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Pagan異教
このコラムではたびたびギリシア神話やローマ神話のことがでてきます。日本人には抵抗感がほとんどないと思いますが、欧米ではpagan gods(異教の神)と呼び嘲笑的なニュアンスがあります。キリスト教以外の宗教を異教と呼び差別します。ユダヤ教やイスラム教もキリスト教から見れば異教なのですが、paganとはいいません。Paganには多神教という意味もあります。欧米から見ると仏教も異教であり神道も異教です・・・
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3月9日
3月9日をネットで検索するとレミオロメンの「3月9日」が真っ先に出てきます。とてもいい歌なのですが著作権の問題もあるのでこの話題は割愛します。 この日は語呂合わせが楽らしく、サンキュー(感謝)の日、雑穀の日、酢酸の日、佐久ケーキの日などさまざま。他にも記念切手記念日とか関門国道トンネルの開通とか、古い所では寺田屋事件の日とか、古事記が元明天皇に献上された日とか、いろいろあるようです。新暦と旧暦が混・・・
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庚申
3月8日は庚申(かのえさる)の日です。60日に1回ある庚申の日は庚申(こうしん)の行事が行われる地域が今でもあります。今年の初庚申は1月7日であったため、人日(じんじつ)の節句の七草粥と重なったため、実質的に本日が初庚申となります。 庚申信仰はいわゆる民間信仰で、元は老子が説いた道教の三尸説(さんしせつ)に密教や修験道などの日本の宗教が絡み合って作られてきたものです。庚申講や庚申待をしているお寺や・・・
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消防記念日
3月7日はいろいろな語呂合わせがあり、魚の日とか七味の日とかサウナの日とかいろいろあります。公式な日としては消防記念日があり、1948年のこの日に消防組織法が制定され、同時に警察機構も改正されました。消防と警察が分離した記念日なのです。それまでは消防は警察と一緒だったのは驚きですね。警察と消防はどこの省に所属しますか、というクイズに回答を困る人がけっこういます。警察は警察庁という答えがでそうですが・・・
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地久節
3月6日は戦前まで地久節といい皇后陛下の誕生日でした。天長節が天皇誕生日と名称が変わった時に一緒に廃止になったようです。なので最後の地久節は香淳皇后の誕生日でした。なぜ地久節というかというと老子の第7章「天長地久」から採られているからです。 地久節は1931年大日本連合婦人会の設立と共に「母の日」になりました。つまり母を敬うという考えはかなり前から日本には定着していたわけです。 しかし戦後GHQの・・・
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啓蟄
3月5日は旧暦如月三日です。この日から如月節(二月節)に入り、睦月の雨水が終わって、次の二十四節気の啓蟄(けいちつ)になります。啓は「開く」という意味で、蟄は「虫などが閉じこもる」ことをいいます。啓蒙といえば蒙を開くということで、知識がない人に専門的な内容を教えることです。現代からすると上から目線の表現なので嫌われるかもしれませんが、昔は字の読めない人もたくさんいて、書物を読んで知識をもつというこ・・・
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二日灸
3月4日は旧暦如月二日です。この日にお灸をすると普段の倍の効果があるとされ、二日灸といいます。灸はやいとともいいます。灸は今でも一部では人気があり、とくに焼け跡ができないタイプが発売されてから広く利用されています。本来は艾(もぐさ)に火をつけるもので、どうしてもやけどができます。また虫封じということで、昔は子供がいたずらをするとお灸をすえたことから、強く注意することを「お灸をすえる」という慣用句が・・・
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耳の日
3月3日はひな祭りですが、そちらはあちこちで話題になるので、もう1つあまり知られていない耳の日を話題にします。例の語呂合わせによる記念日です。昭和31年日本耳鼻咽喉科学会の提案により制定されました。他にも3という字が耳の形に似ているから、という後付けのような理由もあります。耳の日は耳を大切にしようという日ではなく聴覚障碍者への福祉を普及する意味があります。また電話の発明者グラハムベルは1847年3・・・
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如月
令和4年3月2日は旧暦1月30日。旧暦的表現をすると壬寅年睦月晦日甲寅(みずのえとらとしのむつきみそかきのえとら)です。全部漢字で書けるなんてすごいと思いませんか。そして日にちの特定法として、年は干支の60種類、月は別名の12種類、日は月齢の30種類、さらに干支の60種類が指定されています。つまり確率的にいうと60x12x30x60=1,296,000であり、ざっくりといえば130万分の1というこ・・・
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3月
3月1日は旧暦1月29日、まだ睦月です。しかし3月と聞くと春がやってきたという感じになります。実際、日本各地では春の便りも一部聞こえてきます。 英語で3月をMarchといいますが、語源はローマ神話のMarsマルスです。マーチというと日本では大学名の方を頭に浮かべる人の方が多いかもしれません。あるいは車の名前。英語のmarchには行進の意味もあるので、この月にはいろいろな行進が米国で行われます。今年・・・
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睦月の異名
2月28日は旧暦1月28日。今年はたまたま新暦2月1日が旧暦1月1日朔日なので、今月はぴったり1月遅れでしたが、その一致も今日までです。旧暦では1月30日まであるので、あと2日分が翌3月になり、新暦3月3日が旧暦の2月1日朔日となり新月になります。 1月は別名睦月であることは知られています。ではなぜ睦月というかというのは諸説あるようですが、私の好みでいえば、睦は「仲睦まじい」の睦なので、仲が良いと・・・
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日干支
干支といえば年干支がよく知られています。実は月や日にも干支が当てはめられています。鰻を食べるのに丑の日とか、安産のお守りをいただくのは戌(いぬ)の日がいい、などという言い伝えがありますが、これは十二支を当てはめた日のことです。旧暦カレンダーには月の干支と日の干支もあり、それぞれが十干十二支の60種類が当てはめられているのですから、その組み合わせは60x60x60=216,000通りもあるわけですか・・・
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226事件
2月26日はあの226事件の日です。この日になるとなぜか五代目柳家小さん師匠のことを思いだします。たぶんインタビュー番組か高座のマクラなのかだったという曖昧な記憶ですが、師匠はまだ前座だった頃、徴兵になり入隊後1か月で配属された歩兵連隊が226事件の出動で反乱軍になってしまったという話をされていました。夜明けに叩き起こされて出兵になり、訳も分からないうちに反乱軍にされてしまい、挙句に満州に転属にな・・・
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初天神
毎月25日は天神祭です。現在は新暦1月25日を祭礼にしている天満宮が多いと思いますが、旧暦の方が昔の習慣がよくわかります。天神様は言わずと知れた菅原道真公ですが、天の神という意味ではなく、道真公の神号である天満大自在天神の略称なのです。それゆえ道真公を祭る神社は天満宮と呼ばれます。それにしてもすごい神号で平安時代の人はよほど恐れたと見えます。道真公(菅公ともいう)はいわゆる怨霊で、日本では古来、怨・・・
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大喪の礼
平成元年(1989)2月24日は昭和天皇の大喪の礼があった日です。崩御されたのは1月7日でした。昭和天皇はご在位が63年と長く、その前の大正天皇の大喪の礼は昭和2年(1927)でしたから、当時10歳以上だった人はこの時73歳以上ということです。2度見た方は少なかったでしょう。当時テレビなどありませんから、葬列を見た人はほとんどないと思われます。ネット情報では「大喪儀は2月7日夜に天皇の霊柩を乗せた・・・
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天皇誕生日
2月23日は天皇誕生日です。天皇についてあれこれ議論するのは畏れ多いので、外国人がどう考えるのかを考えてみたいと思います。英語ではEmperorといいますが、陛下を英語でどう呼ぶかというと、ちょっとややこしくて、面と向かっての場合(まず滅多にないですが映画などでは出てきます)Your Majestyです。それ以外は三人称でHis Majestyです。なので今上陛下はHis Majescty the・・・
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猫の日
2月22日は例の語呂合わせで、ニャンニャンの日、猫の日です。ちなみに犬の日も当然ありますが、今日は猫の話題のみにします。猫に関する話題は非常に多いので選択に困るのですが、まずは猫目石(キャッツアイ)について。キャッツアイというと漫画の方が有名かもしれませんが、本来は宝石の名前です。正確には猫目石とキャッツアイは別物でクリソベリルという種類だそうです。猫の目の瞳孔のような縦筋模様がでる宝石のことだそ・・・
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国際母語デー
2月21日は国際母語デーInternational Mother Language Dayです。言語と文化の多様性、多言語の使用、そしてあらゆる母語の尊重の推進を目的として、UNESCO(ユネスコ)が1999年11月17日に制定したものです。 ユネスコと聞くと日本では世界文化遺産のことしか報道されませんが、マスコミもこういう重要な日は報道と解説をしてほしいものです。1952年2月21日、当時はパキ・・・
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寒椿
この季節の花の中で目立つのは梅と椿ですね。椿は日本人好みなのか、いろいろな種類があります。中でもよく文芸作品や俳句に出てくるのが「侘助」という種類です。小ぶりの一重咲で、名前の由来について諸説があります。千利休が好んだということもあり、茶の湯のわびさびに通じることから、多くの文人の好みとなったようです。普通の椿のようにたくさん一度に咲くのではなく、寒中にぼつぼつと寂しげにうつむき加減の下向きに花が・・・
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雨水
2月19日、旧暦1月19日は二十四節季の雨水(うすい)です。同じ漢字ですがアマミズではありません。1月4日から立春となり、15日間が過ぎて次の節季に入ります。意味は雪が解けて雨になる、それだけ春が進むということだそうです。実際にはまだ雪も降る地域が多いのですが、確かに春の訪れを感じさせる自然現象が見られます。昔の人はこうした小さな変化にも敏感に反応して楽しんでいたのですね。 冬は乾燥が進みますが、・・・
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