとなく、まとまっていく、集まる・・・
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人日の節句と七草粥
人日(じんじつ)の節句は五節句の1つで、古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていたそうで、7日目を人の日には犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていたことに由来するそうです。 この日には一年の無病息災を願って、また正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為、7種類の野菜(七草)を・・・
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小寒
1月6日は小寒の入りです。テレビの天気予報はこの日だけが小寒のような説明をしますが、それは間違いです。小寒の初日を「寒の入り(かんのいり)」といいます。小寒には、寒中や寒稽古など、おなじみの習慣がたくさんあります。小寒は二十四節気の1つで、二十四節気は春分点から春分点までの1年を24分割したもので、約15日続きます。従って1月19日までが小寒です。その後は大寒となります。二十四節気は七十二候に三分・・・
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新年宴会
1948年まで1月5日は新年宴会の日で祝日でした。新年宴会は奈良時代から宮中で行われていた元日節会(がんじつのせちえ)に由来し、室町時代から中断されていたのを、明治になって再興したものだそうです。(wikipedia) しかし、元日には宮中で様々な行事が行われることから、1872年(明治5年)より1月5日に移され、「新年宴会」という名称になりました。皇族のほか、親任官(大臣、高級官僚、軍人など)、・・・
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仕事始め
1月4日は多くの人の仕事始めの日でしょうが、一方で正月三が日が終わり、今日からお休みという人もいるでしょうし、まだまだ仕事が続くという人もいるでしょう。今年は年初から大災害があり、誰もが変動の歳を予感したかもしれません。天変地異は自然現象として冷静に扱う人もいるでしょうが、一方で天の意思とか、運命とか、いろいろ思いを巡らせる人もいることでしょう。そうした人々の思いを迷信として排除してしまうことは、・・・
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元始祭
1月3日に皇居では元始祭が行われます。元始祭とは宮中祭祀 のひとつで、天皇 が 宮中三殿 (賢所・皇霊殿・神殿)において陛下みずから主宰する親祭で、皇位の元始を寿ぐ儀式です。元始祭は明治3年旧暦の1月3日 に神祇官八神殿に八神・天神地祇・歴代の皇霊を鎮祭したのに始まるとされています。明治6年1月3日から現在の三殿親祭の形式となったそうです。明治41年9月19日制定の皇室祭祀令では大祭に指定されてい・・・
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初夢、初荷、初売り
元日の翌日は初夢、初荷、初売りなど、その年、初めてのことに縁起を担ぎます。つまり元日は初詣などの宗教行事が中心で、いわゆる仕事や作業はお休みする日です。キリスト教世界ではそれが安息日holidayとなっています。それも毎週1日やってきます。古来の日本は働き者ばかりだったのか、休みは盆と正月の二回が定例でした。むろん、奉公人は藪入りなどの休みがありましたが、農民は農作業の合間に休みます。自然は休んで・・・
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令和五年甲辰
明けまして、おめでとうございます。本年は甲辰(きのえたつ)です。そして元日は甲子(きのえね)という十干十二支の第一番という、始めるにはとてもめでたい日になっています。 甲辰の歳は活気にあふれ、力がみなぎる歳だそうです。今までがんばってきた人は今年、その成果が花開いたり、新しい才能が発見されたりする歳だそうですから、これまで努力された方には良い年になるでしょう。甲というのは十干の最初であり、また亀の・・・
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